「最近肌のくすみが気になる…」「肌をトーンアップしたい…」――そんなお悩みを抱えていませんか。
肌は乾燥や血行不良、紫外線ダメージなどで透明感が損なわれることがあります。
本記事では、肌をトーンアップしたい際のケア方法やポイントを解説します。なお、スキンケアで目指す肌のトーンアップとは、肌の色そのものが持って生まれた色より明るくなるのではなく、肌状態が整うことで、肌が明るく透明感のある印象に見える状態を指します。
自分のライフスタイルに合う方法を取り入れて、すこやかな肌を目指すきっかけになれば幸いです。
なお、肌のトーンアップについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
▷関連記事:美白※になる方法とは?肌が暗く見える要因とスキンケア方法・生活習慣を紹介
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※ メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

監修者:福井 美典
医師(糖尿病専門医・抗加齢医学専門医・救急科専門医・総合内科専門医・栄養療法医・美容皮膚科医)
糖尿病内科・栄養療法・美容皮膚科に従事。分子栄養学に基づき、不足栄養素を補うことで、からだの細胞を活性化させる栄養療法を取り入れている。糖尿病診療においては、からだにやさしい血糖値コントロールを基本に、低糖質・高タンパク質の食事の大切さを、臨床で自ら栄養指導をしている。美容皮膚科診療においては、美容施術のみならず、栄養療法を基本としたインナーケアにも尽力している。
福井内科医院:https://www.seijinkai-clinic.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
肌のトーンアップとは?
スキンケアで目指す肌のトーンアップとは、肌が明るく透明感のある印象に見える状態を指します。肌の色そのものが持って生まれた色より明るくなるのではなく、肌状態が整うことで見た目の印象が明るくなるという意味です。
血行や水分量が整った健康的な肌は、光を均一に反射しやすく、自然な透明感を感じさせます。一方、乾燥などにより古い角質が蓄積すると、肌がゴワついて光をきれいに反射できなくなるため、くすんで暗い印象に見えることもあります。
また、肌がトーンアップすると、清潔で健康的な印象を与えやすくなります。
肌のトーンが暗く見える原因
肌の明るさは、本来の肌色だけでなく、乾燥や血行、生活習慣など複数の要因によって変わります。以下では、肌のトーンが暗く見える原因を解説します。
肌のトーンが暗く見える原因①乾燥
肌が乾燥すると角質が厚くなり、肌表面が水分不足の状態になって、くすんで見えやすくなります。
肌が乾燥してキメが乱れると凹凸が目立ち、光を均一に反射できなくなります。その影響で、肌からツヤや透明感が失われ、トーンが暗く見えてしまうのです。
特に、秋冬の乾燥した季節や、暖房やエアコンで湿度が低下した環境は、乾燥が進みやすい傾向があります。
肌のトーンが暗く見える原因②血行不良・冷え
血行が悪くなると、肌に十分な酸素や栄養が行き届かず、本来持つ明るさが失われてくすんだ印象に見えやすくなります。
また、血行不良によって肌の代謝(ターンオーバー)が低下すると、肌表面に不要な汚れが蓄積し、老廃物がスムーズに排出されにくくなって、肌の透明感が失われます。
さらに、冷えによって血管が目立つと、顔色が青くくすんで見えることがあります。
肌のトーンが暗く見える原因③紫外線ダメージ
紫外線を浴びるとメラニンが過剰に生成されてシミの原因となり、肌が全体的に暗く見えやすくなります。
紫外線は皮膚の乾燥を招く要因のひとつです。乾燥によって肌のキメが乱れると、光を均一に反射しにくくなるため、くすみにつながります。
なお、紫外線のなかでもUVAは肌の奥深くまで届き、ダメージを与えるとされています。こうした影響はすぐにはわからない一方で、蓄積することで肌に悪影響を及ぼす可能性がある点に、注意が必要です。
肌のトーンが暗く見える原因④生活習慣
睡眠不足は、肌の代謝(ターンオーバー)が乱れて古い角質が残りやすくなり、肌がくすんで見える原因となります。
また、糖質や脂質の摂りすぎなど、栄養バランスの偏った食事にも注意が必要です。肌に必要な栄養素が不足するとコンディションが整いにくくなり、透明感の低下につながります。
さらに、水分不足や運動不足も、血流や代謝の低下を招いて肌のくすみにつながってしまいます。
そのほか、喫煙習慣も血行不良を引き起こす要因のひとつです。血流が悪くなると、肌へ酸素や栄養が届きにくくなり、トーンダウンした印象につながることがあります。
肌をトーンアップするためのケア方法
肌をトーンアップするためには、特別なスキンケアを加えるよりも、日々の基本的なケアを丁寧に行うことが大切です。以下では、肌をトーンアップするためのケア方法を解説します。
クレンジング・洗顔を適切に行う
肌のトーンを明るく見せるためには、適切なクレンジングと洗顔が基本です。メイク汚れや余分な皮脂、毛穴の詰まりをしっかり落とすことで、肌表面に残りやすい汚れによるくすみを防ぎやすくなります。
クレンジング・洗顔では、バリア機能を守るために、ゴシゴシ擦らず、摩擦を抑えて洗います。クレンジングは指の腹を使い、やさしくなでるようになじませましょう。洗顔は洗顔料を十分に泡立て、きめ細かな泡で包み込むように洗うのがポイントです。
