「気がついたら化粧したまま寝てしまった…」――そんな経験は、多くの方にあるのではないでしょうか。
化粧したまま寝ると、汚れや皮脂が毛穴を塞いで肌荒れの原因となったり、目の炎症を引き起こしたりすることがあります。
本記事では、化粧したまま寝ることが肌に与える影響からケア方法、予防する方法まで解説します。忙しい朝でも取り入れやすい対処法も紹介するため、肌をすこやかに保つヒントになれば幸いです。

監修者:佐藤 玲史
東京都生まれ。東京医科歯科大学 医学部医学科(現 東京科学大学)卒業後、大手美容外科にて千葉・新宿・上野の各院で院長・顧問を歴任。その後、有名美容外科の銀座にて院長就任し、2020年4月銀座にてOriginal Beauty Clinic GINZAを開院。
https://original-beauty-clinic.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
化粧したまま寝るとどうなる?

化粧したまま寝ると、以下の影響が懸念されます。
対処するためには、まずリスクを理解することが大切です。
①肌荒れの原因になる
化粧したまま寝ることで、肌に大きな負担がかかってしまいます。メイク汚れや皮脂が肌に残ったまま放置されると、毛穴詰まりの原因となるからです。毛穴が詰まると、ニキビや吹き出ものといった肌トラブル※が起こりやすくなります。
さらに、落としきれずに肌に残ったファンデーションやアイメイクが肌に刺激を与え、「炎症後色素沈着」を招く可能性もあるため、注意が必要です。
※肌荒れ、乾燥、赤み
②肌の代謝(ターンオーバー)が乱れる
メイク汚れや皮脂を残したまま眠ると、残留汚れによる炎症や乾燥が、結果的に肌の代謝(ターンオーバー)を乱すことがあります。本来であれば、古い角質は一定の周期で自然に剥がれ落ちますが、毛穴に汚れが詰まっているとその流れが滞ってしまいます。
肌の新陳代謝が滞ることで、シミ・しわなどのエイジングサインを感じやすくなる方も少なくありません。さらに、肌のバリア機能が低下することで外部刺激に敏感になってしまい、肌荒れにつながることもあります。
③目の炎症が起こる場合がある
化粧したまま寝ると、アイシャドウやマスカラなどの粉が目に入り、充血やかゆみを引き起こす場合があります。
アイラインやマスカラの残りがまつ毛の根元を刺激することで、炎症の原因になることもあるため、注意が必要です。また、まつ毛の根元が負担を受けている状態が続くと、まつ毛が抜けやすくなったり、切れやすくなったりする可能性もあります。
化粧したまま寝た翌朝にできるケア方法

化粧したまま寝てしまった場合も、適切なケアをすることで肌への影響を軽減できる可能性があります。
もしもの寝落ちに備えて、肌を労わるケア方法を知っておくと良いでしょう。
①クレンジング・洗顔を丁寧に行う
化粧したまま寝てしまった翌朝は、起床後すぐに、クレンジングでメイク汚れや皮脂をしっかり落とすことが大切です。クレンジング剤をたっぷりめに手に取り、毛穴の汚れを浮かせるよう意識しながら、擦らずにやさしくなじませましょう。
クレンジングの後は洗顔で、余分な皮脂や残った汚れをすっきりと洗い流します。
クレンジング・洗顔を行う際は、肌の乾燥を抑えるために熱いお湯は使わず、ぬるま湯で流しましょう。
②蒸しタオルで肌を柔らかくする
クレンジングや洗顔の後、蒸しタオルを2~3分ほど顔にのせて温めることで、肌が柔らかくなり、その後のスキンケアが浸透しやすくなります。
蒸しタオルは、水で濡らしたタオルを軽く絞り、電子レンジで30秒~1分ほど温めると簡単につくれます。
なお、温めたタオルは、やけどを防ぐためにも、使う前に広げて温度を確かめてから顔にのせましょう。
③保湿ケアを入念に行う
洗顔や蒸しタオルの後は、すぐに化粧水をつけ、肌に水分を補うことが大切です。
化粧水はたっぷり使い、手のひらでやさしく押さえるようになじませましょう。化粧水の後は、乳液やクリームでフタをして、水分が逃げないようにします。目元や口元など乾燥しやすい部分には、保湿力のあるクリームを重ねるのもおすすめです。
さらに、シートマスクを取り入れれば、忙しい朝でも効率的にうるおいを補給できるでしょう。
④肌にやさしいメイクをする
化粧したまま寝た翌朝にメイクをする必要がある時は、肌にやさしいアイテムを選びましょう。
ベースメイクでは、リキッドファンデーションなど重めのテクスチャは避け、肌負担の少ないアイテムを使います。
保湿成分入りのベースメイクを使い、日中の乾燥をケアするのもおすすめです。また、石鹸やお湯で落とせるタイプのコスメを活用すると、クレンジングする際の肌ダメージを軽減できます。
また、メイクの前にスキンケアでしっかり保湿し、肌を整えておくことも大切です。
化粧したまま寝た翌朝に時間がない時のケア方法

