「メイクのノリが気になる」「肌が乾燥してごわつく気がする」──そんな経験はありませんか。
そんな時は、メイクを落とす「クレンジング」を見直してみてはいかがでしょうか。
メイクを楽しむ日々のなかで、肌のコンディションをキープするには、クレンジングを取り入れた丁寧なスキンケアが大切です。
本記事では、クレンジングの役割や洗顔との違い、使用する際の正しい手順や注意点を紹介します。クレンジングについて基礎からわかりやすく説明しているため、ケア方法を見直すきっかけになれば幸いです。

監修者:稲本 和也
岡山県の倉敷中央病院で初期臨床研修過程修了後に、同院形成外科で後期研修医として採用される。その後福岡大学形成外科入局、助教として採用難易度の高い手術、再建外科、抗加齢・美容医療を経験。
形成外科学会専門医資格を取得、同大学で医局長就任。さらなる患者さんの生活の質の向上を目指し、六本松稲本クリニック形成外科、美容皮膚科を開院。
日本形成外科学会専門医/日本美容外科学会(JSAPS)会員/日本美容皮膚科学会会員/日本抗加齢学会/日本創傷外科学会会員/日本東洋医学会会員
https://inamoto-clinic.jp/news/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
クレンジングとは
「クレンジング」とは、油性成分の多いメイクを落とし、肌を清潔に保つためのスキンケア製品です。
油性の成分を油に溶かして落とすため、肌になじませてからティッシュやコットンなどで拭き取ったり、水で洗い流したりして使います。
クレンジングと洗顔料の違い
クレンジングに関するよくある質問として、「洗顔料との違い」が挙げられます。
洗顔料は、主に顔に付着したホコリ・汗・皮脂・花粉などの汚れを落とすために用いられるスキンケア製品です。
メイクなどに含まれる油分を中心に落とすクレンジングとは、目的が異なります。
クレンジングと洗顔料はメイクの量・汚れの程度・肌の状態・使い勝手の良さなどを踏まえたうえで併用すると、よりすこやかな肌が目指せます。
クレンジング後のダブル洗顔(W洗顔)は必要?
ダブル洗顔(W洗顔)とは、「クレンジング」でメイク汚れを落とした後に、「洗顔料」で皮脂や古い角質を落とすために再度洗うことを指します。
クレンジングと洗顔では基本的な役割が異なるため、目的を使い分け、W洗顔できるのが理想的です。
なお、ダブル洗顔が必要かどうかは、使用するクレンジングの種類や肌の状態によって異なります。
クレンジング後にぬるつきを感じ、よりさっぱりした洗いあがりを求める場合は、ダブル洗顔を行うと良いでしょう。
また、アイメイクやポイントメイクをしっかり楽しんだ日や、アウトドアを楽しんだり、日焼け止めを使ったりした日も、ダブル洗顔を行うことで汚れをしっかり落とせます。
クレンジングの正しい手順(ステップ)
クレンジングを行うための正しい手順は、以下の3ステップです。
以下の手順に沿ってクレンジングすることで、すこやかな肌を目指せます。
1.手を清潔にする
クレンジングする手が汚れていては、肌を清潔にお手入れできません。まずは石けんを使って手指をきれいに洗浄しましょう。手のひらや指の間、指先まで丁寧に洗います。
なお、手を洗った後は清潔なタオルでしっかり水気を拭き取り、手を乾いた状態にするよう意識してください。クレンジングは「乾いた手肌で使う」ことで、よりなじみやすくなります。
2.適量のクレンジングを手に取り、ゴシゴシと擦らずやさしく顔全体になじませる
メイクの濃さに応じて適量のクレンジングを手に取り、指先をくるくると滑らせるようにしながら、メイクとなじませます。小鼻など顔の凹凸がある部分は、特に丁寧なお手入れを心がけましょう。
ただし、小鼻などは強く擦ると小鼻周りの赤みや毛細血管が拡張する原因になります。なじませる際は、そっと触れる程度で十分です。
3.温かなぬるま湯を使って、洗い残しのないようにしっかり流す
すすぎ残しのないように、適温のぬるま湯を使って十分に洗い流しましょう。特に小鼻周り・眉間・フェイスラインなども、流し忘れのないように注意してください。
クレンジングの種類と特徴|自分に合う選び方のポイント
クレンジングには、様々な種類やテクスチャがあります。
自分に合ったクレンジングを選ぶために、以下では各クレンジングタイプの特徴を紹介します。
オイルタイプのクレンジング|濃いメイクにおすすめ
オイルタイプのクレンジングは、メイクの油分と絡みやすいため、しっかりメイクをした日のオフにおすすめです。肌への摩擦をやわらげ、うるおいを保ちながらお手入れできます。
