「なんだか最近、肌の調子が良くない。今よりも肌を綺麗にしたい…」――鏡を見て、そんな風に感じることはありませんか。
肌を綺麗な印象にするためには、自分の肌に寄り添ったケアが必要です。ただ、「何から取り入れれば良いのだろう…」と迷ってしまう方も多いようです。
本記事では、肌を綺麗にする方法を解説します。肌を綺麗な印象にするために必要なアプローチを具体的に解説するため、綺麗な肌を目指す方が毎日の習慣を見直すきっかけになれば幸いです。

監修者:伊東 秀記
立川皮膚科クリニック 院長
皮膚科専門医。
1997年3月東京慈恵会医科大学医学部卒業
その後、複数の病院にて皮膚科医長を務める。
2008年10月に立川皮膚科クリニック開院。
その後も複数のクリニックの開設に携わり、現在に至る。
立川皮膚科クリニック:https://tachikawa-derma.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
そもそも「綺麗な肌」とはどんな肌?
肌を綺麗な印象にする方法を知る前に、そもそも綺麗な肌とはどのような状態なのかを理解しておきましょう。一般的には、以下のような肌を指します。
うるおいがある
うるおいがある肌は、綺麗な肌といえます。
綺麗な肌は適度に水分が保たれており、肌の表面が皮脂膜で覆われているため、水分が蒸発しにくいのが特徴です。乾燥やカサつきを感じさせず、しっとりと柔らかな状態が続く肌は、綺麗な肌という印象を与えてくれます。
透明感・ツヤがある
透明感がある肌は、綺麗な肌と表現されます。
例えば、くすみがなくツヤがあり、肌の色が均一に整って見えるような状態が、透明感のある肌といえるでしょう。肌の代謝(ターンオーバー)が整っていると、透き通るような印象の肌に近付いていきます。
ハリ・弾力がある
ハリや弾力のある肌は、綺麗な肌の大切な要素のひとつです。
もっちりとした弾力があり、しわやたるみが目立ちにくい肌は綺麗な肌という印象を与えてくれます。肌がみずみずしく、十分なコラーゲン量を保っていれば、ハリのある若々しい印象の肌に見えるでしょう。
キメが整っている
キメが整っている肌は、綺麗な肌という印象を与えるうえで、大切なポイントです。
キメとは、肌表面にある細かい凸凹のことで、キメが細かく整っていると肌全体の透明感が上がり、綺麗に見えます。
キメが整っていないと、肌がなめらかに見えにくく、弾力も感じにくい状態です。そのため、肌を綺麗にするためにはキメを整えることが大切です。
肌トラブルがない
肌トラブルがない肌は、綺麗な肌という印象を与えます。
肌トラブルには、乾燥によるニキビやカサつき、赤み、ザラつき、過剰な皮脂などが挙げられます。治療が必要なレベルでなくても、肌トラブルがあると、肌が不安定に見えてしまうことがあります。
乾燥による肌トラブルが起こりにくい肌は、すこやかで綺麗な印象の肌に見えるでしょう。
毛穴が目立たない
毛穴が目立たない肌は、綺麗な肌といえるでしょう。
毛穴に黒ずみや詰まりがあると、毛穴が目立ちやすくなり、肌のなめらかさも感じにくくなってしまいます。また、乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、毛穴が開いて目立ちやすくなることもあります。
毛穴が目立ちにくくなめらかな肌は、それだけで綺麗な肌と感じさせてくれる肌です。
肌を綺麗にするためには「内側」と「外側」両方からのアプローチが重要
肌を綺麗な印象にするには「内側」と「外側」の両方からのアプローチが重要です。
内側からのアプローチは生活習慣を見直し整えること、外側からのアプローチは主にスキンケアです。内側と外側の両方からケアすれば、綺麗な肌に近付けられます。
日常のなかで、両方をともに整えていくことを意識してみてください。
肌を綺麗にする方法①「内側」からのアプローチ
ここからは、肌を綺麗な印象にする方法を具体的に解説します。
まずは、「内側」からのアプローチです。綺麗な肌を目指して、生活習慣を整えていきましょう。
バランスの良い食生活を心がける
肌を綺麗な印象にするには、「バランスの良い食生活を心がける」ことが大切です。
食事は肌の基礎をつくります。1日3食きちんと食事を摂り、バランス良く栄養素を摂取することを意識してみてください。
偏った食生活によって栄養が不足すると、肌の老化が早まり、肌トラブル※が起こりやすくなります。過度に糖質や脂質を摂取せず、肌の調子を整える栄養素を積極的に摂りましょう。
肌の調子を整える栄養素には、主に以下のようなものがあります。
タンパク質
ビタミンA
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンE
食物繊維 など
※肌荒れ、乾燥、赤み
十分な睡眠時間を確保する