化粧したまま寝てしまった翌朝、時間がない場合でも、クレンジングと洗顔は丁寧に行うのが理想的です。クレンジングの時間を省きたい時は、ダブル洗顔が不要なクレンジング剤が便利です。
時短でケアしたい場合は、オールインワンタイプのアイテムやシートマスクを取り入れてみるのも良いでしょう。
朝は時短ケアになってしまったとしても、夜はゆっくり時間をとってクレンジングやスキンケアで肌を労ってあげてください。
化粧したまま寝るのを予防する方法

化粧したまま寝るのを予防するためには、以下の方法が有効です。
うっかり化粧を落とさずに寝てしまう日を減らせるように、ぜひ参考にしてみてください。
①シートタイプのクレンジングを活用する
シートタイプのクレンジングは、リビングや寝室など場所を選ばず使えるため、化粧したまま寝るのを防ぐのに役立ちます。忙しい日や疲れている日でも、サッとふき取るだけで化粧を落とせるのが魅力です。
普段のクレンジングとは別に、もしもの時のアイテムとして常備しておくのもおすすめです。ただし、拭き取る時に摩擦が起きやすく肌の負担になる場合もあるため、自分の肌に合わせて、使う頻度を調整しながら取り入れると良いでしょう。
②ダブル洗顔不要のクレンジングを使う
ダブル洗顔不要のクレンジングを使うと、クレンジングと洗顔を一度で済ませられるため、手間が省けて時短になります。疲れている日でも洗顔のステップを省けることで、化粧を落とすハードルが下がり、眠る前のケアを続けやすくなります。
また、肌への摩擦を軽減できる点もメリットです。ダブル洗顔不要のクレンジングは、バーム・ジェル・ミルクなどのタイプがあります。肌質に合わせて選べるため、自分に合うアイテムをみつけやすいでしょう。
清潔な状態で眠ることが、肌トラブル※を予防する基本です。そのために、時短ケアを上手に活用しましょう。
※肌荒れ、乾燥、赤み
③オールインワンの保湿アイテムを活用する
オールインワンの保湿アイテムを使うと、化粧水・乳液・美容液などの役割をひとつで済ませられるため、ケアの手間を大幅に減らせます。
疲れて帰宅した日も、化粧を落とした後に短時間でしっかり保湿できる点が魅力です。
また、時短ケアは取り組みやすいため、化粧したまま寝てしまうリスクを減らすことにもつながります。
オールインワンタイプの保湿アイテムも、ジェルやクリームなど様々なテクスチャタイプがあります。使ってみて心地良いと感じるアイテムを選びましょう。
④帰宅後すぐのタイミングでクレンジングする
帰宅後、すぐのタイミングでクレンジングすることを習慣にすれば、化粧したまま寝るリスクを減らせます。
長時間放置された皮脂や化粧品の成分が酸化し、過酸化脂質に変化することを考えても、帰宅後すぐにメイクを落とすことは肌にとって大切です。
汚れや皮脂が肌に残る時間を減らすことで、毛穴詰まりや肌トラブル※を避けやすくなります。
※肌荒れ、乾燥、赤み
まとめ:化粧したまま寝た後は適切なケアで肌を労ろう

