「昨日まで何ともなかったのに、急に肌が荒れてしまった」「突然ニキビや赤みが出てきた」そんな経験はありませんか?
急な肌荒れは、さまざまな原因で起こります。原因を知り、適切な対処をすることで、肌を落ち着かせることができます。
本記事では、急に肌荒れが起きる原因と対処法、予防のためのスキンケア・生活習慣のポイントを解説します。すこやかな肌をととのえるきっかけになれば幸いです。
なお、肌荒れの詳しい原因については、以下の記事も併せてご覧ください。

監修者:吉岡 容子
東京医科大学卒業、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、皮膚科・美容皮膚科を経て、平成24年より
医療法人容紘会 高梨医院皮膚科・ 美容皮膚科を開設。院長として現在も勤務。
日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会、日本美容皮膚科学会など数多くの学会に所属する。
高梨医院:https://www.takanashi-hp.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
急に肌荒れが起きる主な原因

急に肌荒れが起きる原因はさまざまです。主な原因を確認しましょう。
季節の変わり目(ゆらぎ肌)
ストレス・睡眠不足
ホルモンバランスの乱れ
スキンケアが合っていない
食生活の乱れ
紫外線ダメージ
花粉やアレルギー
間違ったスキンケア
それぞれ詳しく解説します。
季節の変わり目(ゆらぎ肌)
季節の変わり目は、気温や湿度の変化が激しく、肌が不安定になりやすい時期です。
特に春先や秋口は、寒暖差が大きく、肌のバリア機能が低下しやすくなります。
いつも使っているスキンケア製品でも、急に肌荒れを起こすことがあります。
ストレス・睡眠不足
ストレスや睡眠不足は、肌荒れの大きな原因のひとつです。
ストレスが肌に与える影響
自律神経のバランスが乱れる
ホルモンバランスが崩れる
血行が悪くなる
肌のターンオーバーが乱れる
バリア機能が低下する
睡眠不足が肌に与える影響
肌の修復が十分に行われない
ターンオーバーが乱れる
肌のくすみやハリ不足につながる
ストレスを感じた時や睡眠不足が続いた時に、急に肌荒れが起きることは珍しくありません。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、肌の状態に大きく影響します。
ホルモンバランスが乱れやすい時期
生理前・生理中
妊娠中・産後
更年期
ストレスが多い時期
特に生理前は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で皮脂分泌が増え、ニキビや肌荒れが起きやすくなります。
スキンケア製品が合っていない
新しいスキンケア製品を使い始めた時や、肌に合わない成分が配合されている製品を使うと、急に肌荒れを起こすことがあります。
肌に合わない可能性がある成分
アルコール(エタノール)
香料
着色料
防腐剤
特定の植物エキス
新しい製品を使い始めた後に肌荒れが起きた場合は、その製品が原因の可能性があります。
食生活の乱れ
偏った食生活や暴飲暴食は、肌荒れの原因になります。
肌荒れを招きやすい食生活
脂っこい食事が多い
糖質の摂りすぎ
野菜不足
アルコールの飲みすぎ
水分摂取不足
栄養バランスの乱れは、肌のターンオーバーやバリア機能に影響を与えます。
紫外線ダメージ
紫外線を浴びすぎると、肌がダメージを受けて肌荒れを起こすことがあります。
紫外線が肌に与える影響
バリア機能の低下
乾燥
炎症(日焼け)
ターンオーバーの乱れ
日焼け止めを塗り忘れた日や、長時間屋外にいた後に肌荒れが起きることがあります。
花粉やアレルギー
花粉症の時期や、アレルギー反応を起こす物質に触れた時に、急に肌荒れが起きることがあります。
花粉による肌荒れの特徴
目の周りや頬が赤くなる
かゆみを伴う
カサカサする
春先や秋に症状が出やすい
花粉症の症状がある方は、肌荒れも起きやすい傾向があります。
間違ったスキンケア
以下のようなスキンケアは、肌のバリア機能を低下させ、肌荒れの原因になります。
洗顔のしすぎ
ゴシゴシこする洗顔
熱いお湯での洗顔
過度なピーリングや角質ケア
保湿不足
急に肌荒れが起きた時の対処法

