「10代の頃とは違う場所にニキビができる」「同じところに何度もニキビが繰り返される」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
大人ニキビは、思春期ニキビとは原因やできやすい場所が異なります。本記事では、大人ニキビの特徴や原因、繰り返さないためのスキンケアのポイントを解説します。
大人ニキビにお悩みの方にとって、ケアを見直すきっかけになれば幸いです。

監修者:鶴田 葵
奈良県立医科大学卒業
神戸大学関連病院に勤務
大阪市北区の美容皮膚科・皮膚科にて院長を歴任
2020年5月 西大寺駅前A皮膚科 開院
2023年1月 医療法人健晴会
西大寺駅前A皮膚科 設立
現在の所属組織
2020年5月~西大寺駅前A皮膚科/院長
西大寺駅前A皮膚科:https://www.a-hifuka.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
大人ニキビと思春期ニキビの違い

大人ニキビと思春期ニキビは、原因やできる場所に違いがあります。
できやすい場所の違い
思春期ニキビはTゾーン(おでこ・鼻)にできやすいのに対し、大人ニキビはフェイスライン(あご・口周り・頬)にできやすい傾向があります。
主な原因の違い
思春期ニキビは成長期のホルモン変動による皮脂の過剰分泌が主な原因です。一方、大人ニキビはターンオーバーの乱れや乾燥、ストレス、ホルモンバランスの変動など、複数の要因が絡み合って起こります。
治りやすさの違い
思春期ニキビはホルモンバランスが安定すると落ち着く傾向がありますが、大人ニキビは原因が複合的なため、繰り返しやすく治りにくい場合があります。
大人ニキビの原因
大人ニキビが繰り返される背景には、さまざまな要因があります。
ターンオーバーの乱れ
乾燥による毛穴詰まり
ホルモンバランスの変動
ストレスや生活習慣の乱れ
それぞれ詳しく解説します。
ターンオーバーの乱れ
ストレスや睡眠不足、加齢などの影響でターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面にたまりやすくなります。厚くなった角質が毛穴をふさぎ、皮脂が詰まることでニキビにつながります。
乾燥による毛穴詰まり
肌が乾燥すると、バリア機能を維持しようと角層が厚くなります。この角質肥厚が毛穴の出口を狭め、皮脂が排出されにくくなることで、ニキビが発生しやすくなります。
ホルモンバランスの変動
生理前や更年期など、ホルモンバランスが変動する時期には、皮脂分泌が増えたり肌が敏感になったりすることがあります。これがニキビの発生につながる場合があります。
ストレスや生活習慣の乱れ
過度なストレスは、ホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を促進させることがあります。また、睡眠不足や偏った食事、運動不足も、肌のターンオーバーに影響を与える恐れがあります。
大人ニキビを防ぐスキンケアのポイント
大人ニキビを繰り返さないためには、保湿を中心としたバランスのよいケアが大切です。
保湿をしっかり行う
大人ニキビのケアで最も大切なのは保湿です。「ニキビがあるから保湿は控える」という方もいますが、乾燥はニキビを悪化させる要因になります。油分を抑えたジェルタイプの乳液や、セラミド配合の化粧水でしっかりうるおいを与えましょう。
やさしく洗顔する
洗顔は朝晩の2回を基本に、やさしい泡で丁寧に洗いましょう。洗いすぎは必要な皮脂まで奪い、かえって肌のバランスを崩す恐れがあります。
ニキビ部分をむやみに触らない
ニキビが気になるとつい触りたくなりますが、手の雑菌が付着して悪化する恐れがあります。また、潰すと跡になりやすいため、触らないことを心がけましょう。
紫外線対策を行う
紫外線はニキビの炎症を悪化させたり、ニキビ跡の色素沈着を促したりする恐れがあります。ノンコメドジェニックの日焼け止めを選び、毎日の紫外線対策を習慣にしましょう。
大人ニキビを防ぐための生活習慣
質のよい睡眠を確保する
肌のターンオーバーは睡眠中に活発になります。毎日決まった時間に寝る習慣をつけ、質のよい睡眠を心がけましょう。
バランスのよい食事を意識する
ビタミンB群やビタミンC、食物繊維を意識的に摂ることで、皮脂バランスの調整やターンオーバーの正常化をサポートできます。脂質や糖質の摂りすぎには注意しましょう。
ストレスケアを取り入れる
適度な運動やリラックスの時間を設けて、ストレスを上手に発散させましょう。自分に合った方法でストレスをケアすることが、肌のすこやかさにもつながります。
まとめ:大人ニキビは保湿中心のやさしいケアで防ぎましょう

大人ニキビは、乾燥やターンオーバーの乱れ、ストレスなど、複数の要因が重なって起こります。保湿をしっかり行い、肌にやさしい洗顔と生活習慣の見直しを心がけることで、繰り返しを防ぐサポートができます。
毎日の丁寧なケアで、すこやかでうるおいのある肌をととのえていきましょう。