肌に必要な皮脂まで洗い流してしまわないよう、すすぎは体温より少し低いくらいのぬるま湯を使いましょう。毎日の基本ケアを丁寧に行うことが、くすみの目立たない明るい印象の肌につながります。
なお、クレンジング・洗顔のやりかたや順番、タイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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スキンケアで肌を整える
毎日のスキンケアは、「化粧水→美容液→乳液→クリーム」の順番をベースとして、基本に則って行うことが大切です。肌に必要なうるおいと油分を段階的に補うことで、肌環境が整いやすくなります。
まず、化粧水でしっかり水分を与えることで、乾燥によるくすみを防ぎ、明るい印象の肌に整えます。その後、乳液・クリームで水分の蒸発を防ぐことが大切です。油分でフタをすることで、肌のうるおいが持続しやすくなります。
化粧水や乳液は、顔全体にのばした後、手のひらでハンドプレスしてなじませることがポイントです。なお、朝のスキンケア後は日焼け止めを塗る習慣をつけ、紫外線によるくすみを防ぎましょう。
スキンケアの順番については、以下の記事で詳しく解説しています。
▷関連記事:化粧水と乳液を塗る基本的な順番は?朝・夜別のスキンケアや順番が変わるケースを解説
マッサージを取り入れる
顔のマッサージを取り入れることで血流が促され、肌全体に酸素や栄養が届きやすくなり、自然なトーンアップ効果が期待できます。
マッサージをする際は、指の腹を使ってやさしく顔の上を滑らせるように行うと、肌への負担を抑えながら血行を促進できます。
マッサージは、顔の中心から外側に向かって、心地良いと感じるくらいの力加減で行いましょう。マッサージ用のクリームを使うと、指のすべりが良くなり、摩擦を防ぎながらコリをほぐせるためおすすめです。
生活習慣を見直す
規則正しい生活リズムを保つと、肌の代謝(ターンオーバー)が乱れにくくなり、すこやかな印象の肌をキープしやすくなります。
十分な睡眠を取ることで肌の代謝(ターンオーバー)が整い、くすみの目立たない明るい肌を保ちやすくなります。
栄養バランスの良い食事も大切です。いちご・ブロッコリーなどに含まれ、肌を整えるビタミンCや、アボカド・アーモンドなどに含まれるビタミンEを積極的に摂りましょう。赤身肉・ほうれん草などに含まれ、栄養を届けやすくする鉄分の摂取も、日々の食事で意識してみてください。
そのほか、適度な運動を習慣にすると血行が促進され、顔色が明るく見えやすくなります。水分をしっかり摂ることも、血行を良くするうえで大切なポイントです。
また、ストレスを溜めると肌の血行が悪くなり、くすみにつながるため、リラックスできる時間を適度につくりましょう。
肌のトーンアップを目指す時のポイント
肌を明るく整えるためには、日々のスキンケアに加えて、肌を取り巻く環境や外的刺激にも気を配ることが大切です。以下では、肌のトーンアップを目指す際に押さえておくべきポイントを解説します。
紫外線対策は習慣化する
明るい印象の肌を保つためには、紫外線対策を習慣化することが大切です。紫外線を浴びる量を減らすことで、肌のメラニン生成が抑えられ、くすみを防ぎやすくなります。
紫外線は一年中降り注いでいるため、夏だけではなく年間を通しての対策が必須です。紫外線は屋内も届くため、外出しない日も日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
日焼け止めは、汗・皮脂・衣服との摩擦などによって落ちやすくなります。効果を維持するために、2〜3時間ごとを目安に塗り直し、紫外線ダメージを防ぎましょう。
また、日焼け止めと併せて、日傘・帽子・サングラスなどで物理的に紫外線をカットする方法も有効です。
なお、紫外線対策については以下の記事で詳しく解説しています。
▷関連記事:紫外線対策をするべき理由と方法とは?日焼け止めの選び方・塗り方など基本を解説
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※ メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
スキンケアは季節や肌状態に合わせて調整する
健康的な肌を保つためには、季節や肌の状態に応じたスキンケアを行うことが大切です。
春は花粉が肌への刺激になりやすいため、帰宅後はすみやかに洗顔して顔に付着した汚れを落としましょう。夏は紫外線量が増えるため、日焼け止めを中心とした紫外線対策をしっかり行ってみてください。
秋冬は空気が乾燥しやすく、肌の水分が奪われやすいため、乳液・クリームでしっかり保湿し、肌のくすみや乾燥を防ぎましょう。
なお、肌が敏感に傾いている時は、アルコールフリーや無香料などの低刺激設計のアイテムがおすすめです。乾燥が特に気になる時は、セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたアイテムを取り入れるのも良いでしょう。
まとめ:日々のスキンケアと習慣で肌のトーンアップを目指そう

肌のトーンアップを目指すためには、適切なクレンジングと洗顔で汚れを落とし、十分な保湿でうるおいをキープすることが大切です。
マッサージを取り入れて血行を促したり、睡眠や食事など生活習慣を見直したりする方法も有効です。外側からのケアと内側からのケアを組み合わせることで、肌のコンディションは整いやすくなります。
日々の小さなケアや習慣の積み重ねが、透明感のある肌へつながります。無理のない範囲でケアを続けながら、生き生きとした明るい印象の肌を目指していきましょう。