急に肌荒れが起きた時の対処法を紹介します。
まずは原因を探る
肌荒れが起きた時は、まず原因を探りましょう。
確認するポイント
新しいスキンケア製品を使い始めていないか
食生活に変化はないか
ストレスや睡眠不足はないか
紫外線を浴びすぎていないか
季節の変わり目ではないか
生理前ではないか
原因がわかれば、対処しやすくなります。
スキンケアをシンプルにする
肌荒れが起きた時は、スキンケアをシンプルにしましょう。
シンプルケアのポイント
使用するアイテムを最小限にする
低刺激の製品を選ぶ
新しい製品は一時的に使用を中止する
洗顔は1日2回まで
こすらず、やさしくケアする
肌が落ち着くまで、シンプルなケアを心がけてください。
保湿を重視する
バリア機能が低下している肌には、保湿が最も大切です。
保湿のポイント
低刺激の化粧水でたっぷり水分を与える
乳液やクリームでしっかりフタをする
セラミド配合の製品がおすすめ
乾燥しやすい部位は重ね塗りする
保湿をしっかり行うことで、バリア機能の回復をサポートできます。
刺激を避ける
肌荒れが起きている時は、肌への刺激をできるだけ避けましょう。
避けるべきこと
ゴシゴシこすらない
熱いお湯で洗わない
過度なマッサージを避ける
ピーリングや角質ケアは中止する
メイクは薄めにする
生活習慣を見直す
肌荒れの原因が生活習慣にある場合は、見直しが必要です。
見直したいポイント
十分な睡眠をとる(7時間程度)
ストレスを溜めない
バランスの良い食事を心がける
水分をこまめに摂る(1回200ml 1日5回程度)
紫外線対策を行う
ひどい場合は皮膚科を受診する
以下のような場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
肌荒れがひどい
赤み・腫れ・かゆみがひどい
症状が長引く
原因がわからない
セルフケアで改善しない
急な肌荒れを落ち着かせるスキンケア
肌荒れを落ち着かせるためのスキンケア方法を紹介します。
クレンジング・洗顔のポイント
肌荒れ時のクレンジング・洗顔は、やさしさを最優先にしましょう。
クレンジングのポイント
ミルクタイプやクリームタイプなど、肌にやさしいものを選ぶ
こすらず、やさしくなじませる
短時間で済ませる
洗顔のポイント
低刺激・無添加の洗顔料を選ぶ
たっぷりの泡でやさしく洗う
ぬるま湯(32〜34度程度)で洗う
すすぎ残しがないようにする
化粧水・乳液・クリームのポイント
肌荒れ時は、低刺激で保湿力の高い製品を選びましょう。
選び方のポイント
アルコールフリー
無香料・無着色
敏感肌用・低刺激
セラミド配合
使い方のポイント
コットンではなく手のひらでやさしく塗布する
ハンドプレスで浸透させる
こすらない
乾燥しやすい部位は重ね塗りする
肌荒れ時におすすめの成分
肌荒れ時におすすめの成分を紹介します。
| 成分 | 特徴 |
|------|------|
| セラミド | バリア機能を補強する |
| グリチルリチン酸2K | 肌荒れを防ぐ |
| アラントイン | 肌を保護する |
| スクワラン | 皮脂膜を補う |
| ワセリン | 肌を保護する |
これらの成分が含まれている製品を選ぶと、肌を落ち着かせやすくなります。
急な肌荒れを予防する方法
肌荒れを予防するためのポイントを紹介します。
バリア機能を守るスキンケア
日頃からバリア機能を守るスキンケアを心がけましょう。
洗顔はやさしく行う
保湿を徹底する
セラミドなどバリア機能をサポートする成分を取り入れる
紫外線対策を行う
生活習慣を整える
肌荒れを予防するために、以下の生活習慣を心がけましょう。
睡眠
7〜8時間程度の睡眠を確保する(目安)
就寝前のスマホは控える
規則正しい睡眠リズムを保つ
食事
バランスの良い食事を心がける
ビタミンA、C、Eを積極的に摂る
脂質脂っこい食事や糖質の摂りすぎを控える
水分をこまめに摂る
ストレス対策
週に2回程度の適度な運動をする
リラックスする時間を設ける
趣味の時間を大切にする
新しいスキンケア製品は慎重に
新しいスキンケア製品を使う時は、以下のポイントを意識しましょう。
パッチテストを行う
一度に複数の新製品を使わない
肌が不安定な時は新製品を試さない
少量から始める
季節の変わり目は特に注意
季節の変わり目は肌が不安定になりやすい時期です。
いつもより丁寧に保湿する
刺激の少ないスキンケアを心がける
紫外線対策を徹底する
生活習慣を整える
まとめ:急な肌荒れは原因を見極めてやさしくケア

急に肌荒れが起きる原因は、季節の変わり目、ストレス・睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、スキンケア製品が合っていない、食生活の乱れなど、さまざまです。
急な肌荒れが起きた時は、以下のポイントを意識しましょう。
まずは原因を探る
スキンケアをシンプルにする
保湿を重視する
刺激を避ける
生活習慣を見直す
ひどい場合は皮膚科を受診する
日頃からバリア機能を守るスキンケアと生活習慣を心がけて、肌荒れを予防しましょう。






