サイトロゴ
保湿とは?保湿力が低下する原因や基本的なスキンケアについて解説
作成日:
スキンケア

保湿とは?保湿力が低下する原因や基本的なスキンケアについて解説

「保湿が大切とよく耳にするけど、そもそも保湿って何?」「スキンケアをしているのに肌が乾燥するのはなぜ?」――そんな疑問を持ったことはありませんか。

本記事では、保湿の基本的な考え方や適切なスキンケア方法をわかりやすく解説します。保湿力が低下する原因やお手入れを充実させる方法も紹介するため、毎日のスキンケアを見直すきっかけになれば幸いです。

保湿については、以下の記事でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。


▷関連記事:顔の保湿は重要?スキンケアの手順や肌質・季節別にアイテムの選び方を解説

監修者

監修者:神林 由香

医療法人社団Clara理事長。メンズクララ院長。

日本皮膚科学会正会員。日本美容皮膚科学会会員。日本先進医療医師会会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。日本温泉気候物理医学会員。日本美容内科学会評議員。日本医療毛髪再生研究会会員。

東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。

東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。

https://mens-clara.com/

※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。

保湿とは?

保湿とは、肌の水分を補ったり、蒸発を抑えたりして、うるおいを保つケアのことです。保湿は、乾燥や外部刺激から肌を守り、すこやかな状態を維持するために欠かせない基本のケアです。

保湿では、肌の角質層に水分をとどめることと、油分でフタをして蒸発を防ぐことが大切です。うるおいを保つことで肌のバリア機能をサポートし、肌荒れや赤みなどの肌トラブルを予防します。

さらに、効能評価試験済みのアイテムであれば、乾燥による小じわを目立ちにくくする効果が期待できます。

保湿は、年齢や季節にかかわらず、誰にとっても必要なスキンケアの基本です。

※肌荒れ、乾燥、赤み

保湿力が低下する原因

保湿力が低下する原因には、以下の4点が挙げられます。

原因を知ることで対処法がわかり、美しい肌を保つための一歩を踏み出せます。

空気の乾燥

空気が乾燥すると、肌から水分が蒸発しやすくなり、保湿力が低下してしまいます。肌が乾燥して水分が失われると、肌につっぱり感や粉吹きが起こりやすくなるでしょう。

本来、肌表面のバリア機能には、うるおいを保ち、紫外線などの刺激から肌を保護する役割があります。しかし、乾燥によってこのバリア機能が弱まると、外部刺激に敏感になり、かゆみ・赤み・ニキビなどの肌トラブルが発生しやすくなります。

乾燥は秋冬など湿度が低い季節だけでなく、夏でも空調などによって引き起こされるため、年間を通して注意することが大切です。

紫外線の影響

保湿力が低下する原因のひとつに紫外線の影響があります。

紫外線は肌の角質層にダメージを与え、水分を保つ力を弱めてしまうため、乾燥を招きやすくなります。そのまま放っておくと、将来的にシミやしわなどのエイジングサインにつながりかねません。

毎日のスキンケアに加えて日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を活用したりして、紫外線ダメージを避けることが大切です。こうした習慣が、肌のうるおいを保つポイントになります。

肌の代謝(ターンオーバー)サイクルの乱れ

肌の代謝(ターンオーバー)サイクルが乱れると、うるおいを保つ力が弱くなってしまいます。乱れる原因は、主に睡眠不足やストレス、偏った食生活などです。

肌の代謝(ターンオーバー)が乱れると、古い角質が肌表面に残りやすくなり、厚くなった古い角質によって水分が浸透しにくくなってしまいます。その結果、乾燥やゴワつきといった肌トラブるが起きやすくなるのです。

また、肌の代謝(ターンオーバー)がうまく働かないと、未熟な角層細胞がつくられてしまいます。未熟な角層細胞は保湿やバリアの力が十分ではないため、ますます乾燥するという悪循環に陥ってしまうのです。

このような乾燥の悪循環が肌荒れを引き起こし、乾燥小じわの原因にもつながります。

間違ったスキンケア

日々のスキンケア方法が、保湿力を低下させる原因になっている場合があります。

まず気を付けたいのが、クレンジングや洗顔時にゴシゴシ強く擦ることです。過剰な摩擦は肌にダメージを与え、角質や皮脂を必要以上に落としてしまい、乾燥を招きやすくします。