肌を綺麗な印象にするには、「十分な睡眠時間を確保する」ことも大切なポイントです。
ある研究によると、睡眠時間が4〜5時間よりも6〜8時間のほうが、肌の水分量が増えるといわれています。一方で、睡眠時間が長すぎるとかえって水分量や油分量が減ってしまうともいわれています。
とにかく長く眠るのではなく、自分に合った十分な睡眠時間を取ることが、綺麗な肌づくりのために大切です。
また、睡眠時間だけでなく「睡眠の質」も重要です。寝つきが悪い状態が続くと、肌が乾燥して肌の代謝(ターンオーバー)が乱れてしまう可能性があります。
睡眠の質を良くするには、寝る前にスマートフォンなどのブルーライトを控えたり、湯船に浸かってリラックスしたりするのがおすすめです。睡眠の時間と質、どちらも意識して、綺麗な肌に導くための土台を整えていきましょう。
適度に運動する
「適度な運動」も、肌を綺麗な印象にする方法のひとつです。
実際に、体操や筋力トレーニング、有酸素運動などを適度に取り入れることで肌の調子が整うという事実は、複数の研究で明らかになっています。
きつい運動を無理に行うのではなく、自分がやりやすい運動を継続できる頻度で取り入れるのがおすすめです。肌のためにも健康のためにも、運動の習慣をつくってみてください。
ストレスをためない
肌を綺麗な印象にする方法として、「ストレスをためない」ことも大切です。
ストレスは肌のバリア機能を低下させ、乾燥を引き起こしたり、ニキビができやすくなったりするなど、肌に悪影響を与えます。
ストレスの解消には、趣味を楽しむ、深呼吸するなどの方法が効果的です。また、十分な睡眠や適度な運動、入浴などもストレス解消効果が期待できます。
ストレスの原因は日常生活のなかに多くありますが、できるだけため込まないよう、自分に合った解消方法を見つけましょう。
入浴する
肌を綺麗な印象にするひとつの方法として、「入浴」も効果的です。
入浴には血流が良くなる、古い角質を取り除きやすくする、毛穴汚れが落ちやすくなるなどのメリットがあります。
実際に、普段はシャワーで済ませる方が2週間湯船に浸かるようにした結果、肌の水分量や弾力、キメなど複数の指標が良好になったと研究で明らかになっています※。
そのため、できるだけシャワーで済ませず湯船に浸かることを心がけましょう。入浴後は肌の水分量が減少するため、素早い保湿が必要です。
※出典:東京ガス 都市生活研究所「入浴による肌への効果~キレイな肌は浴槽入浴から~」
飲酒や喫煙は控える
「飲酒や喫煙を控える」ことは、肌を綺麗な印象にする方法のひとつです。
過剰な飲酒は糖化が進み、老化を促進させる物質を体内に増やしてしまいます。また、アルコール分解のためにビタミンB群や水分が大量に消費され、肌の乾燥を招く点も肌にとってデメリットです。
喫煙するとニコチンによって血管が収縮し、血行不良を引き起こして肌の老化につながります。さらに、喫煙によってビタミンCが大きく破壊されるため、メラニン色素が増加してシミやしわを引き起こす原因になります。
肌を綺麗な印象にするためには、飲酒や喫煙はなるべく控えるのがおすすめです。
肌を綺麗にする方法②「外側」からのアプローチ
肌を綺麗な印象にするもうひとつの方法が、「外側」からのアプローチです。肌に付着した汚れをきちんと落とし、保湿や紫外線ケアをすれば、綺麗な肌に近付きます。
以下では、外側からのアプローチとして、スキンケア方法について解説します。
なお、年齢別や肌質別のスキンケア方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
▶︎関連記事:「美肌になるには?整えたい生活習慣や年齢別・肌質別のスキンケアをわかりやすく解説」
夜はクレンジングをしてから洗顔する
肌を綺麗な印象にするには、スキンケア前の「クレンジング」と「洗顔」が大切です。
洗顔料だけの洗顔では、メイクや日焼け止めなど油分を含む汚れを落としきれず、毛穴が詰まって肌トラブル※を招くこともあります。そのため、洗顔に加えてクレンジングを行い、丁寧に汚れを落とすことが大切です。
クレンジングする時は、肌を擦らず、やさしくなじませて短時間で済ませるのがポイントです。そうすることで、肌への負担を減らしながら汚れを落とせます。
クレンジングアイテムは、洗浄力が強すぎず、かつ肌に摩擦を起こしにくいクレンジングアイテムがおすすめです。例えば、ジェルタイプ・クリームタイプなどがあります。
洗顔料はしっかり泡立ててから使うと、肌への摩擦が少なくなり、やさしく洗うことができます。
また、熱すぎるお湯で洗うと肌にとって大切なうるおいまで洗い流してしまうため、ぬるま湯を使って洗うのが良いでしょう。
※肌荒れ、乾燥、赤み
洗顔後はすぐに化粧水をつける
「洗顔後は乾燥する前にできるだけ早く化粧水をつける」ことが、肌を綺麗な印象にするコツです。
