「鼻だけテカテカする」「メイクをしても鼻の皮脂で崩れてしまう」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
鼻は顔の中でも皮脂腺が多く、皮脂が出やすい部位です。しかし、過剰な皮脂分泌には原因があり、正しいケアで改善が期待できます。
本記事では、鼻の皮脂が気になる原因と、テカリを抑えるスキンケア方法・生活習慣のポイントを解説します。皮脂バランスをととのえるきっかけになれば幸いです。
なお、顔の皮脂については、以下の記事も併せてご覧ください。
▷関連記事:顔の皮脂はなぜ増える?原因やテカリ・ベタつきを抑えるスキンケアを紹介

監修者:福井 美典
医師(糖尿病専門医・抗加齢医学専門医・救急科専門医・総合内科専門医・栄養療法医・美容皮膚科医)
糖尿病内科・栄養療法・美容皮膚科に従事。分子栄養学に基づき、不足栄養素を補うことで、からだの細胞を活性化させる栄養療法を取り入れている。糖尿病診療においては、からだにやさしい血糖値コントロールを基本に、低糖質・高タンパク質の食事の大切さを、臨床で自ら栄養指導をしている。美容皮膚科診療においては、美容施術のみならず、栄養療法を基本としたインナーケアにも尽力している。
福井内科医院:https://www.seijinkai-clinic.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
鼻の皮脂が多くなる原因

鼻の皮脂が過剰に分泌される原因はさまざまです。主な原因を確認しましょう。
皮脂腺が多い部位である
肌の乾燥
間違ったスキンケア
ホルモンバランスの乱れ
食生活の乱れ
ストレス・睡眠不足
皮脂腺が多い部位である
肌の乾燥
間違ったスキンケア
ホルモンバランスの乱れ
食生活の乱れ
ストレス・睡眠不足
それぞれ詳しく解説します。
皮脂腺が多い部位である
鼻は、額とともに「Tゾーン」と呼ばれ、顔の中でも皮脂腺が多い部位です。そのため、他の部位よりも皮脂が出やすい傾向があります。
ある程度の皮脂は肌を守るために必要ですが、過剰になるとテカリや毛穴の詰まりの原因になります。
肌の乾燥
意外に思われるかもしれませんが、肌の乾燥も皮脂の過剰分泌の原因になります。
肌が乾燥すると、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌されることがあります。これは「インナードライ」と呼ばれる状態で、表面はテカっているのに内側は乾燥しているという特徴があります。
インナードライについては、「インナードライ肌とは?脂性肌・乾燥肌との見分け方や原因、スキンケアのポイントを解説」も参考にしてみてください。
間違ったスキンケア
以下のようなスキンケアは、皮脂の過剰分泌を招く原因になります。
洗浄力の強い洗顔料で何度も洗う
ゴシゴシこする洗顔
保湿を怠る
油分を避けすぎる
皮脂を取りすぎると、肌が乾燥を感じて余計に皮脂を分泌してしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、皮脂分泌に影響を与えます。
思春期
生理前
ストレス
睡眠不足
これらの時期や状態では、皮脂が増えやすくなります。
食生活の乱れ
脂っこい食事や糖質の多い食事は、皮脂の分泌を増やす原因になることがあります。バランスの良い食事を心がけましょう。
ストレス・睡眠不足
ストレスや睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を招きます。
鼻の皮脂を抑えるスキンケア方法
鼻の皮脂を抑えるためのスキンケア方法を紹介します。
洗顔のポイント
洗顔は皮脂ケアの基本ですが、やりすぎは逆効果です。
正しい洗顔のポイント
洗顔は朝晩2回まで
洗浄力がマイルドな洗顔料を選ぶ
たっぷりの泡でやさしく洗う
ぬるま湯(32〜34度程度)で洗う
こすらず、泡で汚れを落とすイメージで
すすぎはしっかり行う
皮脂が気になるからといって、何度も洗顔したり、ゴシゴシこすったりするのは避けましょう。
保湿のポイント
皮脂が多いからといって保湿を怠ると、インナードライを招き、余計に皮脂が増えてしまいます。
保湿のポイント
化粧水でしっかり水分を与える
乳液やクリームで適度に油分を補う
さっぱりタイプの保湿剤を選ぶ
鼻周りも忘れずに保湿する
保湿をしっかり行うことで、肌の水分と油分のバランスが整い、皮脂の過剰分泌を抑えることが期待できます。
皮脂ケアにおすすめの成分
皮脂ケアにおすすめの成分を紹介します。
| 成分 | 特徴 |
|------|------|
| ビタミンC誘導体 | 皮脂分泌を抑える働きがある |
| ナイアシンアミド | 皮脂バランスを整える |
| ライスパワーNo.6 | 皮脂分泌を抑制する |
| サリチル酸 | 毛穴の詰まりを防ぐ |
| ハマメリスエキス | 収れん作用がある |
これらの成分が配合されたスキンケア製品を取り入れてみるのもおすすめです。
毛穴ケアも意識する
皮脂が多いと毛穴が詰まりやすくなります。毛穴ケアも併せて行いましょう。
週1〜2回の酵素洗顔やクレイパック
毛穴を引き締める収れん化粧水
角栓を予防するケア
ただし、過度な毛穴ケアは肌に負担をかけるため、やりすぎには注意しましょう。
毛穴ケアについては、「毛穴が目立つ原因とは?毛穴タイプの種類やケアで意識したいポイント、NG行動を解説」も参考にしてみてください。
鼻の皮脂を抑える生活習慣
スキンケアだけでなく、生活習慣も皮脂分泌に影響します。
バランスの良い食事を心がける
皮脂の分泌を抑えるために、以下の食事を心がけましょう。
控えめにしたい食品
脂っこい食事(揚げ物、ファストフードなど)
糖質の多い食品(お菓子、甘い飲み物など)
刺激物(辛いもの、アルコールなど)
積極的に摂りたい食品
ビタミンB群(豚肉、レバー、納豆など)
ビタミンC(柑橘類、ブロッコリーなど)
食物繊維(野菜、海藻、きのこなど)
良質なタンパク質(魚、大豆製品など)
十分な睡眠をとる
睡眠不足はホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を招きます。7〜8時間程度の睡眠を目指しましょう。
ストレスを溜めない
ストレスも皮脂分泌に影響します。適度な運動やリラックスする時間を設けて、ストレスを溜めないようにしましょう。
こまめに汗や皮脂を拭き取る
日中、鼻の皮脂が気になる時は、あぶらとり紙やティッシュでやさしく押さえるように拭き取りましょう。ゴシゴシこするのは避けてください。
鼻の皮脂ケアで避けたいNG行動

