「肌がカサカサしてつっぱる」「粉をふいたように見える」「化粧ノリが悪い」そんな悩みはありませんか?
それは乾燥肌のサインかもしれません。乾燥肌は、肌の水分や油分が不足している状態のことを指します。放置すると肌のバリア機能が低下し、さまざまな肌トラブルにつながる恐れがあります。
本記事では、乾燥肌の特徴や原因、うるおいのあるすこやかな肌を目指すためのケア方法を解説します。自分に合ったケアを見つける参考にしてみてください。

監修者:平岩 亮一
医療法人社団日進会 院長、理事長 平岩 亮一(ひらいわ りょういち)
医師(皮膚科、形成外科、美容皮膚科)
医療法人社団日進会院長・理事長。1995年、埼玉医科大学医学部卒業。
埼玉医科大学病院、東京医科歯科大学病院、都内美容外科にて、形成外科、皮膚科、美容外科を学び、2017年、医療法人社団日進会開設、にっしん皮フ科・形成外科開業。今年で開業20周年。
所属学会(日本形成外科学会、日本美容外科学会、コエンザイムQ10協会、抗加齢医学会)。平成28年の【生体皮膜剤】で特許取得を皮切りに、アメリカ、フランス、イタリア、カナダの国際特許を含む計13件の特許を取得し現在に至る。
にっしん皮フ科・形成外科:https://nishicli.jp/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
乾燥肌とは?
乾燥肌とは、肌の水分量や皮脂量が不足し、バリア機能が低下した状態のことです。健康な肌は水分と油分のバランスが保たれていますが、乾燥肌ではこのバランスが崩れ、外部からの刺激を受けやすくなります。
乾燥肌の主な特徴
• 肌がカサカサして粉をふく
• 洗顔後につっぱりを感じる
• 肌のキメが乱れ、ザラつく
• かゆみを感じることがある
•ピリピリと刺激を感じることがある
• 化粧ノリが悪い
• 肌が薄く見え、透明感が失われる
• 小ジワが目立ちやすい
これらの特徴に心当たりがある方は、乾燥肌の可能性があります。季節によって症状が出やすい場合もあるため、肌の状態をよく観察しましょう。
乾燥肌と敏感肌の違い
乾燥肌と敏感肌は似ているようで異なります。乾燥肌は水分・油分の不足が主な原因ですが、敏感肌は外部からの刺激に対して過敏に反応しやすい状態です。ただし、乾燥によってバリア機能が低下すると、敏感肌になることもあります。乾燥肌をケアすることが、敏感肌の予防にもつながります。
乾燥肌の主な原因
乾燥肌になる原因を確認しましょう。原因を知ることで、適切なケアにつなげやすくなります。
間違ったスキンケア
洗浄力の強い洗顔料やクレンジングの使用、ゴシゴシとこする洗い方は、肌に必要なうるおいまで奪ってしまうことがあります。また、保湿が不十分な場合や、化粧水だけで終わらせてしまう場合も乾燥の原因になります。
環境的な要因
空気の乾燥やエアコンの使用は、肌の水分を奪いやすい環境です。特に冬場は湿度が低く、肌の乾燥が進みやすくなります。室内で長時間エアコンの風に当たることも乾燥を招く原因です。
生活習慣の影響
睡眠不足や偏った食生活、過度なストレスなどは、肌の代謝(ターンオーバー)を乱し、乾燥肌の原因になることがあります。特に睡眠中は肌の修復が行われるため、睡眠の質が肌のうるおいに大きく影響します。
加齢による変化
年齢を重ねると、肌の水分を保つ力やセラミドなどの保湿成分が減少し、乾燥しやすくなる傾向があります。皮脂の分泌量も年齢とともに減少するため、油分不足による乾燥が起こりやすくなります。
紫外線ダメージ
紫外線は肌のバリア機能にダメージを与え、水分が蒸発しやすい状態を招くことがあります。紫外線対策をおろそかにすると、長期的な乾燥や肌老化につながる恐れがあります。
乾燥肌のためのスキンケア方法
乾燥肌をケアし、うるおいのある肌を目指すためのスキンケアを紹介します。
やさしい洗顔を心がける
乾燥肌の方は、洗顔方法を見直してみましょう。洗顔は毎日行うものだからこそ、肌への負担をできるだけ減らすことが大切です。
洗顔のポイント
• 洗浄力がおだやかなアミノ酸系洗顔料を選ぶ
• たっぷりの泡でやさしく包み込むように洗う
• ぬるま湯(32〜34度程度)で洗い流す
• 朝は水やぬるま湯だけの洗顔でも良い場合がある
• タオルで拭くときはやさしく押し当てるようにする
•複数回の洗顔はできるだけ避ける
化粧水でたっぷり水分補給する
洗顔後はすぐに化粧水をつけ、水分を補給しましょう。洗顔後は肌の水分が蒸発しやすい状態のため、なるべく早く保湿することが大切です。
化粧水のポイント
• 洗顔後30秒以内を目安につける
• 手のひらでやさしくハンドプレスする
• 乾燥が気になる部分は重ねづけする
• セラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめ
• アルコール(エタノール)フリーのものを選ぶと刺激が少ない
乳液・クリームでうるおいを閉じ込める
化粧水で補給した水分を逃さないよう、乳液やクリームで蓋をしましょう。化粧水だけでは水分が蒸発してしまうため、油分でうるおいを閉じ込める工程が欠かせません。
保湿のポイント
• 化粧水のあとは必ず乳液やクリームを使う
• 乾燥がひどい部分にはクリームを重ねづけする
• シアバターやスクワランなど油分が豊富なものを活用する
• 夜は特にしっかりと保湿し、寝ている間の乾燥をケアする
乾燥肌ケアに役立つ生活習慣
スキンケアだけでなく、日々の生活習慣も見直してみましょう。
• こまめに水分を摂る(1日1.5〜2リットル程度が目安)
• 加湿器を活用して室内の湿度を40〜60%に保つ
• 良質な睡眠を6〜8時間程度とる
• ビタミンA・C・Eを含む食材を積極的に摂る
• 入浴はぬるめのお湯(38〜40度程度)にし、長風呂を避ける
• 紫外線対策を毎日行う
•重ね着した部位にかゆみを感じたら十分に風を通し蓄熱を逃がす
まとめ:乾燥肌はやさしいケアと十分な保湿でうるおいをととのえる

乾燥肌は、水分と油分のバランスが崩れた状態です。やさしい洗顔と十分な保湿、生活習慣の見直しで、うるおいのあるすこやかな肌を目指せます。
毎日の丁寧なケアを積み重ね、心地良い肌をととのえていきましょう。