洗顔時の泡立て不足にも注意が必要です。泡立ちが足りないと汚れが落ちにくいだけでなく、摩擦が直接肌に伝わって赤みや乾燥の原因となります。

洗顔に使うお湯の温度も確認しましょう。高温のお湯は、肌に必要な水分・油分を奪ってしまいます。また、シャワーをそのまま顔に当てるのは刺激が強すぎるため、ぬるま湯を手ですくってやさしく洗い流すのがおすすめです。

そのほか、洗顔の回数にも気を配ってみましょう。一日に何度も洗うと皮脂が奪われ、かえって肌が乾燥しやすくなってしまいます。

保湿するための基本的なスキンケア

保湿するための基本的なスキンケアは以下の通りです。

基本を押さえて、肌トラブルの少ない健康な肌づくりに役立ててみてください。

※肌荒れ、乾燥、赤み

クレンジングと洗顔はやさしく行う

保湿を考えたスキンケアでは、油性の汚れを落とすクレンジング、汗やホコリを落とす洗顔のどちらも、やさしくなでるように洗うことが基本です。ゴシゴシ力を入れた洗顔は、角質層を傷つけ、乾燥や刺激の原因になります。

クレンジングは、パッケージに記載されている量を目安に使い、擦らないようにやさしくなじませましょう。皮脂が多いTゾーンから始めて、頬や口元など顔全体に広げていきます。洗顔料はしっかり泡立てて、泡で汚れを包み込むように洗う点がポイントです。

洗い流す際は、うるおいを奪ってしまう熱いお湯は避け、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。生え際やフェイスラインはすすぎ残しやすいため、意識してしっかり流すことが大切です。

また、洗いすぎは皮脂を必要以上に取りすぎてしまい、乾燥につながるため、1日2回を目安にして、清潔さとうるおいのバランスを保ちましょう。

洗顔後はすぐ保湿する

洗顔後の肌はデリケートな状態になるため、水分がどんどん蒸発してしまいます。時間を空けると乾燥やつっぱり感が強くなり、洗顔前より水分量が減ってしまうことがあるため、できる限り早く保湿を行います。5分以内を目安に保湿を始めるのが理想的です。

まずは化粧水をやさしく肌になじませ、角質層に水分を届けて肌をやわらかく整えます。乾燥やハリ不足など、肌悩みに合わせて美容液での集中ケアを取り入れるのもおすすめです。

次に乳液を重ねて、水分を逃さないよう油分でフタをしましょう。乳液は保湿を維持するための重要なアイテムで、手のひらで温めてから使用するとなじみやすくなります。

さらに、クリームを重ねれば油分のバリアが強化され、水分の蒸発を抑えられます。乳液と役割は似ていますが、一般的にクリームのほうがとろみの強いテクスチャです。乳液の上からクリームを重ねることで、うるおいの持続力がアップします。

なお、スキンケアアイテムのなかには、使うタイミングが指定されているものもあるため、商品パッケージの記載に従って使用しましょう。時間がない時や工程をシンプルにしたい場合は、オールインワンタイプを活用するのもおすすめです。

さらに充実した保湿ケアをするには

より充実した保湿ケアをしたい場合は、以下の方法が実践してみましょう。

①季節に合わせた保湿ケアを行う

②肌質に合わせた保湿ケアを行う

③生活習慣を整える

①季節に合わせた保湿ケアを行う

肌は季節ごとに環境の影響を強く受けるため、季節に応じた保湿ケアが大切です。

春は花粉や黄砂などの外的刺激が多くなるため、肌が敏感になりやすいです。化粧水を中心に、ベタつかない軽めの乳液やクリームで保湿すると良いでしょう。

また、アルコールフリーや無香料など低刺激タイプのアイテムもおすすめです。

夏は気温が高く、汗や皮脂が増えやすい一方で冷房によって乾燥もするため、丁寧な保湿が必須です。さっぱりタイプのスキンケアアイテムを選べば、ベタつきを抑えつつ快適に保湿できます。紫外線ケアとして、日焼け止めも適切に使いましょう。

