「急に肌が荒れてきた」「いつもと同じケアをしているのに肌の調子が悪い」そんな経験はありませんか?
肌荒れはさまざまな原因で起こります。スキンケアだけでなく、生活習慣や環境の変化も肌のコンディションに影響します。原因を正しく理解し、適切なケアを行うことが大切です。
本記事では、肌が荒れる主な原因と、種類別のスキンケア方法、生活習慣のポイントを解説します。

監修者:稲葉 岳也
東京慈恵会医科大学を卒業し、医学博士を取得。東京慈恵会医科大学附属病院、聖路加国際病院にて勤務した後、レーザーを中心に診療科の垣根を超えて複数の診療科を標榜したトータルアンチエイジングクリニックである、いなばクリニックを開院。
いなばクリニック:https://inabaclinic.jp/ispa/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
肌が荒れるとはどんな状態?
肌が荒れている状態とは、肌のバリア機能が低下し、さまざまなトラブルが現れている状態のことです。
肌荒れの主な症状
• 肌のカサつき・粉ふき
• 赤み
• かゆみ・ピリつき
• 吹き出物・ニキビ
• 肌のザラつき・ゴワつき
• 肌のくすみ
これらの症状が一つでも当てはまる場合は、肌が荒れている可能性があります。症状がひどい場合や長引く場合は、皮膚科への相談も検討しましょう。
肌が荒れる主な原因
肌荒れの原因は多岐にわたります。複数の原因が重なっているケースも珍しくありません。
バリア機能の低下
肌のバリア機能は、外部の刺激から肌を守り、内部のうるおいを保つ役割を果たしています。バリア機能が低下すると、外部刺激に敏感になり、肌荒れが起こりやすくなります。
バリア機能が低下する要因には、以下のようなものがあります。
• 乾燥した環境(秋冬の乾燥、エアコン)
• 洗いすぎや摩擦
• 紫外線ダメージ
• 加齢
乾燥
肌の乾燥は肌荒れの大きな原因です。水分と油分のバランスが崩れると、肌のキメが乱れ、外部からの刺激に弱くなります。秋冬の空気の乾燥やエアコンの使用、長時間の入浴なども肌の乾燥を促進します。
紫外線ダメージ

紫外線は肌の表面だけでなく、内部にもダメージを与えます。紫外線による炎症が肌荒れを引き起こすほか、バリア機能の低下やメラニンの過剰生成にもつながります。紫外線は一年を通して降り注いでいるため、日常的な対策が必要です。
間違ったスキンケア
自分の肌に合わないスキンケア製品の使用や、間違った方法でのケアが肌荒れの原因になることがあります。
• 洗浄力が強すぎる洗顔料の使用
• ゴシゴシこする洗い方
• スキンケアアイテムの塗りすぎ
• 合わない成分の使用
• 保湿の不足
睡眠不足
睡眠中は肌の修復やターンオーバーが活発に行われます。睡眠不足が続くと、肌の修復が追いつかず、肌荒れの原因になります。特に眠りについてから最初の3時間は成長ホルモンが多く分泌されるため、質の良い睡眠をとることが大切です。
ストレス
ストレスはホルモンバランスや自律神経に影響を与え、肌の状態にも影響します。ストレスが溜まると皮脂の分泌が増えたり、ターンオーバーが乱れたりして、肌荒れやニキビの原因になることがあります。
食生活の乱れ
偏った食事や栄養不足は、肌の健康に直接影響します。特にビタミンやミネラル、タンパク質が不足すると、肌の修復力やバリア機能が低下します。脂っこい食事や糖質の摂りすぎも、皮脂の過剰分泌や肌荒れにつながることがあります。
季節や環境の変化
季節の変わり目は気温や湿度が大きく変化するため、肌のコンディションが乱れやすくなります。花粉や大気汚染物質などの外部刺激も肌荒れの原因になることがあります。
肌荒れをケアするスキンケア方法

肌荒れをケアするための基本的なスキンケア方法を紹介します。
やさしい洗顔を心がける
肌が荒れているときは、洗顔方法を見直しましょう。
• 洗浄力のおだやかな洗顔料を選ぶ
• たっぷりの泡でやさしく洗う(こすらない)
• ぬるま湯(32〜34度程度)で丁寧にすすぐ
• 洗顔は朝晩2回まで
• タオルはやさしく押し当てるように使う
保湿を徹底する
肌荒れケアの基本は保湿です。バリア機能をサポートし、肌のうるおいを守りましょう。
保湿のポイント
• 洗顔後はすぐに化粧水をつける
• セラミドやヒアルロン酸配合のアイテムがおすすめ
• 化粧水はハンドプレスでやさしくなじませる
• 乳液やクリームでうるおいを閉じ込める
• 乾燥が気になる部分は重ねづけする
• 肌が敏感なときは、シンプルなスキンケアに切り替える
肌が荒れているときは刺激を避ける
肌のコンディションが悪いときは、刺激の少ないケアを心がけましょう。
• 新しいスキンケアアイテムの使用を控える
• ピーリングやスクラブなどの角質ケアは中止する
• アルコール(エタノール)配合のアイテムを避ける
• メイクは薄めにし、クレンジングの負担を減らす
紫外線対策を毎日行う
紫外線は肌荒れを悪化させる原因になります。肌が荒れているときでも紫外線対策は欠かせません。
• 低刺激の日焼け止めを使う
• こまめに塗り直す
• 帽子や日傘を活用する
肌荒れケアに役立つ生活習慣
スキンケアと合わせて、生活習慣の見直しも大切です。
• 十分な睡眠をとる:6〜8時間程度の質の良い睡眠を心がける
• バランスの良い食事を摂る:ビタミンA、C、E、B群、タンパク質を意識して摂取する
• 水分をこまめに摂取する:1日1.5〜2リットルを目安に
• ストレスを溜め込まない:適度な運動やリラックスタイムを取り入れる
• 部屋の湿度を保つ:加湿器を使い、湿度50〜60%程度を目安にする
• 枕カバーやタオルを清潔に保つ:週に1回以上交換する
まとめ:肌荒れの原因を知り、やさしいケアと生活習慣でととのえる

肌が荒れる原因は、乾燥や紫外線、睡眠不足、ストレス、間違ったスキンケアなどさまざまです。まずは原因を見極め、やさしいスキンケアと生活習慣の見直しで肌のバリア機能をサポートしましょう 。
毎日の丁寧なケアで、すこやかな肌をととのえていきましょう。






