美しい肌を目指すなら、日焼け止めを使った紫外線ケアが欠かせません。しかし、「きちんと日焼け止めを塗っているのに、なぜか焼けた気がする…」――そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
紫外線ケアをしているつもりでも、塗り方やタイミングを間違えると、十分な効果を感じられないことがあるかもしれません。
本記事では、日焼けのない美白※な肌を目指す方におすすめの、日焼け止めの適切な塗り方を紹介します。塗り直し方やNGな塗り方など、すぐに実践できる具体的な方法を紹介するため、紫外線が厳しいシーズンをはじめ、日焼け対策にお役立てください。
なお、すでに日焼けしてしまった肌のケア方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
▷関連記事:日焼け後ケアはどんなことをすれば良い?具体的なケア方法と注意点を徹底解説!
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

監修者:平岡 美樹子
銀座リシェスクリニック院長
東京大学医学部卒業。同大学附属病院、日本赤十字社医療センター、虎の門病院に勤務。皮膚科専門医と抗加齢医学専門医のダブルライセンスを持ち、美肌とアンチエイジングに対する知見が深い。
https://richesse.clinic/doctors/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
日焼け止めの効能とは?
日焼け止めは、「紫外線から肌を守る」ためのスキンケアアイテムです。適切に使うことでUVカット効果を発揮し、日焼けを予防して美肌を目指しましょう。
日焼け止めの紫外線に対する効果を表す「SPF」と「PA」
日焼け止めの紫外線に対する効果を表す指標は、「SPF」と「PA」のふたつです。
「SPF」と「PA」の概要と違いは、以下の通りです。
【部位別】日焼け止めの適切な塗り方
日焼け止めの効果を導くためには、身体の部位ごとに適した塗り方を知っておきたいですね。
以下では、身体の主な部位ごとに、適切な塗り方を紹介します。
【顔】日焼け止めの適切な塗り方
顔は、鼻・頬骨・目の周りなど、凹凸の多い部位が多く、塗り方にもコツがあります。日焼け止めをムラなく塗るためには、指先を使って丁寧に塗りましょう。
日焼け止めを手のひらに取ったら、反対側の手の指先ですくいます。指先に取った日焼け止めを、左右の頬・鼻先・額・あごの5ヶ所に分けて置き、均一に塗り広げます。
なお、より密着感を高めたい場合は、仕上げにメイク用のスポンジを使って、ポンポンとやさしく押さえながら塗る方法もおすすめです。
【首・デコルテ】日焼け止めの適切な塗り方
紫外線量が特に多くなる夏場は、首元や襟元が開いた服を選ぶ機会が増える季節です。顔だけでなく、首周りやデコルテラインも丁寧にケアできるよう、忘れずにしっかり塗りましょう。
まず、適量の日焼け止めを手のひらに取り、首の左右と前後に分けてのせ、それぞれ下から上へやさしくなでるようになじませます。首はしわが寄りやすいため、できるだけ皮膚を伸ばしながら塗るのがおすすめです。
デコルテ周りは、胸の中心から外側に向かってリンパの流れを意識しながら大きな動きで塗るとなじみやすくなります。左側を塗る時は右手、右側を塗る時は左手を使い、手を交差させるとより塗りやすくなるため、おすすめです。
【腕・脚などのボディ】日焼け止めの適切な塗り方
腕・脚などの広い範囲に日焼け止めをなじませる時は、肌の上に直接線を描くように垂らすと、ムラになりにくく、効率よく塗ることができます。手のひらでそのまま伸ばせるため、忙しい朝や時間がない時でも手軽なケアが可能です。
指先だけで伸ばすと塗りムラが出やすいため、手のひらを大きく使いながら、クルクルと円を描くようにやさしくなじませましょう。
また、サンダルなどを履く際は、足の甲にも塗っておくと、足元のまだらな日焼けを防ぎやすくなります。
【手の甲】日焼け止めの適切な塗り方
手の甲は、日常的に露出している部位であり、手洗いなどで水に触れる機会も多いため、こまめなお手入れを意識しましょう。
日焼け止めを手早くまんべんなくなじませたい時は、ハンドクリームを使う感覚で、手の甲を重ね、スリスリとやさしく擦り合わせる方法がおすすめです。手のひらに直接日焼け止めがつかないため、塗った後に手を洗い直す必要がありません。
また、指の側面から間までしっかり塗りたい時は、両手をお祈りするように組み合わせ、左右の指同士を動かしながらなじませると、細かなところまで丁寧に塗ることができます。
日焼け止めの塗り残しが起こりやすい部位は?
