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日焼け止めの選び方を徹底解説!PAとSPFの違いから効果的な使い方まで基本を紹介
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紫外線ケア

日焼け止めの選び方を徹底解説!PAとSPFの違いから効果的な使い方まで基本を紹介

「日焼け止めはたくさんの種類があって、どれが良いのか、いつも迷ってしまう…」――そんなお悩みはありませんか?

ドラッグストアや通販サイトには、たくさんの種類の日焼け止めが並んでおり、どれが自分の肌に合っているのか、選びきれないという方も多いかもしれません。

本記事では、日焼け止めの基礎知識から選び方のポイント、紫外線が肌に与える影響、日焼け止めの塗り方まで詳しく解説します。

日焼け止め選びに悩んでいる方や、これからの季節に向けて紫外線ケアを見直したいと感じている方にとって、自分の肌と向き合うきっかけになれば幸いです。

なお、日焼け止めの適切な塗り方や日焼け止めの適切な落とし方について知りたい方は、以下の記事も併せて参考にしてください。

▷関連記事:「日焼け止めの塗り方を見直して美白な肌へ!NGな塗り方から塗り直しの方法まで紹介

▷関連記事:「日焼け止めの適切な落とし方とは?タイプ別のクレンジング方法や注意点を詳しく解説

※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

監修者

監修者:菊地 さやか

あおば皮フ科クリニック院長

医療法人みなとあおば理事長

<略歴>

2003年 浜松医科大学医学部 卒業、東京大学病院麻酔科入局

2004年~関連病院にて勤務(埼玉県立小児医療センター、東邦大学医療センター佐倉病院、NTT東日本関東病院)

2008年 東京大学病院麻酔科助教、麻酔科専門医取得

2009年 東京医科歯科大学病院(現・東京科学大学病院)皮膚科 入局

2010年~関連病院にて勤務(九段坂病院、武蔵野赤十字病院、東邦大学医療センター佐倉病院)

2016年 皮膚科専門医取得

2018年 東京医科歯科大学大学院(現・東京科学大学大学院)修了

2018年7月 あおば皮フ科クリニック開院 院長

2021年3月 医療法人社団みなとあおば設立

2023年4月 白金あおば皮フ科クリニック開院

<資格>

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、医学博士

https://aoba.clinic/

※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。

肌が影響を受ける紫外線は「UV-A」と「UV-B」の2種類

日焼け止めについて理解を深めるために、まず「紫外線」が肌にどんな影響を与えるのかを知っておくことが大切です。

紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類がありますが、地表に届くのは「UV-A」と「UV-B」のふたつです。それぞれ肌への影響の仕方が異なるため、違いを知っておきましょう。

「UV-A」の特徴

紫外線のなかでも、約90%を占めるのが「UV-A」です。UV-Aは波長が長く、窓ガラスもすり抜けて肌の奥深くにまで届く性質を持ちます。

例えば、日差しを浴びた後、すぐに黒色メラニンが現れる時は、UV-Aの影響を受けている可能性があります。

すぐに炎症が出るわけではありませんが、日々の積み重ねが肌のハリや弾力に影響し、将来的な「しわ」や「たるみ」につながる場合があるため、日常のなかで意識してケアしておきたい紫外線です。

「UV-B」の特徴

UV-Bは紫外線全体の10%程度と量は少ないものの、影響は決して小さくありません。UV-Bは肌の表面に作用し、数時間後、赤みや炎症を引き起こすことがあり、ひどい場合は水ぶくれになることもあります。

レジャーや外での長時間活動の際は、このUV-Bの影響が特に大きく、メラニンの生成を促し「シミ」や「そばかす」の要因になる場合もあります。紫外線の影響から肌を整えるためにも、UV-Bへの備えを忘れずに行いましょう。

知っておきたい!日焼け止めの基礎知識

紫外線が肌に様々な影響を与えることが分かったところで、その紫外線から肌をケアするために欠かせないのが「日焼け止め」です。

ここからは、よく見かける「SPF」「PA」の意味や、日焼け止めに含まれている紫外線防止剤について解説します。

「PA」と「SPF」について

日焼け止めを選ぶ時に必ずといって良いほど目にするのが、「PA」と「SPF」の表示です。そのため、紫外線から肌をケアするうえで、このふたつの違いを知っておくことはとても大切です。

