「更年期に入ってから肌が乾燥しやすくなった」「今までのスキンケアでは物足りなく感じる」そんな肌の変化を感じていませんか。
更年期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少する時期で、肌のうるおいやハリが失われやすいです。年齢に合わせたスキンケアと生活習慣の見直しで、すこやかな肌を目指しましょう。
本記事では、更年期の肌荒れの原因と、年齢に合わせたスキンケア方法を解説します。

監修者:菊地 さやか
あおば皮フ科クリニック院長
医療法人みなとあおば理事長
<略歴>
2003年 浜松医科大学医学部 卒業、東京大学病院麻酔科入局
2004年~関連病院にて勤務(埼玉県立小児医療センター、東邦大学医療センター佐倉病院、NTT東日本関東病院)
2008年 東京大学病院麻酔科助教、麻酔科専門医取得
2009年 東京医科歯科大学病院(現・東京科学大学病院)皮膚科 入局
2010年~関連病院にて勤務(九段坂病院、武蔵野赤十字病院、東邦大学医療センター佐倉病院)
2016年 皮膚科専門医取得
2018年 東京医科歯科大学大学院(現・東京科学大学大学院)修了
2018年7月 あおば皮フ科クリニック開院 院長
2021年3月 医療法人社団みなとあおば設立
2023年4月 白金あおば皮フ科クリニック開院
<資格>
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、医学博士
※本記事には商品紹介の項目が含まれますが、医師が特定の商品を推奨するわけではありません。
更年期に肌荒れが起こる原因
更年期特有の肌の変化とその原因を理解しましょう。
エストロゲンの減少
エストロゲンはコラーゲンの生成やうるおいの保持に関わるホルモンです。更年期にエストロゲンが減少すると、肌の水分量やコラーゲン量が低下し、乾燥やハリの低下、しわの増加などが起こりやすいです。
バリア機能の低下
ホルモンバランスの変化により、肌のバリア機能が低下します。外部刺激に敏感になり、これまで問題なく使えていた化粧品がシミたり、赤みが出たりすることがあります。
肌の代謝(ターンオーバー)の遅延

加齢とともに肌の代謝(ターンオーバー)の周期が長くなり、古い角質が溜まりやすいです。くすみやキメの乱れ、肌のゴワつきなどが気になるようになります。
皮脂分泌の変化
エストロゲンの減少により皮脂分泌も変化します。全体的に乾燥しやすくなる接続詞のあとに読点で、Tゾーンだけテカるなど、肌のバランスが崩れやすくなることもあります。
更年期の肌荒れをケアするスキンケア方法

年齢に合わせたスキンケアで肌の変化に対応しましょう。
高保湿アイテムに切り替える
更年期の肌には、保湿力の高いスキンケアが欠かせません。セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、コラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれたアイテムに切り替えてみましょう。化粧水に加えて美容液やクリームもしっかり使い、うるおいを重ねることが大切です。
注目成分を取り入れる
レチノール、ナイアシンアミド、バクチオール、ビタミンC誘導体など、ハリやキメをサポートする成分を含むアイテムを取り入れましょう。美容液でプラスワンのケアを加えることで、年齢に応じた肌悩みにアプローチできます。
やさしいクレンジングと洗顔
バリア機能が低下した肌には、やさしいクレンジングと洗顔が大切です。洗浄力がマイルドなミルクタイプやバームタイプのクレンジングを選び、たっぷりの泡でやさしく洗顔しましょう。洗いすぎは乾燥を悪化させるため注意してください。
紫外線ケアを徹底する
更年期の肌は紫外線ダメージを受けやすくなっています。毎日の日焼け止めに加えて、帽子やサングラスも活用し、紫外線から肌を守りましょう。
更年期の肌荒れケアに取り入れたい生活習慣
スキンケアと合わせて、生活習慣の見直しも大切です。
大豆イソフラボンを含む食品を取り入れる
大豆イソフラボンはエストロゲンに似た働きがあるとされています。豆腐、納豆、豆乳、味噌などの大豆製品を毎日の食事に取り入れてみてください。内側からホルモンバランスをサポートすることが期待できます。
適度な運動で血行を促す
ウォーキングやヨガなどの適度な運動は、血行を促進し、肌の代謝(ターンオーバー)をサポートしてくれます。ストレスの発散にもつながるため、無理のない範囲で取り入れましょう。
質の良い睡眠を取る
更年期は不眠や睡眠の質の低下が起こりやすい時期です。就寝前のリラックスタイムをつくり、睡眠環境をととのえましょう。アロマやハーブティーなど、自分に合ったリラックス方法を見つけてみてください。
更年期の肌の変化と向き合うポイント
更年期の肌の変化にポジティブに向き合いましょう。
変化を受け入れてケアを楽しむ
肌の変化は自然なことです。「年齢に逆らう」のではなく、「年齢に合わせてケアする」という視点で、自分に合ったスキンケアを楽しみましょう。
無理のないペースでケアする
高価なアイテムや複雑なケアに無理する必要はありません。自分の生活リズムに合ったシンプルなケアを続けることが、すこやかな肌への近道です。
専門家への相談も選択肢に
肌荒れが長引く場合や、かゆみ・赤みがひどい場合は皮膚科に相談しましょう。更年期の肌に詳しい専門家のアドバイスを受けることで、適切なケアが見つけることができます。
更年期のスキンケアにおすすめの成分
更年期の肌には以下の成分がおすすめです。
セラミド:バリア機能をサポートし、乾燥から肌を守ります
レチノール:コラーゲンの生成を促し、ハリをサポートします
ナイアシンアミド:しわやシミ、バリア機能など多方面からケアできます
スクワラン:肌にうるおいを与え、やわらかさを保ちます
これらの成分が配合されたアイテムを組み合わせて、年齢に合ったケアをととのえましょう。
まとめ:更年期の肌荒れは年齢に合わせたやさしいケアでととのえる

更年期の肌荒れは、エストロゲンの減少によるうるおいやハリの低下、バリア機能の低下が主な原因です。高保湿アイテムへの切り替え、注釈成分の導入、やさしいクレンジング、紫外線ケアを毎日のスキンケアに取り入れましょう。
大豆イソフラボンを含む食事や適度な運動、質の良い睡眠で、内側からもすこやかな肌をととのえていきましょう。