全顔で使うだけでなく、特に気になるところに部分的に使うのもおすすめです。マスカラを重ね付けしたり、アイライナーを濃く引いたりした日は、部分的に使用するときれいにメイクを落とせます。
クリームタイプのクレンジング|年齢肌が気になる方におすすめ
クリームタイプのクレンジングは、強く擦らなくても優しくなじみ、肌を労わりながらケアできます。
普段からナチュラルメイクの方やマイルドに洗いあげたい方に適したタイプです。
また、肌荒れが気になる時など、優しくメイクオフしたいシーンでも使いやすいクレンジングです。
ミルクタイプのクレンジング|乾燥肌さんにおすすめ
ミルクタイプのクレンジングは、トロリとした質感で伸びが良く、保湿しながらケアしたい方に適したクレンジングです。
洗いあがりでも肌が突っ張りづらく、もっちりとした感触に仕上がるのが特徴です。
ジェルタイプのクレンジング|使い心地重視派におすすめ
ジェルタイプのクレンジングは、心地よい肌当たりで、摩擦を抑えながらやさしくメイクや汚れを落とせることが特長で、使い心地を重視したい方におすすめのタイプです。
肌のうえでするすると広がり、軽い力でも汚れをしっかり包み込めるため、肌への負担を抑えながら快適に使うことができます。
ただし、ジェルタイプには「水性」と「油性」の2種類があり、目的に応じて選ぶことが大切です。水性はさっぱりとした使用感で、ナチュラルメイクを落としたい時に使いやすい傾向があります。一方、油性はメイク落ちがよく、濃いアイメイクや皮脂が多い日のクレンジングとして活躍します。
水性・油性で質感が異なるため、メイクや肌の状態に合わせて使い分けるようにしましょう。
ローションタイプのクレンジング|忙しい時にもおすすめ
ローションタイプのクレンジングは、ローションをコットンに含ませて拭き取るだけで簡単にメイクを落とせます。
仕事・家事・育児などで多忙な時や、時間をかけたクレンジングが面倒な時でもメイクを手早くオフできます。帰宅後、メイクだけサッと落としたい時にも便利です。
そのほか、簡単に化粧直ししたい時やナチュラルメイクのオフなどにも適しています。
シートタイプのクレンジング|実用性重視の方におすすめ
実用性を重視する方には、持ち運びに便利なシートタイプがおすすめです。
出先でのメイク直しや、お泊まりなどのシチュエーションでも場所を選ばず手軽に使える点が魅力で、化粧ポーチに常備しておけば、気軽に洗顔できない外出先でのお手入れアイテムとして活躍するでしょう。
ただし、マスカラなど濃いアイメイクをしっかり落としたい時は、洗浄力の高いオイルやクリームタイプと併用するのがおすすめです。
クレンジングの注意点と美肌に導くアフターケア
ここからは、美肌を目指すための、クレンジングの注意点とおすすめのアフターケアを紹介します。
忙しくて毎日のケアに時間をかけられない方も、以下のポイントを押さえて効率的にお手入れしましょう。
やさしく丁寧にクレンジングする
クレンジングでは、ただメイクを落とすだけでなく、肌への摩擦や乾燥をできるだけ減らす意識を持つことが大切です。丁寧なケアを意識するだけで肌への負担は大きく変わります。
クレンジングを行う際は、「触れるか触れないか」ほどの優しさで行うのが理想的です。力をかけないことで、肌のバリア機能を守りながら汚れを落とすことができます。
洗顔も同様、やさしく丁寧に泡を使って洗うことを心がけましょう。泡立ちが不足していると摩擦につながる恐れがあります。
また、洗い流す際の水温も肌へのやさしさを左右する要素です。熱すぎず冷たすぎない、自分が心地よいと感じる適温のぬるま湯で、すすぎ残しのないようにメイクを落としましょう。
クレンジングや洗顔は毎日の習慣だからこそ一度立ち止まり、「無意識で行っている手の動き」を見直すことが、肌を労わるケアにつながります。
クレンジング・洗顔後はすぐに保湿する
クレンジングや洗顔を終えた肌は、一時的に皮脂やうるおい成分が落ち、無防備な状態です。放置すると乾燥を引き起こしやすくなるため、洗顔後はなるべく早めに保湿ケアを行いましょう。
肌から必要以上に油分を取りすぎないよう、素早く化粧水で水分を補い、その後、乳液やクリームなどの油分でやさしく保湿して肌をうるおわせます。
なお、なるべく短時間でお手入れしたい方は、複数のアイテムを使い分けるよりも成分に注目して保湿効果の高いものをひとつ選んで使うのがおすすめです。
まとめ:正しいクレンジング習慣で理想の美肌へ