「PA」はUV-Aの防止効果を表す

PAとは「Protection Grade of UVA」の略で、肌の奥に届きやすいUV-Aをケアする指標です。「+」「++」「+++」「++++」の4段階で表示され、それぞれ以下のような目安となります。

  • PA+:ある程度のUV-Aケア効果

  • PA++:かなりのケア効果

  • PA+++:非常に高いケア効果

  • PA++++:極めて高いケア効果

紫外線は季節を問わず降り注いでいるため、PA値は日常使いからアウトドアまで、目的に応じて選び、ケアできると良いでしょう。

「SPF」はUV-Bの防止効果を表す

SPFは「Sun Protection Factor」の略で、肌の表面に炎症や赤みをもたらすUV-Bをケアする数値です。

一般的には「SPF30」「SPF50+」のように表示され、数字が大きいほど効果の持続時間が長くなります。「50+」とは「SPF50を超える効果がある」ことを示しており、それ以上の数値は全て「50+」で表記されます。

とはいえ、数値が高いほど良いというわけではありません。肌へのつけ心地やシーンに応じて、必要なケアを選ぶことが大切です。

「紫外線防止剤」について

日焼け止めには、紫外線を防ぐために「紫外線防止剤」が含まれています。大きく分けて以下の2種類です。

  • 紫外線吸収剤

  • 紫外線散乱剤

どちらが優れているというわけではなく、自分の肌質や使うシーンに応じて選ぶことが大切です。製品によっては、両方の成分がバランスよく配合されているものもあります。それぞれ特徴が異なるため、自分の肌や目的に合ったものを選びましょう。

「紫外線吸収剤」は紫外線を光や熱に変えて防ぐ

紫外線吸収剤は、肌に届く前の紫外線を取り込み、光や熱エネルギーに変えて放出することで、紫外線ダメージを軽減する仕組みです。

塗った時に白浮きしにくく、さらっとした使い心地が特長で、シーンを問わず使いやすい傾向があります。ただし、肌のうえで化学反応が起こるため、まれに刺激を感じる方もおり、敏感肌の方は注意が必要です。

<紫外線吸収剤の代表的な成分>

  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル

  • エチルヘキシルトリアゾン など

「紫外線散乱剤」は紫外線を肌表面で跳ね返して防ぐ

紫外線散乱剤は、肌の表面で紫外線を物理的に反射・散乱させて、紫外線が肌に直接届くのを防ぐタイプです。

ミネラルベースの処方も多く、紫外線吸収剤よりも肌への刺激が少ないとされており、敏感肌の方にもやさしい設計の製品に多く使われています。

<紫外線散乱剤の代表的な成分>

  • 酸化亜鉛

  • 酸化チタン など

日焼け止めの選び方

日焼け止めの効果を確認した後は、日焼け止めの選び方のポイントを紹介します。選び方のポイントを押さえて、自分に合った日焼け止めを選びましょう。

  1. SPFとPAの数値で選ぶ

  2. 使用シーンに合わせて選ぶ

  3. テクスチャで選ぶ

  4. 落ちにくさで選ぶ

1. SPFとPAの数値で選ぶ

日焼け止めを選ぶ際、まずチェックしておきたいのが「SPF」と「PA」の数値です。

前述した通り、SPFは肌の表面に炎症や赤みをもたらすUV-Bをケアする目安、PAは肌の奥に届きやすく将来的なしわやたるみに影響するとされるUV-Aへのケア効果を示しています。

一般的に、これらの数値が高いほど紫外線に対する予防力がありますが、肌への負担が気になることもあるかもしれません。

例えば、日常のちょっとした外出であればSPFやPAの数値は控えめでも十分でしょう。一方、長時間外で過ごす場合や夏のレジャーなどでは、数値の高い日焼け止めを選ぶのがおすすめです。シーンに応じて、自分の肌と相談しながら選んでみてください。

2. 使用シーンに合わせて選ぶ

日焼け止めは、使うシーンによって適したSPFやPAの値が異なります。紫外線を浴びる時間帯や場所、水に触れるかどうかなど、ライフスタイルに合わせた選び方を意識することが大切です。

例えば、日常的な買いものや通勤など短時間の外出であれば、SPF10〜30、PA+〜++程度で十分な紫外線ケアが可能です。

一方、屋外でのスポーツ観戦やハイキングなど長時間にわたり紫外線を浴びる場面では、SPF40〜50+、PA+++〜++++程度の高い数値のものが適しています。

また、プールやマリンスポーツなど水に触れるシーンでは、UV耐水性のあるタイプ(ウォータープルーフタイプ)の日焼け止めを選びましょう。肌へのやさしさだけでなく、ライフスタイルや季節に合った選択をすることで、日焼け止めの効果をより実感しやすくなります。

