「自分に合うスキンケア方法がわからない…」「毎日きちんと保湿しているはずなのに、なんだか肌が乾燥している気がする…」――そんなお悩みを抱えていませんか。
顔の保湿は、季節や年齢を問わず大切なもの。ただし、年齢による肌の変化や、自分に合わないケアを続けてしまうことで「うるおい不足」を感じる方も少なくないようです。
そんな方に向けて、本記事では、顔を保湿する重要性と、うるおいのある肌へと導くスキンケア手順を紹介します。さらに、肌質・季節別のスキンケアアイテムの選び方や、忙しい方向けの時短ケア方法も解説します。
毎日のケアで悩む方にとって、自分の肌と向き合い、本当に必要なケアを見つけるきっかけになれば幸いです。

監修者:板東 大晃
一般社団法人Life Anchor代表理事
KANDA NISHIGUCHI CLINIC院長
<プロフィール>
自治医科大学医学部医学科卒業
都内総合病院研修
都内複数のクリニックで男性医療を学ぶ
神田西口クリニック開業
法人化しKANDA NISHIGUCHI CLINICと名称変更
現在に至る
<認定資格・所属学会>
日本抗加齢医学会 専門医・日本医師会 認定産業医・テストステロン治療認定医・高濃度ビタミンC点滴療法認定医・キレーション療法認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了・厚生労働省指定緊急避妊薬の処方にかかるオンライン診療研修修了・国際次世代再生医療研究会 代表医師・臨床水素ミトコンドリア治療研究会・点滴療法研究会・再生医療抗加齢学会・日本再生医療学会・日本オーソモレキュラー医学会・日本メンズヘルス医学会・日本性感染症学会・日本性機能学会・日本美容内科学会・日本美容皮膚科学会・日本酸化療法学会・日本エイズ学会・特許庁実用新案登録第3243729号(令和5年9月6日)「オーダーメイドマッスルビルディング™」
KANDA NISHIGUCHI CLINIC 院長挨拶:https://kanda-cl.com/about/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
顔の保湿は必要?年齢による肌変化と保湿の重要性を解説
私たちの肌には、外部からの異物侵入を防ぎながら、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」が備わっています。
バリア機能を維持するために重要な役割を果たすのが、「セラミド」を含む角質細胞間脂質です。特にセラミドは細胞間脂質の50%を占める主成分として、肌のうるおいを保つ働きをしています。
しかし、セラミドは年齢とともに量が変化する成分です。30代を超えると減少スピードが速くなり、50代を超える頃には20代の約半分の量にまで減ってしまいます。セラミドの量が低下すると、バリア機能が低下して皮膚からの水分が蒸発しやすくなるため、乾燥肌の原因になります。
年齢を重ねても20代の頃と同じ保湿ケアを行っていると、「保湿しているのに乾燥を感じる」という状態になりやすいです。肌の変化に気づいたら、それは年齢に応じたケアを見直すサインかもしれません。
年齢による肌の変化を理解し、今の自分の肌に合わせた保湿ケアを行うことが大切です。
肌にうるおいをもたらす顔の保湿ケアの手順
肌のバリア機能を保ちながら顔の保湿ケアを行うには、「化粧水」「美容液」「乳液」それぞれの役割と使用手順を正しく把握することが大切です。
また、朝と夜では肌の状態や日中の活動に応じて、保湿ケアの手順にも違いがあります。朝は日中の外的刺激から肌を整えるケア、夜は一日の汚れを落として肌を休めるケアと、それぞれの目的に合わせたお手入れが必要です。
以下では、朝と夜それぞれの保湿ケアの手順を詳しく確認しましょう。
【朝のスキンケア】顔の保湿ケアの手順
寝ている間にも皮脂や汗、ホコリなどが顔に付着するため、朝のスキンケアは古い角質のオフから始めるのが大切です。以下の手順で、うるおいを与えながら日中に向けて肌を整えていきましょう。
1.洗顔
洗顔料をよく泡立て、顔にやさしく当てながら洗います。水またはぬるま湯で丁寧に流しましょう。
2.化粧水
洗顔後は時間をおかずに化粧水を顔全体になじませます。顔をたたかず、やさしく包むようになじませるのがポイントです。
3.美容液
適量を手に取り、顔全体を包むように塗布します。肌の気になる部分には重ね付けしても良いでしょう。
4.乳液・クリーム
化粧水と美容液の水分が蒸発しないよう、乳液またはクリームでフタをします。クリームは油分が多めのものが多いため、乳液ではもの足りない方はクリームタイプがおすすめです。ベタつきが気になる方は、さっぱりとしたテクスチャのアイテムを選びましょう。
5.日焼け止め・下地
スキンケアの仕上げに、日焼け止めや下地を塗って紫外線から肌を整えます。