クレンジングは、油分の多いメイクを落として肌を清潔に保つために欠かせないアイテムです。また、肌を清潔に保ち、美しさを維持するための大切なステップのひとつです。
本記事では、クレンジングと洗顔の違いや、クレンジングの正しい手順と種類、注意点を紹介しました。
クレンジングを行う際は、メイクの濃さや肌質に合わせて適切なタイプを選び、やさしく丁寧にオフすることで、肌トラブルの予防につながります。さらに、洗顔・保湿と合わせたトータルスキンケアを意識することで、すこやかな肌へ導くことができます。
自分に合ったクレンジングを選んで、肌を整えましょう。
N organicのスキンケア
N organicでは、「ありのまま」の自分を愛するためのスキンケア商品を提供しています。
肌悩みや年齢に応じた、「本当に必要なケア」に正面から向き合いたい方におすすめです。多忙な現代人でも続けやすい、シンプルでミニマルなスキンケアラインを、ぜひ活用してください。
N organic Basic スージング クレンジングジェル
「1分に6個売れた※」実績を誇る、新感覚のジェルクレンジングジェルです。
ジェルからオイルに変化するテクスチャが、短時間でメイクとなじみ、肌への負担を抑えながらすっきり洗い落とします。
単なるメイク落としに留まらず、肌に纏うあらゆる汚れをすっきりと洗いあげ、マスカラやマツエクにも使えます。
※2025年1月17日販売後計測時点での販売実績
Customer Reviews(お客様の声)
40代/定期便3ヶ月利用
★★★★★
良い感じ
リピ買いしちゃうほど、私には合っていました!香りも好きだし、メイク落ちも!
2025.04.15
50代/定期便1年利用
★★★★★
良い!
乳化したタイミングが触り心地でわかる感じが好きです。ミルククレンジングを使っていましたが、こちらに変えようかと思っています。
2025.03.29
40代/定期便2年利用
★★★★★
気持ち良い!
ミルクもクリームも好きでしたが、ジェルが1番好きかも知れません。しっかり密着している感じがたまらないです。
2025.03.28
N organic Basic スージング クレンジングジェルの詳細はこちら
N organic モイスチュア&バランシング クレンジングミルク
「オイルで落とし、ミルクで保湿」をテーマに掲げた、美容液のようなうるおいに満ちたミルククレンジングです。
天然成分が86.6%配合されている低刺激処方で、肌のうるおいを守ります。洗いあがりも突っ張りにくく、うるおいヴェールを実感できます。
エタノール・合成香料・パラベン・鉱物油・着色料・石油系界面活性剤は、全て不使用です。
Customer Reviews(お客様の声)
50代/定期便3年利用
★★★★★
肌へ
何年も使い続けています。なめらかなテクスチャで肌の上を滑ってくれる。勿論しっかり汚れも落としてくれますので文句無しのクレンジングです。
2024.03.17
30代/定期便1年利用
★★★★★
リピートしています
かれこれ3、4本目です。 香りを感じつつ優しくマッサージしながらクレンジングしています。
2024.03.23
40代/定期便2年利用
★★★★★
香りが良い
香りが良くて癒されます マッサージもできます
2023.12.15
N organic モイスチュア&バランシング クレンジングミルクの詳細はこちら
N organic Vie モイストリフト クレンジングクリーム
大人の肌へ寄り添いながら、年齢に応じたうるおいを意識したクリームタイプのクレンジングです。
摩擦感を抑えた伸びの良いテクスチャで、洗いあがりのぬるつきを抑えられます。
リラックスシトラスの香りに包まれながら、ゴワつきが気になる大人の肌をやわらかく洗いあげます。
エイジングケア※を目指す方や、肌荒れをやさしく労わりたい方におすすめです。
※年齢に応じたうるおいを与えるケア
Customer Reviews(お客様の声)
30代/定期便3ヶ月利用
★★★★★
リラックス
しっかりメイクの日はこちらを使用し続けていますが、テクスチャと洗った時の感触が気に入っています。
2024.10.29
30代/定期便11ヶ月利用
★★★★★
毎日
毎日のお風呂タイムの癒しです。良い香りに包まれメイクとともに落としています。
2024.03.17
50代/定期便1年利用
★★★★★
さわやかな香りに癒されます
テクスチャもよく、お顔全体にマッサージしながらひろげていく時に香る柑橘系の匂いに毎日癒されています。洗顔フォームと一緒に利用すると洗い終わった後もとても良い感じです。これからもずっと愛用したいと思っています。
2023.12.17