「最近、何だか顔のシワが目立ってきた気がする…」――そんな風に落ち込んだ経験はありませんか。
顔のシワは、年齢を重ねるにつれて目立ちやすくなります。シワの原因や種類は様々であるため、自分の肌に合ったスキンケアを行うことが大切です。
本記事では、年齢を重ねて顔のシワが気になる理由や、顔のシワの原因を解説します。顔のシワをできにくくする・悪化させないためのケア方法も紹介するため、日頃のスキンケアを見直すきっかけになれば幸いです。

監修者:吉岡 容子
東京医科大学卒業、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、皮膚科・美容皮膚科を経て、平成24年より
医療法人容紘会 高梨医院皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務。
日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会、日本美容皮膚科学会など数多くの学会に所属する。
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
年齢を重ねると顔のシワが気になる理由
「年齢を重ねると、どうして顔のシワが気になってくるのだろう?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
年齢を重ねるとともにシワが気になるのは、コラーゲンの減少やエラスチンの劣化が原因です。
肌は表面近くから「表皮」「真皮」「皮下(脂肪)組織」の3層に分かれており、真皮にはコラーゲンやエラスチンといった繊維状のタンパク質が存在します。コラーゲンやエラスチンは肌の弾力性やうるおいを維持しますが、年齢とともに減少したり損傷したりします。
その結果、肌の弾力やうるおいを保つ力が弱まり、顔のシワが現れてしまうのです。
顔のシワの原因
年齢を重ねることでシワができやすくなる理由は、コラーゲンの減少やエラスチンの劣化による、弾力の低下であるとわかりました。しかし、肌の弾力が低下する原因は、ひとつではなく様々です。
以下で詳しく確認しましょう。
顔のシワの原因①乾燥
肌が乾燥していると、顔のシワが目立ちやすくなります。
乾燥すると、肌の表面の水分が不足し、キメが乱れて細かいシワが目立つようになります。乾燥は肌のバリア機能も弱めてしまうため、そのままにしておくとダメージが蓄積し、大きなシワにつながってしまうこともある厄介な状態です。
顔のシワの原因②紫外線
紫外線によるダメージも、顔のシワの原因のひとつです。
紫外線によるダメージは、肌の老化を引き起こすため、「光老化」と呼ばれています。紫外線のなかでもUV-Aは、皮膚の奥深くまで影響を及ぼし、コラーゲンやエラスチンを破壊するのが特徴です。
その結果、肌のハリや弾力が失われ、シワを招いてしまいます。
顔のシワの原因③女性ホルモン量の低下
年齢を重ねて女性ホルモンの量が低下することも、顔のシワができやすくなる一因です。
女性の身体は、閉経期を迎えると卵巣からのエストロゲン分泌が著しく減少します。エストロゲンはコラーゲンやエラスチンの生成に関わるため、エストロゲンの減少によって肌の弾力やハリが失われてしまい、顔のシワにつながります。
顔のシワの原因④生活習慣
生活習慣の積み重ねによって、顔のシワを招くことも少なくありません。
例えば、喫煙や過度なアルコール摂取は、血管を収縮させるため血流が悪化し、身体の隅々まで栄養が行き渡らなくなります。その結果、肌の代謝(ターンオーバー)が乱れ、シワができやすくなります。
ストレスや睡眠不足も、肌の代謝(ターンオーバー)を乱し、血流を悪化させるため、シワを引き起こす原因です。
また、摩擦による肌ダメージの蓄積が、顔のシワにつながる場合もあります。マッサージ・メイク・クレンジングなどで肌をゴシゴシと擦る癖があると、コラーゲンが破壊されるためシワにつながりやすいです。
顔のシワの原因⑤表情の癖
日常の表情の癖によって、顔のシワが目立つこともあります。
表情筋を何度も強く使うことで、皮膚に跡がつきやすくなり、シワにつながってしまいます。怒ったり笑ったりする感情表現以外にも、考え事をする時に眉間や額にシワを寄せたり、眉毛を上げて目を見開いたりする癖がある方は、顔のシワができやすいでしょう。
顔のシワの種類
顔のシワといっても種類はいくつかあるため、以下で紹介します。種類によってシワができやすい部位が異なるため、併せて確認しましょう。
顔のシワの種類①乾燥による小ジワ・ちりめんジワ
乾燥によってできる細かいシワは、「小ジワ」や「ちりめんジワ」と呼ばれます。
小ジワやちりめんジワは、顔のなかでも乾燥しやすい部分や皮膚が薄い部分にできやすく、目尻・目の下・口元は特に目立ちやすいでしょう。
顔のシワの種類②表情ジワ
「表情ジワ」は、表情筋によってよく動く部位にできやすいシワです。もともと表情によってできるシワは一時的なものですが、繰り返されると表情ジワとして定着してしまいます。
目を見開く、眉毛を上げるなどの癖がある場合、額に横ジワができやすいです。また、小さな文字を見る時に目を細める、考えごとをする時に顔をしかめるなどの癖があると、眉間の縦ジワにつながります。