【夜のスキンケア】顔の保湿ケアの手順
夜は一日付けていたメイクや皮脂・汗などが絡み合って落ちにくい状態です。そのため、クレンジングを使ってしっかり汚れを落とすことが夜の保湿ケアのポイントです。
1.クレンジング
鼻・あご・額・両頬に置き、くるくるとなじませるように塗布します。ぬるま湯で残さずしっかり流しましょう。オイルタイプやジェルタイプなど様々なタイプがあるため、自分の肌に合う質感のアイテムを見つけることが大切です。
2.洗顔
朝と同様に、よく泡立てながらやさしく洗います。
3.導入液
適量を少しずつ丁寧になじませながら浸透させます。乾燥が気になる方は保湿成分が多く含まれているものがおすすめです。
4.化粧水
たっぷりと顔全体や首周りになじませます。夜はしっとりめの化粧水で保湿力を高めるのも良いでしょう。
5.美容液
日中の紫外線の影響で朝に比べてバリア機能が低下した状態であるため、しっかり塗るのがポイントです。なお、商品によって、化粧水の前に使用するか、後に使用するかが異なるため、確認してから使いましょう。
6.乳液・クリーム
肌に水分を閉じ込めるようにしっかり塗ります。乾燥が気になる方は専用のナイトクリームを使うのもおすすめです。
また、顔パックで保湿するのもおすすめです。顔パックは美容液と同じ役割を持つため、手順⑤の美容液を置き換えても良いでしょう。
顔の保湿ケアで避けるべきNGスキンケア
顔の保湿ケアで重要なのは「適量を使用する」ことです。例えば、乾燥を気にして大量の化粧水を使うと、かえって油分とのバランスが崩れてしまう可能性があります。
過剰なケアは「化粧水を使っているのに乾燥を感じる」という状態を招いてしまうため、肌がしっとりとうるおう程度の量に抑えることがポイントです。
また、しっかりなじませようと手でゴシゴシ擦るのも、避けたいスキンケアのひとつです。強い摩擦は皮膚にダメージを与え、肌を傷つけてしまう可能性があります。化粧水や美容液は、やさしく押さえるようになじませることで、肌への負担を抑えられます。
美顔ローラーや顔マッサージなども、使い方次第では肌への刺激となる場合があります。力を入れすぎると摩擦による負担が大きくなるため、力加減には十分注意しましょう。肌に心地良い程度の圧で、やさしくケアすることが大切です。
顔の保湿ケアアイテムの選び方
顔の保湿ケアは、今の自分の肌悩みや状態に合うアイテムを選ぶことが、効果的なケアへの近道です。同じアイテムでも、肌質や季節によって肌が求めるものは変化します。
ここからは、肌質別・季節別でのスキンケアアイテムの選び方を詳しく解説していきます。
【肌質別】顔の保湿ケアアイテムの選び方
肌質は主に「普通肌」「乾燥肌」「混合肌(インナードライ肌)」「脂性肌(オイリー肌)」の4タイプに分けられます。自分の肌タイプに合った成分を使うことで、すこやかな美肌へと近付けるでしょう。
肌タイプ別のおすすめ成分
肌質は体調や季節によっても変化するため、その時々の肌を観察しながら、アイテムを調整していくことも大切です。
【季節別】顔の保湿ケアアイテムの選び方
肌状態は季節による影響を受けて変わりやすいため、その季節の肌に合わせたスキンケアアイテムを選ぶことが大切です。以下のポイントを押さえて、季節のゆらぎに負けない肌を目指していきましょう。
春
寒暖差や花粉などの外的刺激が多く、肌が敏感になりやすい季節です。パンテノール・セラミド・ナイアシンアミド・ヒアルロン酸などが、保湿成分として記載されている商品をベースにして、敏感肌用のスキンケアを取り入れるのも良い選択肢です。
夏
紫外線が強い季節なので、紫外線ケアを意識したい時期です。保湿ケアと併せて、日焼け止めアイテムを併用して紫外線によるダメージを抑えましょう。
秋
夏の紫外線でシミの元となるメラニンが蓄積されている状態です。そのため、クレンジングや洗顔を入念に行い、角質のケアを意識しましょう。また、冬に近づくにつれ、乾燥も気になるため、保湿ケアも丁寧に行ってみてください。
冬
湿度の低下により乾燥が厳しい季節です。セラミド・シアバター・ホホバオイル・スクワラン・ビタミンEなどが保湿成分として記載されているパックや導入液を取り入れると良いでしょう。
季節に限らず、保湿は欠かせないものです。基本の保湿ケアをしっかり行ったうえで、季節に合わせたケアを行ってみてください。
忙しい方向け!短時間で行う顔の保湿ケア
「ちゃんとしたスキンケアをしたいけれど時間がない…」という方向けに、短時間でケアできる便利アイテムを紹介します。
洗顔不要クレンジングオイル
洗顔とクレンジングがセットになったアイテムで、W洗顔の手間を省けます。ただし、メイク残りが出る可能性もあるため、時間がある時はクレンジングと洗顔を両方行う「W洗顔」が理想的です。
オールインワンジェル