日焼け止めを塗る際に、塗り残しが起こりやすい部位を紹介します。
顔
眉間・まぶた・耳・小鼻のわき・フェイスライン・髪の生え際 など
首・デコルテ
うなじ・耳の後ろ・首の後ろ など
手・脚などのボディ
手足の甲・ひざ・ひざ裏・身体の側面・脇・背中 など
顔やボディに日焼け止めを塗る際は、眉間・まぶた・フェイスライン・ひざ裏・手足の甲など、「凹凸の多い部位」に注意が必要です。これらは、気付かず塗り残してしまうことが少なくありません。
また、髪の毛を結ぶ方やショートヘアの方は特に、うなじや耳の後ろなどが紫外線を受けやすくなります。
日焼け止めを塗る際は、上記のような塗り残しやすい部位を特に意識して、丁寧に塗ることを心がけましょう。
日焼け止めのNGな塗り方
以下では、日焼け止めを塗る際のNGな塗り方と、注意点を解説します。
保湿などのスキンケアをせずに塗る
肌が乾燥したまま日焼け止めを塗ると、過剰な皮脂分泌を招いてしまい、日焼け止めがなじみにくく、崩れやすさにつながります。
また、肌表面のカサつきを放置したまま日焼け止めを塗ると、日焼け止めが肌に均一になじまない恐れがあります。本来は日差しから肌を守るためのケアが、かえって肌を不安定にさせる要因になりかねません。
そのため、事前に化粧水や乳液を使って十分に保湿し、肌の状態を整えてから日焼け止めを塗るようにしましょう。
少ない量を薄く伸ばして塗る
白浮きやベタつきが気になって、日焼け止めの使用量が少なくなってしまうと、紫外線ケアの効果を感じにくくなることもあります。また、つける量が足りないと十分に肌をカバーできず、時間の経過とともに取れやすくなるため、使用量には注意が必要です。
厚塗りに抵抗がある方は、肌にすっとなじむような、伸びのよいテクスチャのアイテムを選んでみてください。日焼け止めの効果を感じるためにも、商品ごとの適量を守りながら、無理なく続けられる心地良いケアを心がけていきましょう。
日焼け止めを塗り直す際のポイント
日焼け止めは、朝出かける前に塗って終わりではなく、外出先で塗り直すことも大切です。以下では、上手に塗り直すポイントを紹介します。
肌をきれいにしてから塗り直す
仕上がりの美しさを重視するなら、塗り直す前に皮脂やメイク汚れを軽く落としてから日焼け止めを塗るのがおすすめです。
ティッシュやメイク落としでやさしく拭き取り、肌を整えます。塗り直す前にひと手間加えることで、よれやムラを防ぎ、よりきれいな仕上がりを目指せます。
ムラなく均一に塗り直す
日焼け止めを塗り直す際にムラが出てしまうと、紫外線を十分に防ぎきれない可能性があります。しっかり効果を発揮させるためにも、塗り直す際は、肌にやさしく、均一になじませるように心がけましょう。
なお、必要に応じて重ね塗りをしたり、目元・小鼻周りなどの細かな部位は指先を使ってピンポイントに塗ったりするなど、状況や部位に合わせた塗り方がおすすめです。
数時間単位でこまめに塗り直す
日焼け止めは、時間が経つほど、汗をかいたり擦れたりして落ちてしまうため、こまめに塗り直すことを意識しましょう。目安として、2~3時間おきの塗り直しを習慣にすることで、紫外線ケアの効果を保ちやすくなるため、おすすめです。
特に、紫外線吸収剤を使った日焼け止めは、紫外線を一定の量吸収することで効果が薄れる場合があります。
紫外線吸収剤を使用しているかどうかは、日焼け止めのパッケージに記載されている成分表示で確認できます。
なお、代表的な紫外線吸収剤の例は、以下の通りです。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
メトキシケイヒ酸オクチル
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン など
自分に合った日焼け止めの選び方
ここからは、自分に合った日焼け止めを選ぶポイントを紹介します。日焼け止めを選ぶ際は、主に、以下の4点を意識してみてください。
自分の肌質・肌の状態に合う日焼け止めを選ぶ
日焼け止めを選ぶ際は、紫外線を防ぐ機能に加えて、自分の肌質・肌の状態に合った選び方がおすすめです。肌に心地良くなじむものを選ぶことで、日常の紫外線ケアが、より自然に続けやすいものになります。
例えば、肌タイプに合わせた選び方の一例として、以下のような目安があります。
乾燥肌:保湿力のあるしっとりタイプ
敏感肌:マイルドな成分で肌に刺激が少ないタイプ
脂性肌:ジェルやローションなどさっぱりしたタイプ
その日の肌のゆらぎを感じ取りながら、自分にとって心地良いテクスチャや成分の日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
利用シーンに合う日焼け止めを選ぶ
日焼け止めを選ぶ際は、上述した「SPF」「PA」の強度を目安にしながら、利用するシーンに合わせて選ぶことが大切です。
以下は、利用シーンごとの日焼け止めの目安です。
