化粧水と乳液を塗る基本的な順番は？朝・夜別のスキンケアや順番が変わるケースを解説

「化粧水と乳液を使っているけれど、使う順番が正しいか分からない…」――そんな不安を感じたことはありませんか。

化粧水と乳液それぞれの働きを発揮するためには、ただ洗顔後に塗るだけではなく、使う順番が重要です。

本記事では、化粧水と乳液を塗る基本的な順番と使い方、朝と夜のスキンケアの方法、順番が変わるケース、注意するポイントを解説します。先行乳液やシートマスクなどを使う場合の順番も紹介しているため、日々のスキンケアを見直すきっかけになれば幸いです。

なお、化粧水と乳液それぞれの役割や選び方を知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

▷関連記事：「化粧水と乳液は両方使うべき？役割やスキンケアの順番、選び方をわかりやすく解説」

監修者：戸佐 眞弓

昭和59年 東京女子医科大学卒

東京女子医科大学 形成外科学教室入局

平成２年 日本形成外科学会専門医 取得

東京女子医科大学 形成外科学教室

帝京大学医学部附属病院 皮膚科学教室を経て、アメリカにてアジア人向けのケミカルピーリングを習得

平成7年11月よりまゆみクリニック開業 現在に至る

【専門領域】

ピーリング

レーザー治療、LED治療

レーザー脱毛

アンチエイジング スキンケア

まゆみクリニック：https://www.mayumicl-aoyama.com/

※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。

化粧水と乳液を塗る基本的な順番は「化粧水→乳液」

スキンケアは、「化粧水で水分を補給してから、乳液の油分でフタをする」という順番が基本です。

化粧水には角質層にうるおいを与えて、肌をやわらかく整える役割があります。一方、乳液は油分と水分の両方をバランス良く含んでおり、化粧水で与えた水分を肌の角質層に保つ役割を持っています。

この順番を逆にしてしまうと、水分が十分に浸透せず、保湿効果が下がってしまうこともあります。「水分→油分」の順番で重ねることが、スキンケアの基本ルールと覚えておきましょう。

そもそも化粧水と乳液の基本的な使い方とは？

以下では、化粧水と乳液の基本的な使い方をそれぞれ解説します。

スキンケア成分を肌に届けるためにも、使い方を把握しておきましょう。

化粧水の基本的な使い方

化粧水は、洗顔後すぐに使うことで、肌に水分を与えて後に使う乳液や美容液をなじみやすくします。

まずは化粧水を適量手に取り、やさしく顔全体に広げてなじませましょう。使用量がアイテムに記載されている場合はそれに従い、特に記載が無い場合は500円玉大を目安にすると良いでしょう。

塗る際は、強く擦らず、顔の中心から外側に向かってやさしく押さえるように浸透させることがポイントです。特に冬の乾燥時期は、目元、口元に限らず化粧水の重ねづけをし、手のひらが肌に密着するぐらいを目安につけると良いでしょう。

コットンを使う場合は、ひたひたになるくらい化粧水をたっぷりと含ませ、擦らないように顔の中心から外側に向かってなじませ、仕上げにハンドプレスします。

乳液の基本的な使い方

乳液は、化粧水で与えた水分を油分で閉じ込めてうるおいを保ち、乾燥や外部刺激から肌をケアする役割があります。

使う時は、まず乳液を適量手にとり、手のひらで温めてから顔全体にやさしくなじませます。使用量はアイテムによって異なりますが、記載が無い場合は10円玉大を目安にしましょう。

塗る時は、顔の中心から外側に向かって大きく円を描くように乳液を広げていきます。こうすることで、ムラなく塗布できます。乾燥が気になる部分には、顔全体に塗布した乳液がなじんでから、少量を追加して重ねづけしてみてください。