化粧したまま寝てしまった翌朝は、丁寧にクレンジングと洗顔を行い、しっかり保湿をしましょう。時間に余裕があれば、蒸しタオルを顔にあてて角質を柔らかくしてからスキンケアをすると、肌の角質層へ浸透しやすくなります。
時間がない場合は、クレンジングシートやオールインワンの保湿アイテムを活用した時短ケアを取り入れてみてください。
寝落ちを防ぐためには、生活習慣を整えることも大切です。自分にとって取り入れやすいクレンジングとスキンケアのやり方を習慣化して、すこやかな肌を保ちましょう。
N organicのスキンケア
N organicのスキンケアは、植物エキスや天然オイルなど自然由来の肌にやさしい成分を使用しており、使い心地の良いアイテムです。肌悩みに合わせてアイテムを選べるため、自分に合った組み合わせでスキンケアを行えます。
クレンジング・化粧水・乳液・美容液などがシリーズで展開されており、一貫したケアを叶えられます。
N organic Basic スージング クレンジングジェル
N organic Basic スージング クレンジングジェルは、軽くマッサージするだけでメイクオフが可能なシンプルで使いやすいアイテムです。毛穴汚れを浮きあがらせてから磁石のように集める、Wクレンズ処方※1でつるん※2とした肌へ導きます。
乳化ステップが不要なため、時短でクレンジングできることも嬉しいポイントです。
※1 イヨカン果皮エキス(洗浄補助成分)/アロエベラエキス、ビオフラボノイド、ブロッコリーエキス(洗浄補助成分)
※2 汚れが落ちてなめらかな肌
Customer Reviews(お客様の声)
30代/定期便10ヶ月利用
★★★★★
感動しました!
正直なところそこまで期待していなかったのですが使ってみるとびっくり!オイルとジェルの良いとこどりとは、このことですね!クレンジング迷子でしたがコレに決めました(*^ω^*)
2025.06.19
40代/定期便2年利用
★★★★★
スーッと
本当におすすめです。肌に乗せスーッとメイクが落ちます。
2025.06.12
N organic Basic スージング クレンジングジェルについて詳しくはこちら
N organic Vie クリアホイップ フォーム
N organic Vie クリアホイップ フォームは泡立て不要で、濃密な泡がやさしく包みこんで洗浄し、肌への摩擦を抑えられる洗顔料です。
エタノール・合成香料・パラベン・着色料・鉱物油・石油系界面活性剤などの成分が不使用で、敏感肌にも使いやすい低刺激設計です。乾燥しやすい肌でもつっぱり感なく、快適な洗いあがりを実感できます。
Customer Reviews(お客様の声)
30代/定期便1年利用
★★★★★
やさしい洗いあがり
香りに癒されながらスキンケアできるアイテムです。
2025.04.02
30代/定期便6ヶ月利用
★★★★★
一番良い
一番良いです。香りも洗っている最中のホイップのなくならさも、洗いあがりも全部星5です。
2025.03.31
N organic Vie クリアホイップ フォームについて詳しくはこちら
N organic Basic バランシング ローション
N organic Basic バランシング ローションは、保湿成分のビターオレンジ果皮エキス、整肌成分のキハダ樹皮エキスを配合した、肌の角層にうるおいを与える化粧水です。
5種の精油をブレンドしたスウィートシトラスの香りが、スキンケアを心ほぐす特別な時間にしてくれます。ぱしゃっと弾けるようなみずみずしい使用感です。
N organic Basic バランシング ローションについて詳しくはこちら
N organic Basic バランシング エッセンスミルク
N organic Basic バランシング エッセンスミルクは、保湿成分のビターオレンジ果皮エキス、整肌成分のキハダ樹皮エキスを配合した乳液です。肌にうるおいを閉じ込めて、なめらかな状態へ導きます。
軽やかさのなかにも、クリームのような濃密なうるおい感がある心地良いテクスチャです。角層のキメを整え、外的刺激※による肌荒れをケアします。
※乾燥による
N organic Basic バランシング エッセンスミルクについて詳しくはこちら
N organic Basic コンディショニング VCエッセンス
N organic Basic コンディショニング VCエッセンスは、ビタミンCの新処方※によって引き締まった肌へ導く美容液です。ベタつきが少ないため、朝のメイク前にも使用できます。
保湿成分の橙エキスと整肌成分の黄柏エキスをWで配合することで、効率的に肌にうるおいを届けます。
※以下のビタミンC誘導体を配合:ビスグリセリルアスコルビン酸(整肌成分)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(整肌成分)、3-グリセリルアスコルビン酸(整肌成分)
Customer Reviews(お客様の声)
40代/定期便11ヶ月利用
★★★★★
くすみ
サンプルが良かったので購入しました。朝も使用していますが、ベタつかず使いやすいです。
2025.05.16
30代/定期便6ヶ月利用
★★★★★
ほっこり
外にいっぱい出た時に少し多めにつけたりしています。良い香りで、毎日使っている時間がリラックスできる時間です。
2025.05.15