普段の通勤・通学などでは、「SPF30前後」「PA++」くらいのもので十分です。一方、長時間外にいるスポーツ・レジャーの際には、数値が高めのタイプを選ぶと良いでしょう。
日差しの強さや場所、その日の予定に合わせて日焼け止めを使い分けると、肌への負担を抑えながら、UVケアを続けることができます。毎日のケアだからこそ、自分の肌や予定に、やさしく寄り添う一本を選ぶようにしてみてください。
メイクアイテムとして兼用できる日焼け止めを選ぶ
日焼け止めは毎日のスキンケアに欠かせないアイテムだからこそ、無理なく続けられることが大切です。スキンケアアイテムやメイクアップアイテムで日焼け止めの役割を備えたものを使うと、お手入れの時短になります。
日焼け止めの役割を備えたスキンケア・メイクアップアイテムには、以下のようなものがあります。
UVタイプの美容液・乳液:UVカット・保湿・美白※ケアしながら日焼け対策ができる
UVタイプの化粧下地・BBクリーム・CCクリーム:肌のベースを整えながら日焼け対策ができる
UVタイプのファンデーション・フェイスパウダー:メイクしながら日焼け対策ができる
肌への負担をできるだけ抑えながら自然にUVケアを続けたい方は、こうした兼用アイテムから取り入れてみるのもひとつの方法です。
※日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐこと
自分が使いやすいテクスチャの日焼け止めを選ぶ
日焼け止めは自分にとって使いやすいテクスチャを選ぶことで、心地良くUVケアを続けやすくなります。
日焼け止めの代表的なテクスチャの特徴は、以下の通りです。
クリーム・ミルク・ジェルタイプ:肌に密着して、ムラなく塗りやすい
スティックタイプ:ピンポイントで手を汚さずに塗れる
スプレータイプ:広い範囲に素早く塗れて、頭皮にもアプローチできる
それぞれのテクスチャで使いやすさは異なるため、シーンや目的に合わせて使い分けるのもおすすめです。迷う場合は、まず自分が心地良く続けられる使用感かどうかを基準に選んでみてください。
まとめ:日焼け止めの適切な塗り方を実践して美白※な肌を目指そう!
紫外線による肌へのダメージを防ぎ、美白※な肌を目指すためには、日焼け止めの適切な塗り方を実践することが大切です。
本記事では、日焼け止めの適切な塗り方を部位別に解説し、塗り直す際に役立つポイントも併せて紹介しました。
日焼け止めは夏場だけでなく、季節を問わず活用したいスキンケアアイテムです。
自分の肌状態やライフスタイルに合った使い心地の日焼け止めを選び、毎日のケアに無理なく取り入れて、美しい肌を目指しましょう。
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
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※ビスグリセリルアスコルビン酸(整肌成分)
Customer Reviews(お客様の声)
30代/定期便10ヶ月利用
★★★★★
リピしたい!!
乳液みたいに伸びが良く、香りも癒され、これでUVカットできるなんて最高です!!
2024.01.28
40代/定期便4年利用
★★★★★
白浮きしない
乳液とクリームの中間のようなテクスチャで重さもなく良いです。一緒に旅行した母も使ったところ、気に入っていました。
2025.03.30
50代/定期便1年利用
★★★★★
伸びがとても良い
肌にのせるとすっと伸びます。香りもとても良いですよ。
2023.12.31
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※メイクアップ効果
Customer Reviews(お客様の声)
30代/定期便5ヶ月利用
★★★★★
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2024.05.12
30代/定期便1年利用
★★★★★
伸びが良くて塗りやすい
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2024.04.20
60代/定期便2年利用
★★★★★
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この時期は日差しがきついので、このUVは伸びが良くとても良いです♪ナチュラルに仕上げられます。
2024.05.28
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2024.04.07
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こういうのを探していた
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2024.04.06