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皮脂とは?肌での役割と分泌が増える原因・ととのえるスキンケアを解説
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スキンケア

皮脂とは?肌での役割と分泌が増える原因・ととのえるスキンケアを解説

「夕方になると顔がテカる」「皮脂は取ったほうが良いの?」「皮脂が多いのに肌の内側は乾く」など、皮脂に関する悩みは尽きません。

本記事では、皮脂とは何か、どのようなはたらきを担っているのかを整理し、分泌が増える原因と肌をととのえるスキンケアの考え方を解説します。

監修者

監修者:神林 由香

医療法人社団Clara理事長。メンズクララ院長。

日本皮膚科学会正会員。日本美容皮膚科学会会員。日本先進医療医師会会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。日本温泉気候物理医学会員。日本美容内科学会評議員。日本医療毛髪再生研究会会員。

東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。

東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。

メンズクララ:https://mens-clara.com/

※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。

皮脂とは

皮脂とは、毛穴の奥にある皮脂腺から分泌される脂質のことです。汗と混ざり合って皮脂膜となり、肌の表面をうすく覆っています。

皮脂のはたらき

内容

うるおいを閉じ込める

水分の蒸発をおさえ、肌をやわらかく保つ

外部刺激からまもる

ほこりや乾燥した空気から肌の表面を保護する

肌の環境をととのえる

弱酸性の状態を保ち、肌をすこやかに保つ

皮脂は「取り除くべき汚れ」ではなく、肌をまもるために欠かせない存在です。取りすぎるとかえって乾燥や肌荒れにつながることがあるため、量をととのえる意識が大切です。

皮脂の分泌が増える主な原因

ホルモンバランスの変化

皮脂の分泌は男性ホルモンのはたらきに影響を受けます。思春期や生理前、ストレスがかかった時期に皮脂が増えたように感じるのは、この影響が関係していると考えられています。

肌の乾燥(インナードライ)

肌の水分が不足すると、うるおいを守ろうとして皮脂が多く出ることがあります。「ベタつくのに乾く」という状態は、このインナードライが背景にある場合があります。

洗いすぎ・こすりすぎ

洗浄力の強い洗顔料を1日に何度も使うと、必要な皮脂まで奪われます。その結果、皮脂の分泌が過剰になることがあります。

食生活・生活習慣

脂質や糖質が多い食事、睡眠不足、ストレスなども皮脂バランスに影響します。

気温・湿度

気温が高い季節は皮脂の分泌が活発になりやすく、テカリや毛穴の目立ちが気になりやすくなります。

皮脂が多いと感じるときのスキンケア

洗顔のポイント

  • 朝晩の1日2回を基本にする

  • ぬるま湯(32〜34度)でやさしく洗う

  • 泡で包み込むように洗い、こすらない

  • あぶらとり紙は使いすぎず、ティッシュで軽く押さえる程度に

保湿のポイント

  • 化粧水で水分を補い、乳液で軽くふたをする

  • ベタつきが気になる場合は、みずみずしいテクスチャーを選ぶ

  • 保湿を省くと皮脂が増えることがあるため、必ず行う

取り入れたい成分

成分

期待できる働き

ナイアシンアミド

肌のキメをととのえる

ビタミンC誘導体

毛穴の目立ちにアプローチする

セラミド

バリア機能を補い、うるおいを保つ

ヒアルロン酸

水分を抱え込み、乾燥を防ぐ

皮脂が少ないと感じるときのケア

皮脂の分泌は年齢とともに変化し、乾燥やつっぱりを感じやすくなることがあります。

  • 洗浄力のマイルドな洗顔料に切り替える

  • 乳液やクリームで油分をおだやかに補う

  • 洗顔後はすぐに保湿し、時間を置かない

  • 冬場は加湿器で室内の湿度を保つ

皮脂とじょうずに付き合う生活習慣

  • 睡眠時間を確保し、肌のリズムをととのえる

  • 揚げ物やスナック菓子に偏らない食事を意識する

  • ビタミンB群を含む食品を取り入れる

  • 汗をかいたらこすらずに押さえて拭く

  • 枕カバーやタオルを清潔に保つ

部位ごとに変わる皮脂の量

同じ顔の中でも、皮脂の量は部位によって大きく異なります。ひとつのアイテムを均一に使うのではなく、部位に合わせて量を調整すると心地良く過ごせます。

部位

皮脂の量

ケアの目安

額・鼻(Tゾーン)

多い

油分は薄く重ね、すすぎをていねいに

頬(Uゾーン)

少なめ

化粧水と乳液でうるおいを多めに補う

目もと・口もと

とても少ない

クリームでていねいに保護する

頭皮・えり足

多い

ためこまないよう、ていねいに洗って乾かす

「顔全体がベタつく」と感じていても、実際には頬だけが乾いていることがあります。手のひらで肌にふれて、部位ごとの状態を確かめてみてください。

季節や年齢による皮脂の変化

季節による変化

気温と湿度が上がる時期は皮脂の分泌が活発になりやすく、冬は減りやすい傾向があります。同じアイテムを一年中使い続けるより、季節に合わせてテクスチャーを変えるとバランスがととのいやすくなります。

年齢による変化

年齢を重ねると皮脂の分泌量はおだやかに減っていく傾向があります。以前と同じさっぱりしたケアを続けていると、つっぱりや粉ふきを感じることがあります。肌の声を聞きながら、油分をおだやかに足していきましょう。

生活の変化

マスクの着用や在宅での冷暖房、運動量の変化なども皮脂の出方に影響します。環境が変わったときは、あわせてスキンケアを見直すタイミングと考えてみてください。

皮脂に関するよくある質問

皮脂は取り切ったほうが良いのでしょうか?

いいえ。皮脂はうるおいを保ち、外部刺激から肌をまもるはたらきを担っています。取り去るのではなく、余分な分だけをやさしく落とすという意識が大切です。

あぶらとり紙は使っても良いですか?

使う場合は、こすらずに軽く押さえる程度にしてください。何度も繰り返すと肌の負担になり、かえって皮脂が気になることがあります。ティッシュで押さえるだけでも十分です。

皮脂が多い肌でも乳液は必要ですか?

必要です。水分だけを補っても蒸発してしまうため、軽いテクスチャーの乳液で薄くふたをすると、うるおいが保たれやすくなります。

洗顔の回数を増やせばベタつきは落ち着きますか?

洗いすぎは必要な皮脂まで奪い、乾燥を招きます。基本は朝晩の1日2回にとどめ、汗をかいたときはぬるま湯だけで流すか、押さえて拭く程度にしましょう。

まとめ:皮脂は取りすぎず、うるおいと両立させましょう

皮脂は肌をまもるために欠かせない存在で、多すぎても少なすぎても肌の状態に影響します。

  • 皮脂はうるおいを保ち、刺激から肌をまもるはたらきがある

  • 分泌の増加はホルモン・乾燥・洗いすぎ・生活習慣などが関係する

  • 多いときはやさしい洗顔と保湿の両立を心がける

  • 少ないときは油分をおだやかに補う

  • 肌荒れが続く場合は皮膚科に相談する

皮脂を敵にせず、うるおいとのバランスをととのえて、すこやかな肌を目指しましょう。

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