秋は、夏に受けた紫外線のダメージでバリア機能が弱まり、乾燥が進みやすい季節です。保湿成分が豊富なスキンケアアイテムを使って、肌を整えるケアを強化しましょう。冬に備えてクリームやオイルなど油分を補い、しっかり保湿をしておきます。

冬は一年のなかでも特に乾燥が厳しく、寒さによっても肌の水分が奪われやすい季節です。化粧水や乳液だけではなく、保湿力に優れたクリームやバームで肌に油分を補給し、水分の蒸発を抑えましょう。

自分の肌をチェックし、季節や体調に合わせてケアを調節していくことが、すこやかな肌を保つポイントです。

②肌質に合わせた保湿ケアを行う

保湿する際のポイントは、肌質ごとにも異なります。

乾燥肌は水分も油分も不足しているタイプです。化粧水を適量使用した後、クリームやオイルなど油分が多いアイテムでしっかり保湿しましょう。乾燥が気になるところには、化粧水やクリームを重ね塗りするのがおすすめです。

混合肌は、乾燥する部分と皮脂でベタつく部分が混在する肌質です。化粧水は顔全体にしっかりつけつつ、頬や目元・口元など乾燥しやすい部分には重ね付けします。皮脂が気になる場合は、軽めの乳液やクリームを選ぶとベタつきを抑えられるでしょう。

脂性肌は、皮脂分泌が多く肌がベタつきやすいタイプです。化粧水で水分補給をしっかり行い、保湿アイテムはさっぱりタイプやジェルを取り入れると、ベタつかずにうるおいを与えられます。

敏感肌は、水分と油分が少なめでバリア機能が低下している状態です。バリア機能のサポートが大切なため、化粧水・美容液・乳液・クリームなど役割の異なるスキンケアを重ねて水分の蒸発を抑えましょう。

低刺激性や無香料の保湿アイテムなど、やさしい使い心地のものを選ぶのもポイントです。

肌質は体調や環境の影響を受けることもあるため、その時の肌と相談しながら保湿アイテムを調整すると良いでしょう。

肌質別のスキンケアについては、以下の記事でも解説しています。併せてご覧ください。

▷関連記事:混合肌とは?脂性肌・乾燥肌との違いや原因、スキンケアのポイントを工程別に紹介

▷関連記事:インナードライ肌とは?脂性肌・乾燥肌との見分け方や原因、スキンケアのポイントを解説

▷関連記事:乾燥肌のスキンケア方法とは?基礎化粧品を使ったケア方法とNG習慣を紹介

③生活習慣を整える

生活習慣を整えることで、肌のうるおいを保つ力が強くなり、保湿につながります。

まずは十分に睡眠を取ることが大切です。就寝中は、肌の代謝(ターンオーバー)を促す成長ホルモンが分泌される時間といわれており、寝不足が続くと肌トラブルにつながることがあります。

適度な運動も保湿に役立ちます。運動不足による血行不良は肌の代謝(ターンオーバー)を乱す原因になるため、適度な運動で血流を促し、肌に栄養や酸素を行き渡りやすくしましょう。


さらに、バランスの良い食事と水分補給も欠かせません。タンパク質・ビタミン・良質な脂質などをバランス良く摂取することで、肌のうるおいを身体の内側からサポートできます。

そのほか、ストレスや喫煙、飲酒なども肌のバリア機能の低下につながります。保湿のためには生活習慣を整えることが大切です。


※肌荒れ、乾燥、赤み

まとめ:肌に寄り添った保湿ケアですこやかに過ごそう

保湿は肌の水分を守り、肌トラブルを避けるための基本的なスキンケアです。クレンジングや洗顔の後は、すぐに保湿をすることが大切です。

また、季節や肌質に合わせたアイテム選びや生活習慣を整えることも、保湿に良い影響を与えます。

大切なのは、肌の状態を整え、保つことです。本記事で紹介したスキンケアのポイントを参考に、日々の保湿ケアを見直してみましょう。

※肌荒れ、乾燥、赤み

N organicのスキンケア

N organicのスキンケアは、植物エキスや天然オイルなど、自然由来の肌にやさしい成分を使用しています。シリーズ展開が豊富なため、肌悩みに合わせてアイテムを選べるのも魅力です。

