「鼻の頭に白い角栓が浮いて見える…」「ファンデーションを塗ると鼻の毛穴が目立ってしまう…」――そんなお悩みを抱えていませんか。
鼻は皮脂分泌が多い部位のため、角栓がたまりやすく、黒ずみやザラつきの原因になることがあります。鏡を見るたびに気になったり、メイクの仕上がりに影響したりと、悩みが尽きない方も多いかもしれません。
角栓が目立つ背景には、皮脂の過剰分泌・角質の蓄積・誤ったスキンケア習慣など、様々な要因が関わっており、放置するとトラブルが悪化し、毛穴の黒ずみや凹凸が目立つことがあります。
本記事では、角栓の正体や鼻に角栓ができる原因、なめらかな肌に近付くためのケア方法を解説します。日頃のケアを見直すきっかけになれば幸いです。
なお、毛穴についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
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監修者:神林 由香
医療法人社団Clara理事長。メンズクララ院長。
日本皮膚科学会正会員。日本美容皮膚科学会会員。日本先進医療医師会会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。日本温泉気候物理医学会員。日本美容内科学会評議員。日本医療毛髪再生研究会会員。
東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。
東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。
メンズクララ:https://mens-clara.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
鼻の角栓とは?
鼻の角栓とは、皮脂と古い角質が混ざり合ってできる、栓状の固まりのことです。一般的には、角栓の約70%が角質、約30%が皮脂で構成されているといわれています。
鼻は顔のなかでも皮脂腺が特に多い部位のため、皮脂分泌が活発になりやすく、角栓がたまりやすい部位です。
また、角栓が空気に触れて酸化すると、黒ずみとして目立ってしまうことがあります。さらに、乾燥や肌の代謝(ターンオーバー)の乱れが起こると、古い角質が排出されにくくなり、角栓肥大の一因になります。
鼻に角栓ができる主な原因

鼻に角栓ができる原因はひとつではなく、肌状態や生活環境、スキンケア習慣などが複合的に関係しています。以下では、代表的な原因を紹介します。
鼻に角栓ができる主な原因①乾燥
保湿が不足して肌が乾燥すると、角栓ができやすくなります。乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌されやすくなり、古い角質と混ざり合って毛穴をふさぎやすくなるのです。
さらに、乾燥によって角質が硬くなると毛穴が詰まりやすくなり、皮脂と角質のバランスが崩れることで角栓が肥大化しやすくなります。秋冬など空気が乾燥しやすい季節は、特に影響を受けやすいでしょう。
鼻に角栓ができる主な原因②皮脂の過剰分泌
鼻はもともと皮脂腺が集中しており、ほかの部位に比べて皮脂量が多い特徴があります。そのため、皮脂が多い状態が続くと、古い角質と混ざり合って角栓ができやすくなります。
脂性肌の方だけでなく、肌の内側が乾燥して皮脂が過剰に分泌される「インナードライ肌」も角栓ができる原因のひとつです。また、ホルモンバランスや季節・気温の変化なども皮脂量に影響を与えることがあります。
鼻に角栓ができる主な原因③肌の代謝(ターンオーバー)の乱れ
肌の代謝(ターンオーバー)が乱れると、古い角質がスムーズに剥がれ落ちず、肌表面にとどまりやすくなります。その結果、角栓の芯が太くなり、毛穴詰まりを起こしやすくなってしまうのです。
肌の代謝(ターンオーバー)の乱れは、ストレスや睡眠不足によって起こりやすいです。さらに、加齢により代謝が緩やかになると、角栓ができやすくなる傾向があります。