皮脂ケアで避けたいNG行動を確認しましょう。
洗顔のしすぎ
皮脂が気になるからといって、1日に何度も洗顔するのは逆効果です。皮脂を取りすぎると、肌が乾燥を感じて余計に皮脂を分泌してしまいます。
保湿を怠る
「皮脂が多いから保湿は不要」と考えるのは間違いです。保湿を怠るとインナードライを招き、皮脂の過剰分泌につながります。
毛穴パックのやりすぎ
毛穴パックは角栓を取り除く効果がありますが、やりすぎると肌に負担をかけ、毛穴が開いてしまうことがあります。週1回程度に留めましょう。
指で角栓を押し出す
指で角栓を押し出すのは、肌を傷つけ、毛穴を広げる原因になります。絶対に避けましょう。
まとめ:鼻の皮脂は正しいケアでバランスを整える

鼻の皮脂が多くなる原因は、皮脂腺が多い部位であること、肌の乾燥、間違ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れなど、さまざまです。
鼻の皮脂を抑えるためには、以下のポイントを意識しましょう。
洗顔は朝晩2回、やさしく行う
保湿をしっかり行い、インナードライを防ぐ
皮脂ケアに効果的な成分を取り入れる
バランスの良い食事を心がける
十分な睡眠をとり、ストレスを溜めない
正しいスキンケアと生活習慣で、皮脂バランスをととのえましょう。