3. テクスチャで選ぶ

日焼け止めを快適に使い続けるためには、自分にとって心地良いテクスチャを選ぶことも大切です。塗り心地や使用する部位によって、適したタイプは異なります。

日焼け止めには、以下のようなタイプがあります。

<日焼け止めのテクスチャタイプ>

  • クリームタイプ

  • ジェルタイプ

  • ミルクタイプ

  • スプレータイプ

  • ローションタイプ

  • パウダータイプ など

しっかりした保湿感がほしい時は、クリームタイプの日焼け止めがぴったりです。また、腕や足など広範囲に素早く塗り広げたい場合には、ローションタイプやスプレータイプが便利に使えるでしょう。

また、外出時のメイク直しなどは、パウダータイプをポーチに入れておくと手軽に紫外線ケアができます。それぞれの質感や使い勝手に着目しながら、自分の肌や生活スタイルに合ったテクスチャを選んでみてください。

4. 落ちにくさで選ぶ

長時間屋外で過ごす日や、水に濡れるシーンでは、「落ちにくさ」も日焼け止め選びの大切なポイントです。特に、プールや海に入る時や、汗をかきやすいスポーツを行う時は、ウォータープルーフタイプのように水に強いタイプを選ぶのがおすすめです。

日本では「UV耐水性」を示すために、「★」や「☆」のマークが使われており、これが多いほど水に対して効果が持続しやすいとされています。ただし、この表記が示すのは水による影響への強さであり、汗による崩れに強いという意味ではない点に、注意が必要です。

シーンに応じた落ちにくさをチェックしながら、自分のライフスタイルに合った日焼け止めを選びましょう。

紫外線をしっかり防ぐために。日焼け止めの塗り方の基本

日焼け止めは、SPFやPAの数値に注目して選べば、必ずしも紫外線から肌を守れるわけではありません。自分に合った心地良い使い心地のアイテムを見つけることで、丁寧に塗ることが楽しくなり、紫外線ケアの継続につながります。

日焼け止めを塗る際、特に大切なのは「塗る量」です。量が少ないと期待した効果を感じにくくなるため、たっぷり手に取り、ムラのないようにやさしく伸ばすことを心がけましょう。

また、汗や水、衣服との摩擦で日焼け止めは少しずつ落ちてしまいます。そのため、2〜3時間おきに軽く塗り直すのがおすすめです。こまめに塗り直すことで、日焼け止めが持つ効果を持続させやすくなります。

