「突然肌が荒れてしまった」「いつもの化粧水がシミるようになった」そんな肌荒れの悩みを抱えている方は少なくありません。
肌荒れは、乾燥やストレス、生活習慣の乱れ、季節の変わり目など、様々な原因で起こります。原因を正しく理解することで、適切なケアにつなげられます。
本記事では、肌荒れのよくある原因と、すこやかな肌を目指すためのスキンケア方法・生活習慣のポイントを解説します。

監修者:福井 美典
医師(糖尿病専門医・抗加齢医学専門医・救急科専門医・総合内科専門医・栄養療法医・美容皮膚科医)
糖尿病内科・栄養療法・美容皮膚科に従事。分子栄養学に基づき、不足栄養素を補うことで、からだの細胞を活性化させる栄養療法を取り入れている。糖尿病診療においては、からだにやさしい血糖値コントロールを基本に、低糖質・高タンパク質の食事の大切さを、臨床で自ら栄養指導をしている。美容皮膚科診療においては、美容施術のみならず、栄養療法を基本としたインナーケアにも尽力している。
福井内科医院:https://www.seijinkai-clinic.com/
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
肌荒れを引き起こす主な原因
肌荒れには様々な要因が関わっています。代表的な原因を確認しましょう。
乾燥によるバリア機能の低下
肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になります。空気の乾燥する秋冬だけでなく、エアコンや洗いすぎによっても年間を通じて乾燥が起こります。バリア機能が弱まると、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感などの肌荒れ症状が現れやすいです。
ストレスや疲労
精神的なストレスや身体の疲れは、ホルモンバランスを乱し、皮脂分泌の増加や肌の代謝(ターンオーバー)の乱れを引き起こします。忙しい日が続くと肌の調子が悪くなるのは、ストレスが肌に影響しているサインかもしれません。
睡眠不足
睡眠中は肌の修復や肌の代謝(ターンオーバー)が活発に行われます。睡眠が不足すると、肌の回復力が低下し、肌荒れが起きやすいです。特に入眠後3時間は成長ホルモンの分泌が活発になるため、質の良い睡眠を確保することが大切です。
季節の変わり目やゆらぎ
気温や湿度の急激な変化は、肌にとって大きなストレスになります。春や秋の季節の変わり目に肌荒れが起きやすい方は、肌のバリア機能が一時的に低下している可能性があります。花粉やほこりなどの外的刺激も重なることで、肌がゆらぎやすいです。
食生活の偏り
ビタミンやミネラルの不足、脂質や糖質の過剰摂取は肌荒れの原因になります。特にビタミンB群やビタミンC、亜鉛は肌のすこやかさを保つために重要な栄養素です。偏った食事が続くと肌の代謝(ターンオーバー)にも影響します。
肌荒れをケアするスキンケア方法
肌荒れ時は、やさしく丁寧なスキンケアが大切です。
やさしい洗顔で肌を守る
肌荒れ時はバリア機能が低下しているため、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料は避けましょう。低刺激のアイテムを選び、たっぷりの泡でやさしく洗ってください。ぬるま湯で丁寧にすすぎ、タオルはこすらず押さえるように水分を拭き取りましょう。
シンプルな保湿ケアを心がける
肌荒れ時はスキンケアのステップをシンプルにし、刺激の少ないアイテムで保湿を行今しょう。セラミドやヒアルロン酸などのバリア機能をサポートする成分を含む化粧水や乳液がおすすめです。新しいアイテムの使用は控え、肌に慣れたアイテムでケアすることを心がけてください。
紫外線ケアを忘れずに
肌荒れ中でも紫外線ケアは欠かせません。敏感肌用の日焼け止めを選び、肌への負担を最小限に抑えながら紫外線から守りましょう。落とす時もやさしくクレンジングすることが大切です。
肌荒れをケアする生活習慣のポイント

スキンケアと合わせて生活習慣を見直すことで、肌荒れを予防しやすいです。
バランスの良い食事

ビタミンB2(レバー、卵、納豆)、ビタミンC(柑橘類、パプリカ)、亜鉛(牡蠣、ナッツ)を意識的に取り入れましょう。腸内環境をととのえる発酵食品や食物繊維もすこやかな肌づくりに役立ちます。
質の良い睡眠を確保する
毎日6〜8時間の睡眠を目安に、就寝前のカフェインやスマートフォンの使用を控えましょう。寝室の湿度を50〜60%に保つことで、睡眠中の肌の乾燥も防げます。
ストレスを溜めない
ストレスは肌荒れの大きな原因です。軽い運動やストレッチ、好きな音楽を聴くなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけて、こまめにストレスを発散しましょう。
肌荒れ時に避けたいNG行動
肌荒れを悪化させないために、避けるべき行動を確認しましょう。
新しいスキンケアを一度にたくさん試す
肌が荒れている時に新しいアイテムを複数試すと、どれが肌に合わないのか判断しにくいです。アイテムを変える時は、ひとつずつ様子を見ながら取り入れましょう。
ピーリングやスクラブの使用
肌荒れ時にピーリングやスクラブを使うと、刺激が強すぎて肌を傷める恐れがあります。肌が落ち着くまでは、こうした角質ケアは控えめにしてください。
過度なメイク
肌荒れ部分にファンデーションを厚く塗ると、肌への負担が増します。可能であればメイクを軽めにし、クレンジングの負担を減らすことも大切です。
まとめ:肌荒れはやさしいケアと生活習慣の見直しでととのえる

肌荒れは、乾燥やストレス、睡眠不足、食生活の偏り、季節の変化など様々な原因で起こります。やさしい洗顔とシンプルな保湿ケアで肌を守りつつ、バランスの良い食事や十分な睡眠を心がけましょう。
毎日の丁寧なケアで、すこやかで肌荒れしにくい肌をととのえていきましょう。