化粧水・美容液・乳液までの工程がひとつになった便利なアイテムで、ひとつのケアにかける時間を削減できます。一方で、肌の調子に合わせた繊細なケアはしづらい面もあるため、肌の状態を見ながら使い分けると良いでしょう。
シートマスク
家事をしながらつけっぱなしで保湿ケアができる手軽さが魅力です。ただし、長時間つけたままだとかえって水分が蒸発する原因になることもあります。パッケージに記載された使用時間を守ることが大切です。
ジェル洗顔
泡立て不要で時短になりますが、1回の使用量は多めに必要です。肌になじませやすいテクスチャで、忙しい朝にも重宝します。
時短ケアアイテムを上手に活用しながら、忙しい毎日でも肌に寄り添うケアを続けることで、理想の肌へ近付けていきましょう。
まとめ:顔の保湿の重要性と手順を把握して理想の肌へ近付こう
肌のバリア機能に重要な役割を持つ「セラミド」は、年齢を重ねるごとに減少していきます。すこやかな肌を保つためにも、顔の保湿ケアは欠かせません。
朝と夜それぞれに適したスキンケア手順を守り、自分の肌質や季節に合わせたスキンケアアイテムを選ぶことで、肌のバリア機能を整え、理想の肌へと近付けるでしょう。
大切なのは、自分に合う方法で肌を整えること。
過剰なケアは避け、肌にやさしく寄り添うお手入れを心がけましょう。忙しい時は時短アイテムも活用しながら、無理のない範囲で続けることが、美しい肌への第一歩です。
N organicのスキンケア
N organicは、「ありのまま」の自分を愛するためのスキンケアブランドです。肌悩みや年齢に応じた「本当に必要なケア」に正面から向き合い、素肌を愛おしむことを大切にしています。
多忙な現代人でも続けやすい、シンプルでミニマルなスキンケアラインが特徴です。肌に必要なものを見極め、余分なものは省いた処方で、毎日のお手入れを心地良い時間に変えてくれます。
あなたの肌が本来持つ美しさを引き出し、自信を持って素肌と向き合えるように。N organicは、そんな願いを込めたスキンケアをお届けします。
【肌のバリア機能をサポート】N organic Basic バランシング ローション
保湿成分のビターオレンジ果皮エキスと整肌成分のキハダ樹皮によるWコンビネーションで、肌のバリア機能をサポートする化粧水です。
角質のキメを整えることで、乾燥にゆらぎにくい、ハリとツヤのある肌へと導きます。水のようにはじけるテクスチャが心地良く肌の角質層までしっかり浸透し、うるおいで満ちた肌印象に導くアイテムです。
N organic Basic バランシング ローションの詳細はこちら
【ビタミンC誘導体の時間差浸透処方】N organic Basic コンディショニング VCエッセンス
ビタミンCを逃さないよう、ふたつの浸透処方で肌に届ける美容液です。橙エキス※1と黄柏エキス※2のWタッグにより保湿の土台をつくります。そして、ビタミンC誘導体※3が時間差で浸透する処方になっているため、うるおいをすばやく・じっくりと肌に浸透させます。
トリプルビタミン※4を生カプセル化することで角質のなかで徐々に溶け出し、うるおいを逃しません。ベタつきにくい質感で、朝のメイク前にも使いやすいのが魅力です。忙しい朝でも心地良くケアできます。
※1 ビターオレンジ果皮エキス:保湿成分
※2 キハダ樹皮エキス:整肌成分
※3 テトラへキシルデカン酸アスコルビル:整肌成分・3-グリセリルアスコルビン酸:整肌成分・ビスグリセリルアスコルビン酸:整肌成分
※4 パルミチン酸レチノール:整肌成分・トコフェロール:整肌成分・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル:整肌成分
Customer Reviews(お客様の声)
40代/定期便9ヶ月利用
★★★★★
よかった
化粧水と乳液だけより、これも使ったほうが良いです。香りも良く。
2025.06.22
30代/定期便4ヶ月利用
★★★★★
整う感じ
この商品を使った日の朝は肌が整っている感じがします。美容液は今まで使っていなかったのですが、ハマりました!
2025.06.19
60代/定期便5ヶ月利用
★★★★★
とても良い香り
私のお気に入りです。すぐに試す価値あり!
2025.06.12
N organic Basic コンディショニング VCエッセンスの詳細はこちら
【なめらかに肌に溶け込む使用感】N organic Basic バランシング エッセンスミルク
保湿成分であるビターオレンジ果皮エキスと、整肌成分であるキハダ樹皮エキスのW成分により、肌荒れ・乾燥を防ぎ、なめらかな肌へと導く乳液です。
うるおいの通り道「アクアポリン」にアプローチする、復活の木にも含まれるグリセリルグルコシドを配合し、角層にうるおいを与えて整え、ふっくらとした肌へと導きます。
なめらかに伸びて広がるテクスチャで、しっとり感を実現します。