ケアと心地良さを両立させて、無理なく続けられる紫外線ケアを目指しましょう。

なお、日焼け止めの適切な塗り方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

▷関連記事:「日焼け止めの塗り方を見直して美白な肌へ!NGな塗り方から塗り直しの方法まで紹介

※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

まとめ:自分に合った選び方で日焼け止めを見つけよう

紫外線には、肌の奥深くまで届くUV-Aと、表面に炎症を起こすUV-Bの2種類があり、それぞれに合わせたケアが必要です。

日焼け止めを選ぶ際は、SPFやPAの数値だけでなく、使用シーンやテクスチャ、落ちにくさなども考慮することで、より快適に使いこなすことができます。

そして何より、毎日の紫外線ケアを続けていくことが、未来の肌を整える一歩になります。肌にとって心地のよい選択を、日々のなかで少しずつ積み重ねていきましょう。

▷関連記事:「日焼け止めの塗り方を見直して美白な肌へ!NGな塗り方から塗り直しの方法まで紹介

▷関連記事:「日焼け止めの適切な落とし方とは?タイプ別のクレンジング方法や注意点を詳しく解説

※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

N organicのスキンケア

N organicは「ありのままの自分を、もっと好きになりたい」と願う方に寄り添いながら、毎日のスキンケアに心地良さと効果の両立を提案しています。

年齢や肌悩みに応じた「本当に必要なケア」に正面から向き合い、忙しい日々のなかでも無理なく続けられるよう、シンプルでミニマルな設計にこだわっています。

日々のケアを通して、肌と心を整える時間を大切にしたい方にぴったりのブランドです。毎日のスキンケア時間が、心と肌を整えるひと時になりますように。

N organicのスキンケアラインはこちら

N organicの各キャンペーン情報はこちら

紫外線や乾燥から肌を守るUVプロテクター

「N organic ベース クリアUVプロテクター」は、紫外線による影響のほか、乾燥や大気中の汚れなど、外的ストレスからも肌をしっかり守ってくれます。

ビタミンC誘導体やグリセリルグルコシドなどの保湿成分が肌のうるおいをサポートし、軽やかなテクスチャで肌にすっとなじみながら、しっかりフィットします。

SPF50+/PA++++という紫外線カット効果を持ちながらも、仕上がりは自然で快適です。ファンデーションとの相性も良く、メイクの下地としても使いやすいのが特長です。

実際に使用した方からは、使用感の良さや仕上がりに満足する声が多く寄せられています。

Customer Reviews(お客様の声)

30代/定期便利用中

★★★★★

ちょっとした外出に

スーパーへお買いもの、郵便局や銀行などへの立ち寄りに。伸びの良いテクスチャでサッと塗りやすく、これからの季節に大活躍の予感。

2025.06.16

30代/定期便2年利用

★★★★★

N organic ベース クリアUVプロテクター

保湿もできてUVケアができる!これからの季節、特に使いたい商品です!

2025.03.23

50代/定期便1年利用

★★★★★

使いやすい

UV対応なのでファンデーションで仕上げる前に。洗濯もの干しやゴミ出しの時に。伸びがあって個人的には良くて気に入っています。

2024.12.09

N organic ベース クリアUVプロテクターについて詳しくはこちら

UVカット効果と快適な使用感を両立したクリーム

「N organic Vie デイケアモイスト UVクリーム」は、紫外線ケアと保湿ケアを同時に叶えたい方におすすめです。


テクスチャはクリームタイプで、SPF50+/PA++++です。

紫外線による乾燥やハリ不足をケアする成分として、バクチオールやセラミドを配合しています。肌のバリア機能の低下をケアしながら、みずみずしさを保てるようサポートします。

ナチュラルベージュの色味が肌を自然に整えてくれるため、メイクをしない日でも明るく健康的な印象に仕上げたい方におすすめです。まるでスキンケアクリームのような心地良さで、季節を問わず快適に使えます。

肌なじみの良さや心地良い香り、時短にもなる使いやすさなど、実際に使用した方から評価が集まっています。

Customer Reviews(お客様の声)

30代/定期便1年利用

★★★★★

うるおうのにベタつかない。

朝の時短に、お化粧水の上にこのクリーム一本を塗っています。これから夏で暑い日にもベタつかないので気に入りました。

2024.05.24

30代/定期便5ヶ月利用

★★★★★

良い下地

うっすら色がつき、香りも良く伸びが良いです。

2024.05.12

30代/定期便3年利用

★★★★★

良い香り

Nオーガニックの香りが大好きです。癒されます!

2024.03.24

N organic Vie デイケアモイスト UVクリームについて詳しくはこちら

肌をナチュラルにメイクするトーンアップUVプロテクター

「N organic Bright トーンアップUVプロテクター」は、乾燥によるくすみや色ムラが気になる肌をやさしく整え、透明感のある仕上がりへ導いてくれます。SPFとPAの数値は、SPF30/PA+++です。

スターフルーツ葉エキスやサクラ葉抽出液などの植物由来成分が、肌を労りながらうるおいを与えます。しっとりと密着するやわらかなテクスチャで、朝のメイク時間が楽しく感じられるような使い心地です。

ピンクベージュの色味が肌の明るさを引き出し、自然なトーンアップ効果が期待できます。敏感肌パッチテストやアレルギーテストも実施しており、肌へのやさしさにも配慮されています。

自然なカバー力や香りの心地良さ、肌が整う感覚など、理想の使い心地に出会えたという声が多く寄せられています。

Customer Reviews(お客様の声)

30代

★★★★★

メイクののり!

このプロテクターは、伸びが良くて、塗りやすいです!塗って肌が整っている!と感じ、おすすめです!

2025.05.15

20代/定期便9ヶ月利用

★★★★★

こういうのを探してた

良い匂いでとても使いやすいし、カバーしてくれるのでとても気に入っています。また購入します。

2024.04.06

40代/定期便1年利用

★★★★★

むちゃくちゃ良い!

伸びも香りも良くてすごく良いです!

2024.03.30

N organic Bright トーンアップUVプロテクターについて詳しくはこちら

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