また、疲労が蓄積されて血流が悪くなった結果、目尻に笑いジワができるケースもあります。
顔のシワの種類③たるみジワ
たるみによって発生するシワは、「たるみジワ」と呼ばれます。
肌の弾力やハリが減少することで、肌を支えられなくなりシワが現れます。小鼻から口角にかけて目立つほうれい線や、口角から顎にかけて目立つマリオネットラインなどがたるみジワです。
なお、たるみジワや表情ジワで深く刻まれてしまったものは、セルフケアによって消すことが難しいです。
顔のシワをできにくくする・悪化させないためのケア方法

顔のシワは、できにくくするためにあらかじめケアすることが大切です。
深く刻まれてしまったシワはセルフケアで消すのが難しいものの、シワを刻みにくくするために、日常的な習慣・対策を積み重ねていくことはできます。
以下では、顔のシワをできにくくする、また悪化させないための方法を紹介します。
なお、記載されているケアをひとつだけ行えばシワができにくくなる、悪化しないというわけではありません。また、人によって効果が異なる場合もあります。そのため、総合的に自分に合った方法で対策を行っていきましょう。
乾燥ケアをする
顔のシワをできにくくするためには、適切な乾燥ケアが重要です。
肌が乾燥すると、小ジワやちりめんジワが目立ちやすくなります。肌をしっかり保湿すれば、シワが刻まれにくくなるとともに、乾燥が原因の小ジワやちりめんジワが目立ちにくくなる可能性もあります。
部屋の適度な加湿やしっかり水分補給を行うなどのケアに加え、化粧水・乳液・クリームなどを使用し、乾燥が気になる部分には重ね付けをして乾燥ケアを行いましょう。
紫外線ケアをする
顔のシワをできにくくする方法のひとつとして、紫外線ケアも大切です。
紫外線をブロックすることで、肌のコラーゲン・エラスチンの働きの低下を抑えやすくなります。また、シワができてしまってからも、紫外線ケアをしないと将来的に悪化する恐れがあります。
日焼け止めを塗る、外出時は帽子や日傘を使うなどの紫外線ケアを実践しましょう。
なお、日焼け止めの塗り方・落とし方・選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
▶︎関連記事:「日焼け止めの塗り方を見直して美白※な肌へ!NGな塗り方から塗り直しの方法まで紹介」
▶︎関連記事:「日焼け止めの適切な落とし方とは?タイプ別のクレンジング方法や注意点を詳しく解説」
▶︎関連記事:「日焼け止めの選び方を徹底解説!PAとSPFの違いから効果的な使い方まで基本を紹介」
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生活習慣を見直す
シワをできにくくする、またはできてしまったシワを悪化させないためには、生活習慣を見直すことが大切です。
生活習慣の乱れは肌の代謝(ターンオーバー)に影響を与え、結果的にシワにつながってしまう場合があります。喫煙や過度な飲酒をやめる、ストレスをためない、質の良い睡眠を取る、適度に運動するなど、生活習慣を整えることを意識してみてください。
また、できるだけ肌を擦らずに過ごす習慣をつけるのも大切です。スキンケアの際は、肌をゴシゴシ擦らず、丁寧でやさしいケアを心がけましょう。
表情の癖を見直す
表情ジワをできにくくする、またはすでにある表情ジワが気になる場合は、表情の癖を見直す必要があります。表情ジワは無意識にしている表情によってできるため、自分で気付けない場合は家族や友人に確認してもらうと良いでしょう。
考える時に眉間に力を入れない、文字を見る時に目を細めない、必要以上に目を見開いて額に力を入れないなど、表情ジワにつながる癖を見直してみてください。
フェイスマッサージをする
顔のシワをできにくくしたい、または顔のシワが気になる時は、フェイスマッサージをするのも良いでしょう。
凝り固まった顔の筋肉をほぐして血行を良くすると、シワのケアにつながります。シワが気になる部位を、手でくるくると優しくほぐしましょう。
ただし、ゴシゴシ擦ることで摩擦を与えないように注意が必要です。力を入れすぎず、クリームなどを塗り、摩擦が起こりにくい状態でマッサージするのがおすすめです。
まとめ:肌を整えるスキンケアをして、すこやかな肌を目指そう
顔のシワは老けて見える原因のひとつになるため、悩む方は多いでしょう。スキンケアや生活習慣を見直し、シワが深く刻まれる前に肌を整えることが大切です。
本記事では、顔のシワの原因や種類を紹介し、ケアする方法について解説しました。
日頃の丁寧なスキンケアにより、すこやかな肌を目指せます。今の自分の肌を確認しながら、肌に寄り添うスキンケアを実践してみてください。
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2023.09.21
40代/定期便1年利用
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2025.05.17
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