仕上げに、顔を包み込むようにハンドプレスして浸透を促します。

化粧水と乳液を使った朝と夜のスキンケアの順番

以下では、化粧水と乳液を使った、朝と夜の基本的なスキンケアの順番について解説します。

化粧水と乳液を使った「朝のスキンケア」の順番

朝のスキンケアの基本的な順番は、「洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム→日焼け止め」です。

朝のスキンケアの目的は、睡眠中の汗や皮脂などを落とし、肌を保湿しながら日中の紫外線を防ぐことです。

日焼け止めは、紫外線による乾燥やシミなどの肌ダメージを予防する役割があります。スキンケアの仕上げとして塗ることで、保湿効果を保ちながら紫外線対策ができます。

紫外線は、窓ガラスを透過して室内にも入ってきます。そのため、外出しない日も日焼け止めを塗るのがおすすめです。メイクをする場合は、化粧下地の前に日焼け止めを塗ります。

時短などを目的にアイテム数を少なくしたい場合は、日焼け止め効果のある化粧下地を使うと良いでしょう。

化粧水と乳液を使った「夜のスキンケア」の順番

夜のスキンケアの基本的な順番は、「クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム」です。

夜のスキンケアでは、メイク・日焼け止め・皮脂汚れなどを落とすため、クレンジングが欠かせません。

クレンジング剤は、指の腹を使ってやさしくなじませるようにし、肌に負担をかけすぎないよう、1分ほどを目安に済ませましょう。その後は、洗顔で肌を清潔な状態に整え、化粧水と乳液で保湿します。美容液やクリームは、肌の状態やお悩みに合わせて必要に応じてプラスするのがおすすめです。

なお、アイテムによっては基本の順番とは異なる使い方が推奨されている場合もあるため、使用前にパッケージや説明書で確認してみてください。

また、クレンジングのなかには「洗顔不要タイプ」もあります。こちらも、アイテムの使い方をよく確認してから、取り入れるようにしましょう。

化粧水と乳液を使ったスキンケアで順番が変わるケース

一般的なスキンケアでは、化粧水の後に乳液を使いますが、アイテムによっては順番が変わるケースもあります。

ここからは、スキンケアを使う順番の例外パターンを紹介します。

「先行乳液」は化粧水の前に使う

乳液のなかには、「先行乳液」と呼ばれ、化粧水の前に使用するタイプのアイテムがあります。

先行乳液は、洗顔後すぐに使うことで肌をやわらかく整え、その後に使う化粧水や美容液の角層までの浸透をサポートします。

通常の乳液とは使う順番や目的が異なるため、使用方法を確認し、役割に合った使い方を心がけましょう。

「シートマスク」は化粧水と乳液の間で使う

シートマスクは化粧水で肌を整えた後、乳液でフタをする前に使うのが基本です。

化粧水で肌に水分を与えた状態でシートマスクを重ねることで、美容成分が角質層になじみやすくなります。

マスクを外した後は肌がしっとりしますが、水分が蒸発しやすい状態でもあるため、乳液で保護してうるおいを閉じ込めることが大切です。美容液も取り入れたい場合は、「化粧水→美容液→シートマスク→乳液」の順番がおすすめです。

なお、シートマスクの種類によっては、洗顔後すぐの使用が推奨されていたり、化粧水の役割を兼ねていたりするタイプもあります。使用前には、アイテムのパッケージや説明書を確認し、それぞれの使い方に合わせて取り入れてください。

また、使用時間を超えて長時間つけると、かえって乾燥を招くことがあるため、記載された時間を守ることも大切です。

「オールインワンのアイテム」は化粧水と乳液を使わなくても良い

オールインワンは、化粧水・乳液・美容液・クリームなど、複数のスキンケア機能をひとつにまとめた便利なアイテムです。1ステップでスキンケアが完結するため、基本的には化粧水や乳液を別に使う必要はありません。

