「仕事が忙しい時期になると肌荒れする」「ストレスが溜まると必ずニキビができる」と感じたことはありませんか。
ストレスと肌荒れには密接な関係があります。本記事では、ストレスが肌荒れを引き起こすメカニズムと、ストレスによる肌荒れを和らげるためのスキンケアや生活習慣の対策を解説します。
ストレスと肌の関係を知り、すこやかな肌を守るためのヒントになれば幸いです。

監修者:山本 晴香
滋賀医科大学を卒業後、内科・呼吸器内科に従事しつつ、MBA取得
2024年~山本クリニック Softmedi 美容皮膚科・美容内科を従事
2025年9月~同院院長就任
美容皮膚科医・美容内科医
Global Unity Japan講師
【資格】
日本専門医機構認定内科専門医
抗加齢医学会専門医
国際認証(AACSB/AMBA/EQUIS)MBA
ボトックスビスタ認定医
ジュビダームビスタ認定医
【所属学会】
内科学会、呼吸器学会、抗加齢医学会、美容内科学会、日本オーソモレキュラー医学会(JSOM)、国際オーソモレキュラー医学会(ISOM)、美容皮膚科学会
山本クリニック Softmedi 美容皮膚科・美容内科:https://www.softmedi.net/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
ストレスで肌荒れが起こるメカニズム
ストレスが肌に影響を与える仕組みを理解しましょう。
自律神経の乱れ
ホルモンバランスの変動
バリア機能の低下
免疫力の低下
それぞれ詳しく解説します。
自律神経の乱れ
ストレスを受けると、交感神経が優位になり、血管が収縮して血行が悪くなります。血行不良によって肌に栄養や酸素が届きにくくなり、ターンオーバーが乱れる恐れがあります。また、交感神経の優位が続くと皮脂分泌が促進され、毛穴詰まりやニキビにつながることもあります。
ホルモンバランスの変動
ストレスを感じると、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増えます。コルチゾールには皮脂分泌を促す作用があり、ニキビや毛穴トラブルの原因になることがあります。また、男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂の過剰分泌につながる場合もあります。
バリア機能の低下
ストレスは肌のバリア機能にも影響を与えます。ストレス状態が続くと、角層のセラミドなどの細胞間脂質が減少し、うるおいを保つ力が弱まることがあります。バリア機能が低下すると、外部刺激に敏感になり、かゆみや赤みが出やすくなります。
免疫力の低下
慢性的なストレスは免疫力を低下させ、肌荒れが治りにくくなったり、ニキビの炎症が長引いたりする可能性があります。肌の回復力が弱まることで、小さなトラブルも悪化しやすくなります。
ストレスによる肌荒れを和らげるスキンケア
ストレスで肌が揺らいでいるときは、やさしいケアで肌を守りましょう。
バリア機能をサポートする保湿ケア
セラミドやヒアルロン酸配合の化粧水や乳液で、バリア機能を支えるうるおいを与えましょう。角層のうるおいが整うと、外部刺激への抵抗力が高まります。化粧水はやさしくハンドプレスし、乳液でうるおいをとどめましょう。
刺激の少ないアイテムを選ぶ
ストレスで敏感になっている肌には、アルコールや香料を含まない低刺激処方のアイテムが適しています。シンプルな成分構成のものを選び、肌への負担を最小限に抑えましょう。
スペシャルケアは一旦お休みする
ピーリングやレチノール美容液など刺激の強いケアは、肌が安定するまで控えましょう。守りのケアに徹することで、バリア機能の回復をサポートします。
ストレスによる肌荒れを防ぐ生活習慣
スキンケアだけでなく、ストレスそのものを和らげる習慣を取り入れましょう。
質のよい睡眠を確保する
睡眠不足はストレスを増幅させ、肌のターンオーバーも乱します。就寝前はスマートフォンを控え、リラックスできる環境をととのえて、6〜8時間の睡眠を確保しましょう。
適度な運動を取り入れる
ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、ストレスホルモンの分泌を抑え、血行を促進します。体を動かすことで気分転換にもなり、心身のリフレッシュにつながります。
リラックスの時間をつくる
入浴やアロマ、深呼吸、好きな音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス方法を日常に取り入れましょう。意識的にリラックスする時間をもつことで、副交感神経が優位になり、肌のコンディションにもプラスに働きます。
栄養バランスの整った食事を心がける
ストレス時に不足しがちなビタミンCやビタミンB群、マグネシウムなどを意識して摂りましょう。野菜、果物、魚、ナッツ類をバランスよく取り入れることが大切です。
まとめ:ストレスによる肌荒れはやさしいケアと生活習慣の見直しで対策しましょう
ストレスは自律神経やホルモンバランスを通じて肌に影響を与え、ニキビや乾燥、敏感肌などの肌荒れを引き起こします。やさしい保湿ケアで肌を守りながら、睡眠・運動・リラックスなどの生活習慣を見直すことで、ストレスに負けないすこやかな肌を目指せます。
毎日の暮らしを丁寧にととのえ、うるおいのある肌を守っていきましょう。






