「口の周りがカサカサして粉をふいてしまう」「口元だけ赤みが出てヒリヒリする」――そんな経験はありませんか。
口周りは顔のなかでも皮膚が薄く、乾燥や刺激を受けやすいデリケートな部位です。本記事では、口周りの肌荒れが起こる原因と、カサつきや赤みを防ぐためのスキンケア方法を紹介します。
口元の肌荒れにお悩みの方にとって、ケアを見直すきっかけになれば幸いです。

監修者:藤堂 紗織
■略歴
平成15年 日本医科大学 卒業
平成16年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
平成21年~31年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
令和元年5月~ Alohaさおり自由が丘クリニック 院長
■資格・所属学会
日本内科学会認定内科医
日本透析医学会、日本腎臓学会
点滴療法研究会
日本美容皮膚科学会
Alohaさおり自由が丘クリニック:https://aloha-saori-jiyugaoka-cl.jp/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
口周りが肌荒れしやすい原因
口周りが特に荒れやすい背景には、この部位ならではの特徴があります。
皮膚が薄くバリア機能が弱い
食事や飲み物による刺激
マスクによる摩擦と蒸れ
口を拭く動作での摩擦
それぞれ詳しく解説します。
皮膚が薄くバリア機能が弱い
口周りの皮膚は顔のほかの部位と比べて薄く、皮脂腺も少ないのが特徴です。そのため、うるおいを保つ力が弱く、外部刺激に対してデリケートになりやすい傾向があります。
食事や飲み物による刺激
食事中に口周りに付着する食べ物や調味料、飲み物が肌への刺激となることがあります。辛い食べ物や酸味の強い食品は、デリケートな口周りの肌にとって負担になる恐れがあります。
マスクによる摩擦と蒸れ
マスクの着用による摩擦は、口周りの角層を傷つけ、バリア機能を低下させることがあります。また、マスク内の蒸れで汗や皮脂が増え、肌荒れにつながる可能性もあります。
口を拭く動作での摩擦
食後にナプキンやティッシュで口元を強く拭く動作も、摩擦による肌ダメージの原因になります。何気ない日常の動作が、口周りの肌荒れを引き起こしていることも少なくありません。
口周りの肌荒れを防ぐスキンケア方法
デリケートな口周りを守るための、やさしいスキンケアのポイントを紹介します。
口周りまでしっかり保湿する
化粧水や乳液を塗る際に、口周りを塗り忘れることはありませんか。口元は意外と塗り残しが多い部位です。化粧水をなじませたあと、口周りにもやさしくハンドプレスして、うるおいを届けましょう。
クリームやバームで保護する
皮膚が薄い口周りは、乳液だけでは保湿が十分でないことがあります。保湿クリームやバームを重ねて塗ることで、うるおいを閉じ込め、外部刺激から肌を守るバリアの役割を果たします。
刺激を与えない洗顔を心がける
洗顔時に口周りをゴシゴシこすらないよう注意しましょう。泡をやさしくのせ、なでるように洗い、ぬるま湯でそっとすすぐのがおすすめです。
食後のケアを丁寧に行う
食事のあとは、やさしく口元を拭いたあとに、保湿剤を塗り直しましょう。リップクリームやバームを口角のあたりまで広く塗ると、乾燥を防ぎやすくなります。
口周りの肌荒れを防ぐ生活のポイント
マスクの素材を見直す
マスクの素材を肌当たりのやさしいものに変えることで、摩擦を軽減できます。シルクやコットン素材のマスク、または肌側にやわらかい不織布を使ったタイプがおすすめです。
口を拭くときはやさしく
食後に口元を拭くときは、ゴシゴシこすらず、やわらかいティッシュやガーゼでやさしく押さえるようにしましょう。摩擦を減らすだけでも、肌荒れの予防につながります。
栄養バランスを整える
ビタミンB2やB6は、皮膚や粘膜の健康を保つ栄養素です。レバーや卵、緑黄色野菜などを意識的に摂ることで、口周りの肌をすこやかに保つサポートになります。
まとめ:口周りの肌荒れはやさしい保湿と摩擦対策がポイントです

口周りは皮膚が薄くデリケートなため、乾燥や摩擦で肌荒れしやすい部位です。しっかりと保湿し、摩擦を避けるやさしいケアを心がけることで、カサつきや赤みを防げます。
日々の丁寧なケアで、口元もうるおいのあるすこやかな肌にととのえていきましょう。