すこやかな肌を保つには、丁寧な保湿が欠かせません。洗顔後は肌のうるおいが減りやすい状態になるため、乾燥しないうちに化粧水で水分を届けてあげましょう。
化粧水は、適量を手のひらやコットンにとり、顔全体にムラなくやさしくなじませてあげるのがおすすめです。
化粧水後は乳液やクリームでフタをする
化粧水をつけた後は、「乳液やクリームでフタ」をしてあげましょう。乳液やクリームは、肌に油分を与えながら、水分の蒸発を防いでくれます。
化粧水だけでスキンケアを終えてしまうと、油分のフタがないため水分が蒸発してしまい、肌の乾燥を招いてしまいます。化粧水で水分を補った後は、油分を含む乳液やクリームを重ねて、うるおいをしっかり閉じ込めましょう。
乳液やクリームのベタつきが気になる方は、軽いテクスチャのアイテムを選んでみてください。
目的に合った美容液を取り入れる
肌を綺麗な印象にしたいなら、「自分の肌悩みに合った美容液をスキンケアに取り入れる」のがおすすめです。
化粧水や乳液は、ヒアルロン酸・セラミド・グリセリンなどの保湿成分を配合していることが多いですが、美容液はアイテムごとにアプローチする肌悩みが異なるケースも多いです。
そのため、パッケージや説明書などで、どんな成分がどんな目的で配合されているのかを確認しながら選んでみてください。
また、美容液の使用タイミングは、アイテムによって異なります。洗顔後すぐに使うタイプや、化粧水の後、あるいは乳液の後に使うタイプなどがあるため、推奨されている順番に従って使いましょう。
日焼け止めで紫外線ケアをする
肌を綺麗な印象にするためには、「日焼け止めによる紫外線ケア」も欠かせません。
紫外線は、肌にダメージを与えて老化を促進させてしまう存在です。そのため、紫外線に対抗するスキンケアを取り入れて、肌を守りましょう。
季節を問わず、屋外でも室内でも、朝のスキンケアの仕上げに日焼け止めを塗るのがおすすめです。また、外出時は日傘や帽子なども組み合わせながら、紫外線をケアできると良いでしょう。
まとめ:肌を綺麗にする方法を実践してみよう
肌を綺麗な印象にするには、身体の内側と外側、両方からのアプローチが必要です。生活習慣を整え、スキンケアを見直すことで、綺麗な肌に近付けます。
スキンケアのみ、または特定のスキンケアアイテムだけで全ての肌悩みを解決するのは難しいため、生活習慣を含めた地道なケアが重要です。
自分の肌と向き合いながら、必要なスキンケアを取り入れ、無理せず少しずつ生活習慣を整えていきましょう。
N organicのスキンケア
N organicでは、「ありのまま」の自分を愛するためのスキンケア商品を提供しています。肌悩みや年齢に応じた「本当に必要なケア」というコンセプトのもと、商品開発を行っています。
多忙な現代人でも続けやすい、シンプルでミニマルなスキンケアラインが特徴です。綺麗な肌へと導くアイテムもそろっているため、紹介します。
【すっきり、しっとり】N organic Basic スージング クレンジングジェル
N organic Basic スージング クレンジングジェルは、ジェルタイプのクレンジングです。
みずみずしいジェルですが、肌につけるとオイルへ変わります。肌にうるおいを残しながら、メイク汚れや大気汚れ、古い角質などをしっかり落とすのが特徴です。肌なじみが良いため、ゴシゴシ擦らなくても汚れを落とせます。
余分な皮脂も落とせるため、すっきりとした洗いあがりなのもポイントです。
Customer Reviews(お客様の声)
50代/定期便2年利用
★★★★★
つるんと
まさにバターのようになめらかでジェルに変わってつるんと洗い流してくれました。
2025.05.12
50代/定期便1年利用
★★★★★
使い心地なめらか
何ともいえないなめらかさで、気持ち良くメイクオフできます。肌が整ってくるようにも感じるので、少し使い続けてみようと思っています。
2025.04.03
N organic Basic スージング クレンジングジェルの詳細はこちら
【うるおいを与えてキメを整える】N organic Basic バランシング ローション
N organic Basic バランシング ローションは、肌のバリア機能をサポートする化粧水です。
肌にうるおいを与えて、綺麗な肌の条件のひとつであるキメを整えます。しっかりうるおうため、肌の乾燥が気になる方におすすめです。みずみずしいテクスチャで、季節を問わず使いやすいのもポイントです。
N organic Basic バランシング ローションの詳細はこちら
【なめらかでベタつかない】N organic Basic バランシング エッセンスミルク
N organic Basic バランシング エッセンスミルクは、肌にうるおいを与えてくれる乳液です。
肌のバリア機能をサポートし、キメを整えてくれます。なめらかなテクスチャなので、ベタつきが気になる方も使いやすいでしょう。