「クレンジングのあとに洗顔をするのが面倒」「洗う回数が多いと肌がつっぱる気がする」そんなときに気になるのが、ダブル洗顔不要のクレンジングです。
本記事では、ダブル洗顔不要のクレンジングの仕組みとメリット、選び方や正しい使い方をやさしく解説します。毎日のケアを見直すヒントとしてお読みください。

監修者:水谷 治子
医療法人社団駿圭美会理事長
東京医科大学卒業後、東京医科大学皮膚科学講座入局
都内美容皮膚科クリニックを経て
2012年水谷皮フ科クリニック(東京都江東区)開院
2021年Mスキンケアクリニック(東京都世田谷区)開院
2024年水谷皮フ科クリニック清澄白河院(東京都江東区)開院
日本皮膚科学会皮膚科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本レーザー医学会レーザー専門医、東京医科大学評議員
水谷皮フ科クリニック清澄白河院:https://mizutani-hifuka-ks.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
ダブル洗顔不要のクレンジングとは

ダブル洗顔とは、クレンジングでメイクや日焼け止めを落としたあと、洗顔料でもう一度洗う二段階の洗い方のことです。
ダブル洗顔不要のクレンジングは、メイクなどの油性の汚れと、汗やほこりなどの水性の汚れを一度で落とせるように設計されたアイテムです。つまり、クレンジングのあとに洗顔料を使わなくても、肌表面をととのえられるという考え方でつくられています。
ダブル洗顔不要のクレンジングのメリット

洗う回数を減らせる
肌に触れる回数や摩擦が少なくなるため、こすりすぎを避けやすくなります。ていねいに洗おうとして力が入ってしまう方にも向いています。
うるおいを守りやすい
洗うたびに皮脂や角層のうるおいは流れていきます。回数を1回にまとめることで、必要なうるおいを残しやすくなる可能性があります。
時間を短縮できる
疲れて帰宅した日や、湯船にゆっくり入りたい日にも続けやすくなります。ケアを続けられることは、すこやかな肌を保つうえで大切なポイントです。
向いている方・洗顔料もあわせて使いたい方
ウォータープルーフの日焼け止めやリップ、アイメイクは落ちにくいことがあります。専用のリムーバーでやさしくオフしてから全体を洗うと、こすらずに済みます。
選び方のポイント

洗浄成分の設計を見る
「ダブル洗顔不要」と記載があっても、使い心地は製品ごとに異なります。うるおいを保つ成分を含むものや、低刺激設計のものなど、肌の状態にあわせて選びましょう。
テクスチャーで選ぶ
オイル:メイクとなじみやすく、するんと落としやすい
バーム:体温でとろけ、やさしいすべりで広げやすい
ジェル:軽い使い心地で、べたつきが気になる方にも扱いやすい
ミルク:おだやかな洗い上がりで、乾燥が気になる方にも心地良い
香りや使用感を確かめる
毎日使うものだからこそ、心地良さは続けやすさにつながります。ゆらぎやすい方は、香料や着色料が控えめなものを選ぶと安心です。
正しい使い方の手順
1. 手と顔の水気を確認する
オイルやバームは、ぬれた手だと性能が発揮されにくいことがあります。製品の表示にしたがって、乾いた手で使うかどうかを確認してください。
2. 適量を手に取る
量が少ないと摩擦が増えます。ポンプなら2〜3プッシュ、バームならさくらんぼ大程度を目安に、表示量を守りましょう。
3. やさしくなじませる
頬や額など広い部分から、指の腹でくるくるとなじませます。時間は30秒〜1分程度を目安にし、長くこすらないようにしてください。
4. 乳化させてから流す
ぬるま湯を少量加えて全体が白くにごるまでなじませると、汚れが流れやすくなります。
5. ぬるま湯でていねいにすすぐ
38度前後のぬるま湯で、フェイスラインや髪の生え際まで残さず流します。熱いお湯は乾燥につながるため避けましょう。
6. すぐに保湿する
タオルは押さえるように使い、化粧水と乳液で早めにうるおいを補います。
ダブル洗顔不要のクレンジングに関するよくある質問
朝も使ってよいのでしょうか?
朝は寝ている間の汗や皮脂を落とす程度で十分なことが多いため、洗顔料やぬるま湯だけでも構いません。乾燥を感じる日は洗いすぎないことを意識しましょう。
ニキビが気になるときはどうすればよいですか?
肌をこすらず、短時間で落とすことを意識してください。赤みや痛みがあるときは自己判断でケアを重ねず、皮膚科で相談すると安心です。
落ちているかどうか不安です
すすいだあとに肌がぬるつく、ファンデーションの色が残るという場合は、量が少ないかなじませ方が足りない可能性があります。表示量に戻して見直してみてください。
洗顔料は完全にやめてよいですか?
汗をたくさんかいた日や日焼け止めを塗り重ねた日は、洗顔料を使う日をつくっても構いません。肌の状態にあわせて選びましょう。
まとめ:洗う回数を見直して、うるおいを守るケアへ

ダブル洗顔不要のクレンジングは、油性と水性の汚れを一度で落とせるように設計されたアイテムです。
洗う回数が1回になり、摩擦や乾燥の負担を減らしやすくなる
乾燥しやすい方や、ケアを続けにくい方に向いている
適量を守り、30秒〜1分程度でやさしくなじませる
乳化とすすぎ、そのあとの保湿までていねいに行う
肌に異常があるときは使用を控え、専門医に相談する
自分の肌と暮らしにあう方法を選んで、心地良いケアを続けていきましょう。