忙しい朝や疲れてスキンケアに時間をかけられない夜など、時短でケアを済ませたい時にも活躍します。

ほかのスキンケアアイテムと組み合わせたい場合は、「化粧水→美容液→オールインワン→乳液→クリーム」の順番で使用すると良いでしょう。

なお、オールインワンは使いすぎるとベタつきの原因となることがあるため、パッケージに記載された適量を守って使うことが大切です。

化粧水と乳液の順番で注意するポイント

以下では、化粧水と乳液の順番で注意するポイントを解説します。

気になる項目をチェックして、日々のスキンケアにお役立てください。

化粧水と乳液は基本的に両方使う

化粧水と乳液はそれぞれ役割が異なるため、基本的には両方使うことが推奨されます。

化粧水だけでも肌に水分を与えられますが、蒸発しやすく、保湿力は十分ではありません。乳液だけでも油分による保護は可能ですが、水分補給が足りず乾燥しやすくなります。

そのため、スキンケアでは「化粧水で水分補給→乳液でフタをする」という順番で両方を使うことが理想です。

化粧水と乳液は混ぜて使わない

化粧水と乳液は、それぞれに異なる役割があるため、混ぜずに順番通り使うことが大切です。

化粧水には「水分」、乳液には「油分」が主に含まれており、混ぜてしまうと分離したり、使用感が変わってしまったりすることがあります。

基本的には「化粧水→乳液」の順で別々に塗るほうが、肌にうるおいを閉じ込められます。

忙しい日や疲れている時など、手間をかけずにケアを済ませたい場合は、オールインワンタイプのアイテムを活用するのもおすすめです。

まとめ：化粧水と乳液の適切な順番を知ってすこやかな肌を目指そう

スキンケアの基本は、「化粧水で水分補給→乳液でフタをする」という順番です。

化粧水と乳液のほかに、朝は日焼け止めを組み合わせて紫外線対策を行い、夜は丁寧なクレンジングと洗顔で肌を整えます。

先行乳液・シートマスク・オールインワンなど例外的な使い方もありますが、まずは基本の順番を押さえることが大切です。

肌の調子やライフスタイルに合わせてスキンケアを調節し、無理なく毎日のケアを続けていきましょう。

N organicのスキンケア

N organicのスキンケアは、植物由来成分と科学の力を融合させて開発されています。

クレンジング、化粧水、乳液、美容液などラインでそろえやすく、シリーズ展開も豊富なため、肌質に合わせてアイテムを選べます。ぜひ一度、N organicのスキンケアをチェックしてみてください。

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N organic Basic バランシング ローション

N organic Basic バランシング ローションは、植物由来の成分でつくられた、角層にうるおいを与える化粧水です。

5種の精油をブレンドしたスウィートシトラスの香りで、スキンケアが最高のリラックスタイムになります。ぱしゃっと弾けるようなみずみずしい使用感が心地良く、さっぱりと使えます。

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N organic Basic バランシング エッセンスミルク

N organic Basic バランシング エッセンスミルクは、肌のバリア機能をサポートし、なめらかな肌へ導く乳液です。軽やかさのなかにも、クリームのような濃密なうるおい感がある心地良いテクスチャです。

橙（ビターオレンジ果皮エキス：保湿成分）と黄柏（キハダ樹皮エキス：整肌成分）が角層のキメを整え、外的刺激※による肌荒れを予防します。果実や植物から抽出し、独自の比率でブレンドした5種類の香りが、スキンケアを至福のリラックスタイムにします。

※乾燥による

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N organic Basic コンディショニング VCエッセンス

N organic Basic コンディショニング VCエッセンスは、ビタミンC※の新処方によって引き締まった肌へ導く美容液です。ベタつかないため、朝のメイク前にも使用できます。

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精油を厳選してブレンドした心地良い香りで、朝はすっきりとした気分に、夜はアロマに包まれたようにリラックスできるアイテムです。

※パルミチン酸レチノール：整肌成分・トコフェロール：整肌成分・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル：整肌成分

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