特に季節の変わり目は、角質トラブルが起こりやすい時期といえるでしょう。
鼻に角栓ができる主な原因④汚れの蓄積
ファンデーション・日焼け止めなどのメイク残りや皮脂汚れが毛穴に蓄積すると、角栓の原因になります。すすぎ不足や、ゴシゴシと強く擦る洗顔は、かえって汚れを落としにくくすることがあるため注意が必要です。
また、洗浄力が強すぎる洗顔料を使うと、肌のバリア機能が低下し、角栓ができやすい状態を招いてしまうこともあります。
なお、皮脂量が多いTゾーンは特に汚れが残りやすいため、丁寧にクレンジングしているつもりでも、汚れを落としきれていないことがあります。より丁寧なケアを心がけましょう。
鼻に角栓ができる主な原因⑤適切でないスキンケア習慣
角栓を指や器具で無理に押し出したり、ピンセットで除去しようとしたりすると、肌に強い刺激が加わります。その結果、毛穴が広がったり、炎症を起こしたりする可能性があります。
また、洗顔のしすぎで必要な皮脂まで奪ってしまうと、かえって皮脂分泌が増えるケースもあります。自己流のケアが、肌トラブル※につながることもあるため、注意が必要です。
※肌荒れ、乾燥、赤み
鼻の角栓をできにくくするためのスキンケア方法

以下では、鼻の角栓をできにくくするために意識したい、基本的なスキンケア方法を紹介します。日頃のスキンケアにぜひ取り入れてみてください。
クレンジング・洗顔を丁寧に行う
メイクをする日は、クレンジングで油分をきちんと落とすことが大切です。洗顔は、しっかり泡立てて、肌を擦らずにやさしく洗うことを意識してみてください。すすぎはぬるま湯で丁寧に行い、洗い残しがないように注意しましょう。
また、朝も洗顔を行うことで、寝ている間に分泌された皮脂や軽い汚れを落とすことができます。ただし、過剰な洗浄は避け、肌への負担が少ないアイテムを選ぶことが大切です。
角質ケアはやりすぎない
古い角質を取り除く角質ケアは、角栓の芯をつくりにくくするために役立つものの、適度な頻度が重要です。酵素・AHA・BHAなどは角質を柔らかくする働きがありますが、使用は週1〜2回を目安にしましょう。
肌が乾燥している時や敏感になっている時は無理に行わず、肌状態に合わせて調整してみてください。
保湿ケアを重視する
丁寧な保湿ケアを行うことで、角質の柔軟性が保たれ、皮脂と水分のバランスが整いやすくなります。化粧水で水分を補った後、乳液・クリームで油分を与えることを意識しましょう。
毛穴周りの乾燥を防ぐことで、角栓の詰まりを軽減することにもつながります。特に乾燥しやすい季節は、保湿を意識したケアが大切です。
角栓を柔らかくするケアを取り入れる
角栓を柔らかくし、洗顔時に落としやすくするケアを取り入れるのもひとつの方法です。たとえば、蒸しタオルを数分肌にのせたり、入浴中にスチーム効果を活用したりする方法があります。
毛穴周りが温まることで、角栓や皮脂が柔らかくなり、汚れが落ちやすくなるでしょう。ただし、温めすぎや長時間のケアは乾燥の原因になるため、注意しましょう。
生活習慣を見直す
睡眠不足やストレスは、肌の代謝(ターンオーバー)を乱す要因になります。また、栄養バランスの偏りは皮脂分泌を増やすことがあるため、日々の食生活も意識したいポイントです。
水分不足は角質の乾燥につながるため、こまめな水分補給を心がけましょう。適度な運動も血行を促進し、肌のすこやかさを保つ助けになります。
まとめ:正しいケアで鼻の角栓を目立ちにくくしよう
鼻の角栓は、皮脂と古い角質が混ざり合ってできる固まりで、皮脂分泌が多い鼻は特にたまりやすい部位です。原因を正しく理解し、自分の肌状態に合ったケアを続けることが、なめらかな肌を保つための第一歩といえるでしょう。
毎日のクレンジングや洗顔を見直し、必要に応じて角質ケアや保湿を取り入れながら、肌の状態に合わせた丁寧なケアを心がけてみてください。また、生活習慣を整えることも角栓をためにくい肌づくりに役立ちます。
無理に押し出すなどの負担がかかるケアは避け、外側と内側の両面から、すこやかな肌を目指しましょう。






