「クレンジングオイルを初めて使ってみたいけど、自分に合うかわからない…」「ほかのクレンジングとはなにが違うの?」――そんなお悩みや疑問を抱えていませんか。
クレンジングオイルは洗浄力に優れており、メイクを落としやすいクレンジングアイテムです。一方、選び方や使い方を誤ると、かえって乾燥やつっぱりなどの肌トラブルを招いてしまう恐れがあります。
本記事では、クレンジングオイルの種類や選び方、注意点を解説します。
乳化ステップを取り入れた適切な使い方も紹介しているため、スキンケア方法を見直すきっかけになれば幸いです。
▷関連記事:クレンジングとは?洗顔との違いや手順、種類や選び方、注意点を紹介!
▷関連記事:クレンジングのやり方を徹底解説!タイプ別の使い方やポイントなど基本を紹介

監修者:鈴木 稚子(すずき・わかこ)
医学博士・六本木スキンクリニック院長
・日本皮膚科学会正会員
・日本抗加齢医学会認定皮膚科専門医
・医師会スポーツ認定医
・日本温泉気候物理医学会温泉療法医
・日本旅行医学会認定医
・美容内科学会評議員
・日本温活協会代表理事
六本木スキンクリニック:https://roppongi-skin.com/aboutus/message/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
クレンジングオイルとは?
クレンジングオイルとは、油分を主成分とし、化粧品の油性成分や皮脂汚れを溶かし出して落とすことを目的としたクレンジングアイテムです。
特に、ウォータープルーフのマスカラや落ちにくい日焼け止めなど、一般的な洗顔料では落としにくいメイク汚れを、すばやく浮き上がらせてくれるのが特徴です。
クレンジングオイルには、メイク汚れを落とす「油分」と、水で洗い流すための「界面活性剤」が含まれています。洗浄力に優れており、メイクをしっかり落とせる反面、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうこともあるため、注意が必要です。
使い方を誤ると乾燥やつっぱりの原因になることもあるため、自分の肌質やその日のメイクの濃さに応じて使い分けることが大切です。
クレンジングオイルの特徴を理解したうえで、自分の肌に合っているかを判断し、スキンケアに取り入れましょう。
クレンジングオイルとほかのクレンジングの違い
クレンジングオイルとほかのクレンジングとの主な違いは、以下の通りです。
クレンジングオイルは洗浄力に強みがあるため、濃いメイクをすばやく落としたい普通肌・脂性肌の方に向いています。
また、クレンジングジェルは摩擦を抑えて洗うことができるタイプで、さっぱりした仕上がりを求める幅広い肌タイプに適しています。
クレンジングミルクは肌への負担が少なく、乾燥肌や敏感肌でうるおいを守りながら落としたい方におすすめです。
肌質やメイクの濃さに合わせて種類を選ぶことで、心地良いケアに近づきます。
クレンジングオイルの種類と選び方
クレンジングオイルの品質や洗いあがりの感触は、配合されているベースオイルの種類によって決まります。
クレンジングオイルの種類は、大きく分けて以下の3つです。
それぞれの種類を詳しく見ていきましょう。
クレンジングオイルの種類①炭化水素油系
炭化水素油系は、クレンジングオイルのなかでも最も一般的であり、優れた洗浄力と軽い使用感が特徴です。
ミネラルオイルやスクワランなどが主成分で、メイク汚れや皮脂をすばやく浮かせて落とすことができます。
油膜感が少なくさっぱりとした洗いあがりのため、脂性肌やメイクの濃い方に適しているでしょう。
一方、乾燥肌や敏感肌には洗浄力が強すぎる場合があり、肌のうるおいまで奪ってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
クレンジングオイルの種類②エステル油系
エステル油系は、軽い使い心地と肌なじみの良さを両立したクレンジングオイルです。
エチルヘキサン酸セチルやパルミチン酸エチルヘキシルなどで構成され、炭化水素油系よりも刺激が少なく、肌への負担を抑えられます。また、メイク汚れをしっかり落としながらも、洗いあがりはしっとりとした感触が残るのが特徴です。
肌表面の皮脂バランスを保ちやすいため、普通肌から混合肌まで幅広く使いやすいでしょう。
クレンジングオイルの種類③油脂系