クレンジング・化粧水・乳液・美容液など、同じシリーズで一貫したスキンケアが行えます。毎日の保湿ケアをシンプルに、そして充実させたい方におすすめです。


N organicのスキンケアラインはこちら

N organicの各キャンペーン情報はこちら

N organic Basic スージング クレンジングジェル

N organic Basic スージング クレンジングジェルは、肌になじみやすいテクスチャで、軽くマッサージするだけでメイクオフできるクレンジングです。毛穴汚れを浮き上がらせてから、磁石のように集めるWクレンズ処方※1で、つるん※2とした肌へ導きます。

ジェルは肌にのせるとなめらかなオイルに変わるため、摩擦レスですっきり洗い流せます。

※1 イヨカン果皮エキス(洗浄補助成分)/アロエベラエキス、ビオフラボノイド、ブロッコリーエキス(洗浄補助成分)

※2 汚れが落ちてなめらかな肌

Customer Reviews(お客様の声)

30代/定期便4ヶ月利用

★★★★★

ピタっと

ピタっとスッキリ落とせます。香りも良くて癒されます。リピート購入しました。

2025.07.03

40代/定期便2年利用

★★★★★

お気に入り

乳化なしで楽チン。

2025.06.17

N organic Basic スージング クレンジングジェルについて詳しくはこちら

N organic Vie クリアホイップ フォーム

N organic Vie クリアホイップ フォームは、泡立て不要で使える洗顔料です。濃密な泡が顔をやさしく包み込み、摩擦を抑えながら洗浄できるため、肌への負担を軽減します。

エタノール・合成香料・パラベン・着色料・鉱物油・石油系界面活性剤などの成分は不使用で、敏感肌にも使いやすい低刺激設計です。乾燥しやすい肌でもつっぱり感が少なく、快適な洗い上がりを実感できます。

Customer Reviews(お客様の声)

40代/定期便1年利用

★★★★★

泡が気持ち良い!

洗い流した時のつっぱりがないのが嬉しい。

2025.04.01

30代/定期便8ヶ月利用

★★★★★

家族で使ってます。

家族も使っていて、皆お気に入りの商品です。泡で出てくるので楽に使いやすいです。

2025.03.31

N organic Vie クリアホイップ フォームについて詳しくはこちら

N organic Basic バランシング ローション

N organic Basic バランシング ローションは、保湿成分のビターオレンジ果皮エキスと整肌成分のキハダ樹皮エキスを配合した化粧水です。肌の角層にうるおいを巡らせ、すこやかな状態に整えます。

5種の精油をブレンドしたスウィートシトラスの香りで、スキンケアが心をほぐす特別な時間になります。ぱしゃっと弾けるようなみずみずしい使用感で、心地良く肌をうるおいで満たします。

N organic Basic バランシング ローションについて詳しくはこちら

N organic Basic バランシング エッセンスミルク

N organic Basic バランシング エッセンスミルクは、肌にうるおいを閉じ込め、なめらかな肌へ導く乳液です。

軽やかさのなかにも、クリームのような濃密なうるおい感がある心地良いテクスチャです。角層のキメを整え、外的刺激による肌荒れをケアします。

※乾燥による

N organic Basic バランシング エッセンスミルクについて詳しくはこちら

N organic Basic コンディショニング VCエッセンス

N organic Basic コンディショニング VCエッセンスは、ビタミンCの新処方によって肌を引き締め、なめらかな印象へ導く美容液です。ベタつきが少ないため、朝のメイク前にも使用できます。

橙エキス(保湿成分)と黄柏エキス(整肌成分)をWで配合することで、うるおいを効率的に肌へ届けます。

※以下のビタミンC誘導体を配合:ビスグリセリルアスコルビン酸(整肌成分)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(整肌成分)、3-グリセリルアスコルビン酸(整肌成分)

Customer Reviews(お客様の声)

30代/定期便4ヶ月利用

★★★★★

整う感じ

この商品を使った日の朝は肌が整っている感じがします。美容液は今まで使っていなかったのですが、ハマりました!

2025.06.19

40代/定期便9ヶ月利用

★★★★★

良かった

化粧水と乳液だけより、これも使ったほうが良いです。香りも良く。

2025.06.22

N organic Basic コンディショニング VCエッセンスについて詳しくはこちら

ベスコス受賞4商品 7日間体験セット

この記事をシェア

X でシェアFacebook でシェアはてなブックマークでシェア