油脂系は、植物由来の天然オイルを主成分としたクレンジングオイルであり、肌へのやさしさと保湿力に優れています。
オリーブ油やホホバ油、アルガン油などが代表的で、皮脂に近い構造を持ち、肌なじみが良いのが特徴です。メイクを落としながらうるおいを与えられるため、乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。
ただし、洗浄力がマイルドなため、濃いメイクやウォータープルーフタイプは落としにくい場合があります。
また、天然成分ゆえに酸化しやすく、使用期限や保管環境に注意する必要があります。使用前には、アイテムに記載された使用期限や保管環境を確認するようにしましょう。
クレンジングオイルの適切な使い方

素肌をすこやかに保つためには、適切にクレンジングオイルを取り入れましょう。
クレンジングオイルの適切な使い方は、以下の通りです。
また、クレンジングオイルを使う際は、「乳化」が大切な工程となります。以下でポイントを押さえましょう。
①使用前に手と顔を乾いた状態にする
クレンジングオイルを使う前は、必ず手と顔の水分をしっかり拭き取っておきましょう。
手や肌に水分が残っていると、オイルがうまくメイク汚れになじまず、十分なクレンジング効果を発揮できない場合があります。
さらに、乳化が早まって洗浄力が弱まり、メイクや皮脂汚れが肌に残る原因にもなりかねません。
アイテムによっては「濡れた手でOK」とするタイプもありますが、清潔で乾いた状態の肌にオイルをのせることで、短時間で効率良く汚れを浮かせることができます。
②適量のクレンジングオイルを顔全体に広げる
クレンジングオイルは、アイテムごとに定められた適量を守って使用することが大切です。使用量が少なすぎると摩擦が増え、肌への刺激や乾燥を招く恐れがあります。
手のひらにオイルを取り、両手で軽く温めてから顔全体にやさしく広げるとメイク汚れとなじみやすくなります。
顔に広げる時は力を入れず、円を描くように指の腹でなじませましょう。
③ぬるま湯で乳化させてから洗い流す
クレンジングオイルを肌になじませた後は、少量のぬるま湯を加えて乳化させましょう。
乳化とは、オイルが水と混ざり白く濁る状態のことで、汚れを包み込んだ油分を水に溶けやすくする工程です。
オイルが白く濁り、質感が軽くなれば乳化しているサインです。乳化を行わないとオイルが肌に残りやすく、ベタつきや毛穴詰まりの原因になりかねません。
乳化後はぬるま湯ですすぎ、肌に残らないよう丁寧に洗い流しましょう。
▷関連記事:クレンジングの「乳化」とは?メリットや方法、種類ごとの必要性を解説
④タオルでやさしく水気を拭き取る
クレンジングオイルを流した後は、清潔なタオルで肌をやさしく押さえるようにして水気を取ることが大切です。
強く擦ると摩擦によって角質層が傷つき、肌荒れや乾燥、赤みを引き起こす恐れがあります。吸水性に優れた柔らかいタオルを使い、押し当てるようにして水分を吸い取りましょう。
その後は、すぐに化粧水などで保湿を行い、クレンジング後の水分バランスを整えるように意識してみてください。
クレンジングオイルを使用する際の注意点
クレンジングオイルは洗浄力が優れているため、使用方法を誤ると肌の乾燥やバリア機能の低下を招く恐れがあります。
肌に長時間のせたり、強く擦ったりすると摩擦ダメージが生じ、敏感肌や赤みの原因となるでしょう。
また、すすぎ残しがあると、オイルが毛穴に残って酸化し、肌荒れやくすみを招きやすくなるため、ぬるま湯で丁寧に洗い流すことが大切です。
乾燥肌や敏感肌の方は、刺激の少ない処方や保湿成分を含むタイプを選び、肌の状態に合わせて使用頻度を調整しましょう。
そのほか、すこやかな素肌を目指すためには、その後の保湿ケアも欠かせません。
▷関連記事:顔の保湿は重要?スキンケアの手順や肌質・季節別にアイテムの選び方を解説
まとめ:自分の肌に合ったクレンジングオイルを選ぼう
クレンジングオイルは、メイク汚れをしっかり落としながら肌をすこやかに保つためのクレンジングアイテムです。
洗浄力や仕上がりは、成分やタイプによって異なるため、自分の肌質に合ったクレンジングオイルを選ぶようにしましょう。
また、適切な使い方や乳化の手順を守ることで、肌への負担を抑えながら効果的にクレンジングできます。
すこやかな肌を保つために大切なことは、丁寧なスキンケアです。毎日のケアを見直し、美しい素肌へ導いていきましょう。






